かてきょらいふ
私も…
「すばるさん、夜ご飯できましたよ。食べてください」
「ありがとう、いつきちゃん」
夜ご飯を机の上に置いたいつきちゃんが僕に頭を突き出してきたので優しく撫でてあげる。
「えへへ〜」
いつきちゃんも嬉しそうだ。やばい、すごくかわいい…ずっと撫で続けていたい……
「すばる…何してるの?」
ビクッ!部屋の扉の近くから聞こえてきた声を聞き、僕の身体が震える。やばい…絶対にやばいやつだ…この声、咲さん絶対に怒ってる…
咲は怒りをあらわにしながら僕に近づいてくる。いつきちゃんは慌てて僕から離れた…
「さて、すばる…楽しそうだったわね…そこの小童の頭を撫でて…このロリコン」
「まあまあ、咲の頭も撫でてあげるから怒らないで…」
僕は冗談を言ってこの場を誤魔化そうとした。だが、咲の足は止まらない。少しずつ僕に近づいてきて僕のベッドの前に立つ。そして拳をグーにして僕に振り下ろす。かと思ったが咲は拳をグーにせずにベッドに飛び乗りベッドの上に倒れながら頭を突き出した。
「…………はやく撫でてよ…優しくね…」
咲は顔を真っ赤にしながら何が起こっているのかわからずにぽかーんとしている僕に言う。僕が優しく咲の頭を撫でてあげると咲はすごく上機嫌になった。
「すばる…ありがと……」
咲は僕にそう言いながら両手で顔を抑えて慌てて部屋から飛び出していった。なんだったんだ?
その後僕はいつきちゃんが用意してくれた夜ご飯を食べた。もう僕が起きているのを咲に知られてしまったので3人でリビングで食べた。
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