かてきょらいふ

りゅう

バカ…バカ…












「すばる、教え方下手…….」

僕からボールの投げ方を聞いた咲はそれに従いボールを投げたがガーターだった。こいつ下手すぎだろ……

「すばる…私にもさっきみたいな感じで教えてよ…」

咲が顔を真っ赤にしながら僕に言う。

「さっきみたいって?」

「さっきいつきちゃんにやってたみたいに一緒にボールを投げて…(あの子だけずるい……)」

「え?最後なんて言った?」

「何でもない…すばるのバカ……」

バカって…咲の気に触ることしたかな?急にバカと言われた理由がわからずにぽかーんとしていた僕に咲がはやくしてと声をかける。

「わかったよ」

僕はそう言いながらボールを持つ咲の手に手を添えて咲と一緒にボールを投げる。結果は1本倒れただけだった…

「すばる…やった!1本倒れた!」

咲は嬉しそうに僕に抱きつきながら言った。急に抱きつかれてビックリして僕はその場で硬直してしまった。

「ちょ…咲さん?急にどうしたの?」

「………なんでもない」

僕は訳がわからずに椅子に腰掛けた。

「すばるさんのバカ…なんで咲さんにも……」

僕が座った横でいつきちゃんがほっぺたを膨らませながらそう呟いていた。なんでバカって言われてるのかよくわからないけどすごくかわいかった。

その後は普通にボーリングをした。結果はいつきちゃんの完勝…というか上手すぎて歯が立たなかった。投げ方教えなければよかったな…そして咲は1本しか倒せなかった。あの後全部ガーターだったのだ…僕はまあ、普通くらいだった。

「すばる…せっかくだしプリクラ撮りましょう」

咲がボーリング場の端に設置してあるプリクラの機械を指差して言う。

「プリクラって何ですか?」

なんかデジャブだな…結局いつきちゃんに教えるという理由でプリクラを撮ることになった。
















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