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英雄様の非日常《エクストラオーディナリー》 旧)異世界から帰ってきた英雄

大橋 祐

エピローグ 新たなる予感

「と、言うわけで! お兄ちゃーんお帰りなさーい」

 天宮家食卓にて。
 家族全員で食べる久しぶりの食事に内心ワクワクしている蒼月がいた。

「君が蒼月くんか。あの時は悪かったね。おじさんよく見えなかったから」

 蒼月は酒を片手にガハガハ笑う義父が死んだ父にそっくりで思わず母の方を見た。

「もう。ああ、そうだ蒼月、部屋のもの片付けていくのよ。一人暮らしは大変なんだから」

「分かってるよ」

 懐かしい母の味に感動する蒼月だったがここで泣くと面倒になると知っているので必死に堪えた。

「お義兄さん。そういえばなんで高校に入ったんですか? というかどうやって入った……」

 太陽が疑問に思ったことを聞いたが、睨まれて語尾が弱々しくなる。

「一つ目は愛月が心配だから。二つ目はコネ」

「随分と日本は甘いですね」

 蒼月の理由に苦笑し、味噌汁を飲み干した。

「ああ、そうだお義兄さん」

 太陽はちょっとした冗談を言うかのようなテンションで軽く告げた。

「そういう趣味なんですね」

 そのまま食器を片し、太陽は自室に去ってしまう。
 残された蒼月は最悪の事態を想定し、一応母に聞いた。

「なあ、母さん。もしかして俺の部屋の掃除って……」

「ええ、そうよ男の子の部屋なんだから彼の方が私達より適任でしょう?」

 精神的にもそれが正解だと蒼月は思った。だけどそれとこれとは話が違う。
 蒼月は立ち上がり、吼えた。


「テメエ降りてこい! 殴ってやる!!!」







「ふっふふっふふーん」

 暗い部屋の真ん中で踊るように編み物をしている少女がいた。
 名は陽夏。
 一度死に、悪魔として半転生をした彼女はこの間想い人と再会をしてご機嫌マックスなのであった。

「どうしたのじゃ陽夏。夜遅くまで何か作って」

 小柄な少女のルシフェルが尋ねた。

「はい。蒼月君の誕生日がクリスマスに近い日なのでマフラーでもと思って」

「クリスマス? が何かは知らんが。下界というかこの世界含め何やら異変が起きているからな。気をつけるんじゃぞ」

「分かりましたよ」









「百鬼夜行まであと数ヶ月。人間に復讐するまでまだまだ時間があるみたいだな」


 もう、新しいヤツ投稿されてます。
 やっぱり投稿頻度が酷いようですが……。
 気になる方は改稿版も是非。
 では、また次回。

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