いきなり転移したら邪神に邪神になってくれってどうなんだ!?

SERO

第廿弐話 思いがけない客

「よし、かかってこい」


襲いかかって来る黒服に対して身構えいつでも反撃できる体制で構えた。先手必勝の必殺技と言うのは今の自分は持たないため、後出しの反撃に身を置く事にした。


「ふぅ〜」


もう伍米5mの距離を切ったところで深く息を吐き気合を入れ力を入れて集中力を研ぎ澄まし相手を凝視した。途端俺は驚き力が解け集中力が乱れ口に力が無くなり少し空いてしまった。


「どゆことだ?なぜ無視して行く」


そう、相手は俺の横を通る。すれ違う瞬間相手は俺に視線を向けないどころか、見た感じ俺の存在にすら気づいていない風だった。

先程セバスさんが言ってた結界とは相手に認知されない結界だったのか、でも殺気は凄かった。

本当に俺のことを見れなかったのならあんなに殺気を出す必要がない、殺気も出し続ければ疲労しそれでも尚、出し過ぎれば精神をやられる危険のある気それを見えない相手に出し続けるのは余程よほど精神力が強いんだと思う。


「それはそうと、この結界から出たら認知される上に相手の探知士に悟られ、セバスさんの所にたどり着けるのも危うい。どうしたらいいものか」


頭をかきながら、考えていると壱気に阿保臭くなって考えるのをやめた。


「は、面倒だな、やる事を絞るか。まず壱つ目は、セバスさん達を助けに行く。弐つ目は、襲撃をしに来た輩の退治。参つ目は、そうだな〜うん無いな。決まったこの弐つをクリアすりゃいいそれ以外は考えなくていいな」


そう決め俺は部屋に戻り剣術の訓練で使う木刀を取り部屋を後にし、走ってセバスさんの気配を探知しながら走った。


ーーー壱時間後ーーー


今現在俺はネロの屋敷の中で迷子になっている最中だった。


「おいおい、こんなに屋敷の中は広かったか?壱時間走りっぱなしなら、とっくにセバスさんの所に付いててもおかしく無いだろうに、なんせセバスさんの気配は掴んでいるんだから」


そうセバスさんの気配は既に掴んでいるはずなのに、たどり着く気配が無いのは何故だ?第弐級警戒防衛体制とやらが出ているから防衛のため屋敷内がおかしくなってるのか?よくわかんねぇな。よし、瞬間移動でヤマを張ったところに移動すりゃいいか。

そう決め俺は、以前やった魔法を無詠唱で唱えた。今回も目の前の空気が揺れ移動できる門が開いたので、自分の体を門の方へ投げたが、揺れた空気をただ通り過ぎただけで、瞬間に別の場所に移動はできず目の前を通っただけに過ぎなかった。


「おいおいどうなってんだよ、これも警戒体制とやらのせいなのか?にしてもこの警戒体制とやはりらは、魔法まで封じ込めるのかよ、参ったなぁどうしたものか」


そうな立ち止まって悩んでいると突然参人の黒服の者たちが走りながら近寄って来た。今回は結界内にいるわけじゃ無いから見えているんだと思う。となるとやるしか無いわけか。


「よし、今回は見えてるだろ?かかって来な、相手してやる」


相手は刀を抜き壱人は上に飛びながら振り下ろして来て、残り弐人は左右同時に地面スレスレから振り上げて遅いかかって来た。つまり俺の姿は認知されてるって訳だ。俺はそのまま攻撃を受けるわけにはいかないので、反撃のできる体制を崩し背後に跳び逃げ、相手の刀が打つかる音がして、刀身が綺麗な三角形を描いていた。


「よし、好機が来た」


そう思い相手の背後に回り込み上の者は前に蹴り倒して、着地と同時に左右の者には木刀で一線を描くように、鞘の部分を手のひらで代用した居合斬りをして気絶させ最初に蹴り倒したい者には立ち上がろうとしていたので、後頭部を刀の頭で叩き気絶させた。


「壱丁上がり!」


俺は、清々しいほどに綺麗に相手を倒せたことに驚きカッコつけてそう言ってしまった。まじで恥ずかしい絵面がそこにはあり、赤面してる俺がいた。


「はぁ、恥ずいななんでこうも恥ずい事をしてしまうなだが不思議だ、厨二病でもあるのか俺は?いや間違っては無いな、なんせ魔法もある世界で、次期最高神の壱柱になるとかなんとかの厨二臭えことやってるからなぁ」


