異世界に転生したら人化できるカマキリでした!?
5
カサカサガサガサ
ファントムは、歩いて行きました。すると、
「キャー!」
と言う声が聞こえた。
(ん?どうしたんだろう、誰かまた襲われてるのかな?)
そう思い、隠れながら、ゆっくりと声の下方向に進んでいくと、
ファントムの予想通り、人が魔物に襲われていました。
(なんだ?あの魔物は、ゴブリンみたいだな。よし、鑑定してみるか。)
名称 ゴブリン 
性別 雄       状態  興奮
レベル  6
鑑定の練度が低いため、これ以上はみれません。
(やっぱりゴブリンか、でもあのゴブリン趣味が悪いなぁ、なんであんな人を襲っているんだか。)
ファントムがこう思ったのも無理はありません。なぜなら、ゴブリンが襲おうとしていたのは、筋肉がむきむきな女性か男性かわからないような人だったのです。
(とりあえずあの人も鑑定してみよっと。)
名称  ドワーフ  個体名 ニール
性別 女         状態   焦燥
レベル  8
鑑定の練度が低いためこれ以上は見れません。
(ドワーフかぁ、ドワーフってことは鍛冶とかのスキルを持っていそうだなぁ。とりあえず二人とも倒してスキルをもらおう。念のため離れてから[斬]のスキルも使ってみよう。)
ガサガサ
(なんだ?)
「ギギギグ」
「ギギギガガグ」
(ゴブリンが二体も追加されたぞ…
強さ的にはあのゴブリンと変わらなさそうだけど片方は怪我をしてるなぁ)
「ギギググ」
「グゲグギャゲ」
「なんで!?さらに二体もゴブリンが…あぁ、私は今からこの三体のゴブリンに苗床にされてしまうのね…。
だったら死んだほうがマシだわ。」
ニールはそう言い決意したような顔となり、懐にしまっていたらしきナイフを手に取りました。
(この人も自殺するのか、自殺するくらいなら僕が殺しても良いよね。経験値も欲しいし。)
(斬!)
ファントムがそう念じると、かまいたちのようなものが、ニールを襲いました。そしてついでにその近くにいたゴブリン二体も巻き添えにし、一回の攻撃で3つの命を奪ったのでした。
(え?こんなに強いの?このスキル)
ファントムが驚いていると、
「グギャ!?グギャギャギャ!」
残ったゴブリンは、驚いたような声を出して辺りを見渡しました。すると、
(あ)
「グギャ」
ファントムとゴブリンの目が合いました。
そしてファントムは気持ち笑顔になり、
(バイバイ)
(斬!)
するとやはりさっきのようにかまいたちのようなものが見えて、残ったゴブリンの命を奪いました。
『ファントムのレベルが4に上がりました。
ステータスが上がりました。』
(あ、レベル上がった。やっぱりレベルは何かを殺したら上がるんだね。)
(あ、そうだ食べなきゃ。いただきます。)
ムシャムシャ
ファントムは自分が殺した三体のゴブリンとニールを少しずつ食べました。
『ユニークスキル、継承する者が発動しました。
個体名 ニールの、スキルとユニークスキルを受け継ぎます。スキル [家事] [鍛冶] [錬成]を受け継ぎました。なお、個体名 ニールがユニークスキルを所持していなかったため、ユニークスキルは受け継ぎませんでした。』
『ユニークスキル、継承する者が発動しました。
種族名ゴブリンのスキルとユニークスキルを受け継ぎます。スキル [穴掘り] [絶倫] [棍棒]を受け継ぎました。なお、種族名ゴブリンがユニークスキルを所持していなかったため、ユニークスキルは受け継ぎませんでした』
(ん?ゴブリンは三体食べたのに、一回しか発動しなかったぞ?ということは種族につき一回しか受け継げないのか?それとも練度なのか?)
(まぁいいか、とりあえずステータスを確認するか。
鑑定!)
種族名 ザ・マンティス 個体名  ファントム
性別  雄  
レベル 4  状態 (良好)
HP      60
MP     140
STR  60
VIT  70
INT  80
DEX  12
LUC  210
スキル
鑑定 雑食 斬 料理 裁縫 投げナイフ 美肌 家事 鍛冶 錬成 穴掘り 絶倫 棍棒 
ユニークスキル
継承する者
称号
捕食者
コメント
しそ昆布
コメントありがとうございます!
つぎは読点少なめにしてみます!
主人公に慈悲は今はないですけど、これからの展開ではつくかもしれません。
結構ノープランで思いつきで書いてるのでこれからの展開がわかりませんw
読んでくださり本当にありがとうございます!
よろしければこれからもお願いします。
ドリーヴ繋
主人公に慈悲ないですね。
読点(、)の使用頻度はもう少し少ない方が読みやすいかと。
頑張ってください!