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英雄様の非日常《エクストラオーディナリー》 旧)異世界から帰ってきた英雄

大橋 祐

第12話 空間崩壊

ステータスを見た俺は、驚いた。
当たり前だろう。
神なはずの俺が悪魔になってたんだから。

「まじかーっ」

思わず声を出してしまったが仕方ないな。
ていうか俺って何者だ?
人間ではないだろうし
うーむ。

謎は深まるばかりだ。

「ご、ご主人様?」

あ、やべ
イム達のこと忘れてたわ。
なんて説明しよう?
よし、はっきり言うか。

「俺、悪魔になったぽい」
「え?なんて?」
「俺、悪魔になったぽい」
「ご主人様・・・神になった事で頭が」
「おかしくなってませんよっ!!」
「ああ神よ」
「天に向かって拝むな!後、俺も神だわ!」

そんな茶番は置いとくかな。

「ご主人様どういうことですか?」
「まあ詳しくは、俺もわからねぇ」
「そうですか・・・」

「あ」

「どうかされました?」

ヤバイかなーりヤバイ
地球に戻れないんだけど。

やっちまったーーーーーーーーーー!!

「地球に戻れないわ。一カ月ぐらい」
「へ?」

俺は説明するのに苦労したが、スキル使えば良かったと今更、後悔したのであった。

***

というわけで地球になぜ?帰れないのか。
特別講座ー イエーイ

まず、愛月達が異世界に行くことで異世界側の空間が緩くなる。

次に、俺達がそこを無理やりぶち抜いたからますます緩くなり。

最後に、俺が知らん間に大悪魔の力を緩んだ空間の近くで使ってしまったの空間崩壊寸前。

というわけなのだが。

今、地球に帰ったら、異世界こっちが崩壊するので少し空間を回復しなければならない。

え?なんだって?
別の場所から帰ればいい?
残念なことに崩壊寸前まで行くと何処から帰っても世界が崩壊してしまうんです。

なので、帰れません。

おっともうすぐで愛月が起きそうだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「なんじゃ?憤怒が復活したじゃと?」
「はい、詳しくはわかりませんが」
「ふむ、接触は……、しなければな」
「そうですね。神への復讐の為に」
「わかっておるのじゃ」
「頼みますよ」

堕天使ルシフェル様♪」

場所もわからない
黒い空間で
反逆者達が
ーーわらっていた。


愛月ーー起きろー
はい寝坊してますね。
僕のせいではないだろう。
では次回

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