英雄様の非日常《エクストラオーディナリー》 旧)異世界から帰ってきた英雄

大橋 祐

プロローグ〜異世界編〜

はい
この話から盛大に作品の趣旨が変わります。
無双したいんや。


とある世界、とある獣人の国
彼らの国は、力不足だった。

原来、獣人とは力こそ全ての超武闘派種族なのだが今世はとてつもなく力がなかった。

そこで国の王は考えた。
強い奴の子を産めば子孫が強くなれるのでは?と

実際、科学的に元々の力は遺伝するのだ。
だからまあ獣人達の考え方は間違っていなかった。


ちょうどこの頃世間で騒がれていたのは、異世界からの英雄だった。
邪神を倒した少年と子を作り、強い子が生まれれば獣人の将来が約束されるようなもの。
だが獣人達が準備している間に英雄が帰還してしまった。

王は自分の国で異世界転移の魔法陣をつくった。一回だけ往復できる魔法陣。

王は、早速獣人の国で一番可愛い者を使いに出した。
異世界から誰か連れて来いと。

しかし、この時点で大きな勘違いが二つ程獣人にはあった。

一つ・異世界人が英雄みたく皆強いという訳ではない事

二つ・努力は遺伝しない事

そして、問題が二つ。

一つ・誰かと指定したせいで男の可能性が80%程になってしまった事

二つ・連れてきた人間がとてつもない存在だという事






転移編から三人称です。
一人称がめんどい



コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品