そう言いまた壱段と深いため息をついて走り回ることに決めた。


ーーー更に壱時間後ーーー


「ん?あれはなんだ?」


俺は走り回ってる時に目の前で何かが落ちているのに気づきそれに向かって走ったら、そこには物では無くメイド服を着た者が倒れて居た。


「おい、大丈夫か?」


メイド服を着た人?神?まぁどっちでもいいか、青い髪をしたメイドさんの上半身を起こしほっぺに弐、参回手の甲で叩いて起こそうとするが、起きる気配がないのでどうしたものかと考えていると、魔素を少し驚かせてやれば、気絶ならば反動で起きると前にセバスさんに教わったことがあるが、流しすぎると魔素が暴走して逆に死んでしまう可能性のある方法だが、ほんの少しならいいらしいのでやってみることにした。


「ん!」


相手のデコに手を乗せ魔素を手に集中して流し込むこと、伍秒程で目が覚めた。


「うお!あぶね」


メイド服を着た人は瞬きまばたきを参回ほどやった瞬間俺と目が合い、一瞬で殺気を出されどこに隠してたのか分からないが、アイスピックみたいに細くとんがってるものを首筋を目掛けて刺しに着た。俺は咄嗟とっさに相手の手首を握ってあと弐粍2mmってところで、止めることができた。


「ご挨拶だなおい」

「ん!」


少し切れて掴んでた手首に力を入れ、アイスピックみたいなのを離させ、落ちていくアイスピックを体を押さえてた手を離て空中で掴んだ、相手の頭が地面に激突しそうだったので掴んでる手首で上半身を引っ張りゆっくり下ろしてあげた。


「どうして襲いかかって着た、答えな」

「・・・」


女性は答える気が無いのか沈黙を保って俯いうつむいて居た。


「おい喋れるだろ?なに口がきけないって訳じゃ無いだろ?」

「ふぅ〜はい口はきけますが、襲いかかった理由は話せません秋壱様」

「ん?俺の名前を知ってるってことはここのメイドさんなのか?」

「まぁはい、カリバー様に使いさせていただいている者です」

「じゃどうしてここに倒れて居たの?」

「申し訳有りません、その質問も回答できません」


参ったなぁ重要な事が言えないじゃ拷問して聞き出すにも女性に手荒な真似出来ないし、拷問するほど聞くことでも無いから、どうしたものか。


「そう、じゃ君は俺が起こす前に起きていたらどうするつもりだったんだい?」

「そうですね、早く起きていたのならまずメイド長に報告してその後のことは上命令待ちですかね」

「じゃメイド長は、今どこにいるかわかります?」

「はい、わかります」

「あ」


俺は瞬間にあることに気が付き、みっともない声を出してしまった。目の前のメイドさんも、心配しているような顔で、こっちを見ている。


「あ、あぁ、そうそう今警戒体制とかなんとかで、屋敷の中が迷路みたいになってるけどどうやってメイド長のところに行く予定なの?」

「えぇ、近くに多分転移門があるのでそれを、使えば移動できますので、向かうことはできます」

「ん?転移門?転移系の魔法は禁じられていたよ?」

「転移門とは、 瞬間移動テレポーテーションを扉に付与エンチャントされた魔法道具マジック・アイテムの事です。効力は、瞬間移動テレポーテーションと同じですが、違う点は、瞬間移動テレポーテーションは、開いてから数秒で閉じてしまいますが、転移門とは常に空間を歪み続け繋げ続けるので、扉を開いた瞬間移動できるという道具です」

