【DEEP・BLOOD】
第10話
今回は短めデス
衝撃
道中はいたって平和だった。屋根の上を跳び移りながらだが、割と惨状が広がっている道路を進むよりかは平和だ。
といっても、ちょっと信じられない光景を目にしたりしたが。
例えば、ヤツらの新しい個体だろうか。何というか、見た目は真っ暗なクマのプ○さんだ。全長は1.5m程で普通にしてれば問題無いが、普通じゃ無かった。
まず、走る速度が異常だった。多分時速80キロは出てると思われる。そんな速度で逃げ惑う奴を追いかけ回し追いつくと両腕を広げる。
何故か両腕には反り返った鉤爪がびっしり生えている。そして頭からグパァッと真っ二つに割れてどデカい口がこんにちわする。
そんな状態になりながら追いかけ回し完全に追いつくと、だいすきぃ~とでもいうかの様に抱きつきグチャァッと捕食。
流石にビビッた。というか悲惨だった。因みに、個体名はクロクマさん。(妹命名)
理由は、「何か怖いから名前だけでも可愛く」だそうだ。
次に、ヤツらの上位個体だ。特徴は2つ。
1つ目は、腕がそれなり延びる。具体的には1m程。そして、かなり速く自由自在に動く。速度的には、ちょっとブレて見えるくらい。慣れれば余裕で避けれるな。
2つ目は、チョイ速く動ける様になった。こっちは無問題。
総合評価は雑魚。初動に注意してれば無傷で瞬殺。因みに、個体名はスラゾンさん。(妹命名)
理由は、「何か怖いから以下略」だそうだ。
3つ目は、軍人さん達を発見した。ようやく国も対処に動いた様だ。正直遅すぎ。ただ、俺達が見た軍人さんは凄くとっても異常だった。暫く棒立ちしたほどだ。
その軍人さん(雄)は片腕だった。そこまではいい。ただそこからだ。ソイツはアサルトライフルを片腕で 乱射しながら振り回していた。正直頭イカれてんのかと思った程、衝撃を受けた。
俺は、この先絶対にイカれた軍人さんに会いませんようにぃ、と祈った。因みに、個体名は軍人さん。(妹命名)
ハイそこ、突っ込まない。
そんな衝撃の光景を目の当たりにしながらも、道中はいたって平和だった。まぁ、屋根の上だからな。
そんな事を振り返りながら移動を続けると、ようやく俺が通っていた大学が見えてきた。
国立大東学術大学、通称学大だ。
え~、ここでお知らせです。
この物語に出てくる人物や団体、組織、建造物等は全て架空のものです。
余り本気にしないでください。
by.優
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