かてきょらいふ

りゅう

朝ご飯は私が作りました













ピピピと部屋中に鳴り響く目覚まし時計を片手で止めて僕は目覚めた。時刻は午前6時、普通の高校生なら夏休みくらいゆっくりと寝て9時くらいに起きるのが理想なのだが両親が留守のため、やるべきことがたくさんある僕にゆっくりと朝遅くまで寝ている時間はなかった。

僕は床の上の布団で寝ているいつきちゃんを起こさないようにそっと部屋を出た。

「おはようございます。すばるさん、朝起きるのはやいんですね」

僕がリビングの扉を開けるとすでにリビングにいたいつきちゃんが声をかけてくる。

「あれ、いつきちゃんもう起きてたの?」

「はい。私、朝起きるの結構はやいんですよ。あっ、冷蔵庫の中にあるもので朝ごはん作っておきましたから食べてください」

「あっ、ありがとう…なんかごめんね。僕が作らないといけないのに…」

「いえいえ、昨日の夜ご飯はすばるさんが作ってくださいましたので次は私がと…」

「そうか、ありがとう。じゃあさっそくいただくよ」

「はい。私もご一緒します」

僕はいつきちゃんと机越しに向かい合って座りいつきちゃんが用意してくれた朝食をいただく。

「この煮付けすごく美味しいね」

「ありがとうございます。そう言っていただけるとすごく嬉しいです」

その日の朝食は鯖の煮付けと卵焼き、サラダとご飯、味噌汁と完全に和風だった。いつきちゃんの料理はどれもすごく美味かった。

「ふう、ごちそうさま。すごく美味しかったよ」

「ありがとうございます。あっ、片付けも私がやりますよ…」

「僕がやるからいいよ。いつきちゃんは朝早くから料理作ってくれてたんだし少し休んでな…」

僕はいつきちゃんが食べ終わった分の食器も僕の食器と一緒に洗った。僕が片付けをしている間いつきちゃんは…勉強していた……朝から勉強って……























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