英雄様の非日常《エクストラオーディナリー》 旧)異世界から帰ってきた英雄
第42話 異能者たち
「ちっ、聖斗はどこ行った!? 殺るか殺られるかの二択になるぞコレ!」
「おちついて、ごしゅじんさま。やることはせいたいはんのうのけんさく……だいじょうぶだよね?」
「そんな万能じゃねぇんだよ俺は! 聖斗の反応なんて気にしたことないから探せねぇ、…………おいなんか寒気しねぇか? いや、これは」
「ごしゅじんさま。行きますか?」
「おう、愛月たちを頼む!」
蒼月は嫌な気分のする方向に走っていった。
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「君が煙の元凶なんだね?」
聖斗は先頭車両の屋根の先端に立ち、絶えず煙をあげる化け物に問いかける。
「アア、そうだとも。オレの姿を見たことないとは言わせないぞ人間よ」
「獏……夢喰い、だね?」
化け物は目の前のゾウのような長い鼻を空に伸ばし口の端についている牙の距離を離し二タァッと邪悪な笑みを浮かべて肯定した。
「いかにもオレは獏! 夢喰いの獏! お前の夢は綺麗に映るのか?」
そういって人の身体をした獏の輪郭がボヤける。
「オレはエンターテイナーだからなぁ! 魅せる技しかつかわねぇぜ?」
聖斗の背後から獏の長い鼻が巻きつく。
「五芒星ノ一角『火ノ鳥』」
ポケットから取り出した札を使うと手のひらほどの鳥の形をした炎が上がり獏の身体を焼き焦がそうと飛んでいく。
「いいねぇ、人間。楽しくなってきたねぇ!」
獏の長い鼻が横薙ぎし、炎の鳥と一緒に聖斗の身体が真横に吹っ飛んだ。
「五芒星ノ一角『樹海ノ大蛇』」
電車から突如として生えたつるが一人でに絡まり人の手の形のようになり聖斗が落下を受け止めた。
「五芒星ノ一角『炎ノ鳥』」
先程の火鳥より大きく炎の勢いが増した鳥が獏へと突っ込む。
「へぇ、おもしれぇじゃねぇか。人間!」
獏の身体が煙に包まれる。
そのまま炎ノ鳥は獏へと突っ込み、煙が上がった。
「やったk「バカ避けろ!」なッ!?」 
煙の中から長い鼻が飛び出す。
「ちっ、『光線』」
長い鼻は光線によって焼かれ、煙の中に引っ込んだ。
「大丈夫か、聖斗!?」
「陣野か? お前、今の」
「話は後だ。……逃げたか」
煙が晴れていき視界が開けると電車の先端にいるはずの獏はもう消えていた。
「おちついて、ごしゅじんさま。やることはせいたいはんのうのけんさく……だいじょうぶだよね?」
「そんな万能じゃねぇんだよ俺は! 聖斗の反応なんて気にしたことないから探せねぇ、…………おいなんか寒気しねぇか? いや、これは」
「ごしゅじんさま。行きますか?」
「おう、愛月たちを頼む!」
蒼月は嫌な気分のする方向に走っていった。
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「君が煙の元凶なんだね?」
聖斗は先頭車両の屋根の先端に立ち、絶えず煙をあげる化け物に問いかける。
「アア、そうだとも。オレの姿を見たことないとは言わせないぞ人間よ」
「獏……夢喰い、だね?」
化け物は目の前のゾウのような長い鼻を空に伸ばし口の端についている牙の距離を離し二タァッと邪悪な笑みを浮かべて肯定した。
「いかにもオレは獏! 夢喰いの獏! お前の夢は綺麗に映るのか?」
そういって人の身体をした獏の輪郭がボヤける。
「オレはエンターテイナーだからなぁ! 魅せる技しかつかわねぇぜ?」
聖斗の背後から獏の長い鼻が巻きつく。
「五芒星ノ一角『火ノ鳥』」
ポケットから取り出した札を使うと手のひらほどの鳥の形をした炎が上がり獏の身体を焼き焦がそうと飛んでいく。
「いいねぇ、人間。楽しくなってきたねぇ!」
獏の長い鼻が横薙ぎし、炎の鳥と一緒に聖斗の身体が真横に吹っ飛んだ。
「五芒星ノ一角『樹海ノ大蛇』」
電車から突如として生えたつるが一人でに絡まり人の手の形のようになり聖斗が落下を受け止めた。
「五芒星ノ一角『炎ノ鳥』」
先程の火鳥より大きく炎の勢いが増した鳥が獏へと突っ込む。
「へぇ、おもしれぇじゃねぇか。人間!」
獏の身体が煙に包まれる。
そのまま炎ノ鳥は獏へと突っ込み、煙が上がった。
「やったk「バカ避けろ!」なッ!?」 
煙の中から長い鼻が飛び出す。
「ちっ、『光線』」
長い鼻は光線によって焼かれ、煙の中に引っ込んだ。
「大丈夫か、聖斗!?」
「陣野か? お前、今の」
「話は後だ。……逃げたか」
煙が晴れていき視界が開けると電車の先端にいるはずの獏はもう消えていた。
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