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英雄様の非日常《エクストラオーディナリー》 旧)異世界から帰ってきた英雄

大橋 祐

第16話 姫と妹

「そろそろ準備はできたようじゃな」
「はい、もう大丈夫ですよ」
「だりーからやりたくねー」
「はぁー、みんないいなー、強くって」
「俺は沢山食えるなら、文句はない」
「あはは。やっぱり慣れないなー、この場所」

 反逆者達が動き出す。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 やらかしたーーー!
 なんだよ帰って来たぞって、俺の故郷日本だろっ!
 
 あーと、そんなこんなでやってきました。ラメニー大王国 約三週間ぶりくらいかな?

 はっきり言って大して久しぶりではないんだよなぁ。

「とりあえず、エ「貴方だれ?」エルナっ?」

 妹よ、いきなり会話に交じるでないぞ。
 
「船の中にいろっていったよな?」
「お兄ちゃんと一緒にいないとやだ」
「子供かっ!」
「だって、三年も会えなかったんだよ?」

「「「「「うっ……」」」」」

 何故か俺含めて、全員の呻き声が響いた。

*** 二十分後 ***

「んで、どうしてこうなった」

 いま、俺の目の前には愛月とエミが睨み合っている。
 ちなみに、俺にも何があったかはわからない。
 なんで、ってそりゃ城の人達と話し合ったからだよ。

「お兄ちゃんと今日、お風呂に入るのは絶対私なんだから」
「いいや、アツキ様のお背中を流すのはわたくしです」

 もう一度言う、
 どうしてこうなった。


時は遡り、約十数分前

 兄に、ちょっと城の奴らに挨拶してくる、などと言われ少々不機嫌な少女、愛月はぶつぶつ言いながら客間に座っていた。
 そんな、彼女とは反しどこかワクワクした顔をしているエミの姿もあり、

 長い沈黙が場を支配していた。
 いや、そもそも愛月がぶつぶつと呟いている時点で沈黙ではない。
 つまるところ、場を支配していたのは個々の心の世界の雰囲気であった。

 その沈黙を破った者がいた。
 ラメニー大王国第一王女のエミだ。
 彼女は、愛月に顔を近づけて聞いた。

「チキュウのアツキ様はどんな人でしたか?」
「お兄ちゃん?うーん、かっこよかったよ」

 こうして、始まった蒼月の自慢大会そんな不毛な争いが数十分行われていた事など蒼月が知ることはなかった。

そして、同時刻スキーズブラズニルにて

「わたしの出番が来ないですぅ」

泣いている獣人と

「はぁ。私、仮にも始めからずっといたのに……」

すべてを諦めたスライムがいた。


次回予告
???「はやく妾を登場させるのじゃあ」
○○○「まあまあ、次回から話に割り込みますから」
???「そうかのう?」
○○○「はい、次回『うごめく影達の接触』よろしくお願いします」
???「よろしくなのじゃ」

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