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英雄様の非日常《エクストラオーディナリー》 旧)異世界から帰ってきた英雄

大橋 祐

第2話 運命の歯車が止まることはない

私には、兄が二人いる。
一人は、本当の兄で今は行方不明になっている。
もう一人は、義理の兄で私の事を本当の妹のように扱ってくれる優しい人だ。


朝が来た。
私は、太陽義兄さんと高校に向かう。

「いや〜スッカリ梅雨だねー」

「そうだね」

「昨日の課題は、終わったのかい?」

「おかげさまでバッチリだよ ありがとうね」

「いやいや」


「おー、エルちゃんに太陽さん今日もラブラブですねー」

校門の前で話しかけてきたのは、伊藤 千晴いとう ちはるだ。

「そんな事ないさ、じゃあよろしくね千晴ちゃん」

「わっかりましたー」ビシッ

「あはは じゃあね愛月ちゃん」

「うん」

***

この高校で私にもう一人兄がいる事を知ってるのは、先生と千晴と太陽義兄さんだけだ。
学校側としては、あまり多くの人に知られるとイジメの対象になるかもしれないから。
らしい。

「何考えてるの」

「ハルは、バカだなーって」

「酷いよエルちゃんっ!私、ギリギリ赤点じゃないんだよ」

「ギリギリだからじゃない」

「うっ」

「ねえねえ二人共知ってる?今日転校生が来るらしいよ」

「本当にっ!?」

「興味ないなー」

「何言ってるのエルちゃんこれは、楽しくなるよー」

「・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ホラ、みんな席に座ってHR始めるよー」

この言葉で今日が始まる。

「今日は、転校生がいまーす」

「「「「ワァァァァ」」」」

「先生っ!男子ですか?女子ですか?」

「男子です結構かっこいい方ですよ」

「「なっ」」

男子のほとんどが崩れ落ちる。

「「キャァー」」

逆に女子からは、黄色い声がでる。

「楽しみだね」

「あんまりかな」

ハルに聞かれたが大して楽しみじゃない。


「じゃあ自己紹介よろしくね」

「はい」

えっ??


如月 蒼月きさらぎ あつきです よろしくお願いします」


そう言って壇上に上がったのは紛れもなく私の兄 
陣野 蒼月
その人だった。

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