「なるほどね、でもそれでも適合範囲内じゃないの?」

「いいえ、適合されるのは警戒体制後の移動魔法でして、警戒体制前に作られた転移門なら、問題なく使えます」

「なるほどね」

「俺はセバスさんの所に行かなくちゃならないから、転移門の前までついていくよ」

「ありがとうございます」


俺は立ち上がりメイドに手を貸して立ち上がらせ、メイドさんの案内の元転移門まで歩き出した。


「そうそう、メイドさん」

「なんでしょう秋壱様」


俺の目の前を歩くメイドさんに話しかけても、返答があるだけでこっちを見る気配がない。


「メイドさんの名前ってなんていうんです?」

「え!私の名などしってどうするんです?」


俺の質問が以外だったのか、歩きを止めこちらを見て動揺しているのがすぐわかったが、そんなにいがいなことなのか?。


「どうすると驚かれても、単純な興味本位だから答えられないなら大丈夫だよ」

「いえ、答えられるには答えられます。驚いたのは話で聞いていたイメージと違っていたのですみません。私の名は、ミキと申します」

「ミキ、ミキうん覚えた。で俺の噂って何?」

「噂というほどでは無いんですが、無口で冷血な冷えた元人と聞いていたので。メイドの名など興味ないものかと思った次第です」

「あぁなるほどな、メイド達から見たら俺はそう見えていたんだ」

「はい、ですが無口は違いますね」


と微笑んで前を向き直しまた歩み始めた。


ーーー拾分後ーーー


「ここです」


そうメイドが案内してくれた、その扉からは何かを感じ見つめていると、ミキから話しかけてきた。


「そういえば秋壱様今現在警戒体制のためセバスさんのところにたどり着くのは、今の秋壱様には難しいと思います。それよりもメイド長の生まれ持った力タレントを使えばたどり着くことが可能かと思いますが、どうしますか?」

「まぁミキの言う通りだし、メイド長にも会ってみたいから着いて行くとするよ」

「わかりました、では行きましょう」


そう言い扉を開けた向こうに行った。扉を閉めて周りを見渡すが薄暗く木箱が拾個足らずの部屋に来た壁には蝋燭ろうそくがあり右側を見てみると奥に続く道を見つけた。道の壁の上側に左右交互に蝋燭がたってあり蝋燭をなぞって行くと壱つの扉にたどり着いた。


「ミキさんこの扉の向こうにメイド長がいるの?」

「はい出かけていなければ居ます」

「わかった」


そう答えて、扉を開けた。扉の向こうには、今の時期そう寒くないはずなのに暖炉の中にまきを入れ燃やしている。その前に椅子に座って居るばあさんが眼鏡かけて本を読んでいた。すると、俺たちに気が付いたのか、本を閉じ眼鏡を外してしゃべり始めた。


「おやおや、ミキちゃんどうしたんだい?任務の方は」


なんだか落ち着く喋り方をするメイド長だ、なんか田舎でシチューでも作ってるイメージがあるな。


「すみません、予想外な出来事があり任務続行ができず、戻ってしまいました」

「いやいいんだよ、ちゃんと理解しているんだったら。それはそうと、思いがけない客だこと。」


俺を見てそう言うから、多分俺のことなんだろうと思い返事をした。


「自分は永神 秋壱ながみ しょういちといいます。知ってると思いますがいちよう時期邪神を継ぐことになってます」

「うんうん、しっとるよ、ちゃんと耳に来とるよ、そんで私に何の用です?」

「えぇ、ミキさんに聞きました。メイド長さんの生まれ持った力タレントで今の警戒体制でもセバスさんのところに辿りつけられると聞き頼みに来ました」

「うんいいですよ、そう難しくない願いですからね」

「ありがとうございます」


そう安堵しているとミキさんからも、よかったですね、って言ってくれてありがと、とかえしているとメイド長が立ち上がってきてある扉の前に立ち扉に手を置き何かつぶやいている、疑問に思っているとミキさんから小声で、今転移門を作っているんですよ。と教えてくれた。


「ん?今転移門を作っても繋がらないんじゃ?」

「普通の者でしたら不可能ですが、メイド長のタレントを使えば可能なんですよ」

「へぇ、参考程度に聞くんだけど、メイド長さんのタレントってどんな力なの?」

「ある条件が揃った空間内の出来事が現時間リアルタイムで知ることができる力です」

「へぇ、あぁなるほどね」


俺はメイド長がどうして転移門が作れる理由を知って納得がいった。どうして転移門が作れる理由は、簡単空間内のことがわかるってことは、つまりもし空間内にセバスさんが居れば、近くの扉まで空間をゆがめつなげればいい、俺がさっき瞬間移動で移動しようと試してもそこの空間は過去のであり今の現状の空間とは異なっていたから、自分の思った場所と現実は違うため、繋がらなかったんだと思う。


「繋がりましたセバスさんの後ろにある扉と繋げました」

「ありがとうございます」

「いえいえ、ではどうぞ」


そういい扉を開けてくれた、俺はそのまま前に進み扉を通り閉めた。目の舞にはセバスさんと紙に書かれていた者たちが戦っているシーンがそこにあった。






最後まで読んでくださってありがとうございます。

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これからも「いきなり転移したら邪神に邪神になってくれってどうなんだ!?」をよろしくお願いします。



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