かてきょらいふ

りゅう

この問題教えてください!












「…………こんな朝早くから勉強って……」

僕は目の前で勉強しているいつきちゃんを見て驚いた。僕が小学生の頃なんか夏休みは朝から友達と遊んでいたがなぁ……

「あの、すばるさん、この問題がわからないのですが…」

「どの問題?」

昨日、勉強を教えてあげると言ったからにはちゃんと教えてあげないと…ん?

「最近の小学生って方程式とかやるの?」

いつきちゃんが解いている問題を見て僕は驚きながらいつきちゃんに尋ねる。

「いえ、予習でやってるだけです」

「予習って…中学校の範囲だよ。それ…」

「知ってますけど…」

「あっ、知っててやってるんだ…」

すごい子だなぁ、と思いながら僕が少し教えるとすぐにできるようになってしまった。いつきちゃんが勉強している間暇なので夏休みの宿題をすることにした。

「ねえ、いつきちゃん、そろそろお腹空かない?」

時刻は12時半、そろそろ昼食の時間だ。

「そうですね。ちょうどきりのいいところまで終わりましたし何かつくってきますよ」

「それが冷蔵庫に食材がほとんどないんだ…今から買いに行って作るってなるとかなり時間かかるし昼ごはんは外で食べよう。ついでに買い出しして少し遊びに行こうか」

「はい。じゃあ、準備してきます」

いつきちゃんがそう言ってスタスタといつきちゃんの荷物が置いてある部屋に歩いていく。

「おまたせしました」

数分後、スタスタと戻って来たいつきちゃんが僕に言う。

「じゃあ、行こうか。近くのショッピングモールでいいかな?」

「はい」

いつきちゃんの返事を聞きながら家の鍵を閉めていつきちゃんと並んで歩き始める。

「いつきちゃんはお昼何食べたい?何か好きな食べ物とかある?」

「う〜ん…好きな食べ物はいろいろです」

「そっか、じゃあ現地に着いてから決めようか」

そうこう話しているうちについてしまった。家から徒歩5分の場所にショッピングモールがあるって便利だよな〜と思いながらショッピングモールの中に入って行く。















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