火炎幻術 焔時空

時宮時空

第四話 獣人

 ミズとマイケルは接近戦用の武器を急ぎ準備していた。

「俺は格闘には自信がある。接近戦は殺傷力の高いナイフをくれればそれで十分だ」
マイケル(獣人)が言った。

「でも相手は大群だ。これだけの少人数のものが接近戦でそんなものだけで十分に戦えるのか?」

「なめた口を。余裕だ」
そう言ってマイケルはナイフを持つと窓から飛び降りた。

「こんな高いところから飛び降りまくるな...」
ミズはため息を吐いた。

 その頃、外では先頭部隊がやられミケネコ連合軍が進撃を開始していた。

「われらが優勢!押せぇ~!!!」
省吾が言った。
 すると、控えていた数名のミケネコ連合軍のものが一斉に敵軍へ攻めた。
「やられるものかぁー!!」「死んでたまるかー!!!」「絶対に勝ってやるぅ!!!」
声を荒げながら進んだ。
しかし、それが仇となりまんまと敵の罠に引っかかってしまった。

「精鋭部隊のお出ましだぁー!!!」
アババー軍の精鋭部隊隊長が叫んだ。
 ミケネコ軍はアババー軍の罠、閃光連弾に引っかかり視界を失っていた。
「く、くそぉ....」
ミケネコ軍のものが悲鳴を上げて倒れる。

「我等精鋭部隊は対閃光ゴーグルをつけているため目に影響なく更にちゃんと敵の位置を把握できる。よって、最強である!!」
精鋭部隊隊長が言うとそれに乗じて精鋭部隊が攻撃を開始した。
 精鋭部隊は近距離戦を得意としており、手には超電圧ナックル、足には防御板軽量式、靴は加速装置のついた靴で光学迷彩を可能とした衣装を纏い、超防弾チョッキ、ヘルメットは対刃ヘルメットで対閃光ゴーグルをつけていた。そしてその対閃光ゴーグルは改造してあり、温度感知サーモグラフィー機能を搭載、最大50m先まで見えるスコープ機能がついている。
 ミケネコ軍は負けじと立ち上がり、所持していた突撃銃アサルトライフルAK-47を乱射した。
しかしあたっても超防弾チョッキをつけているため効果を示さずミケネコ進撃部隊は敗北した。




「おい、火煉、久しぶりだな」
ヘルガンが言った。

「あら、ヘルガン。私を覚えてくれてたかしら?ありがとう」
火煉はゆっくり落ち着いた声で言った。

「覚えるも何もおまえは俺の脳裏に酷く強く焼きついている。おまえだけはどんな薬を使っても忘れられない。そんな思い出を作ったのだからな。」
ヘルガンは威圧感を含め言った。

「うれしいわね。私もあなたのことを忘れたことはただの一度もなかったわ。まさか息子に女にされるとは思わないからね、私も忘れることなんてないわ」
火煉は落ち着いてるが敵を引き込むように言った。

「まずはおまえを消す。」
ヘルガンは腰に付けた鞘から超高熱刀身ヒートソードを抜いた。
刀身ブレードが超高熱になっておりその熱は鉄を瞬時に溶かすほどのものだ。

「あら、怖いもの出すわね、あなたたち、やっちゃいな!!」
火煉は一歩引き、護衛隊に指示を出した。

「うぉおおおおお!!!!」
数十名の護衛隊がヘルガンに襲い掛かる。
ヘルガンは光学迷彩で大気に溶け込んだ。

「くそっ!どこへ行った!!」
護衛隊が辺りを見回す。そこに護衛隊隊長が「温度感知サーモグラフィー機能を使え!!奴は光学迷彩を使っている!温度で探知しろ!」
護衛隊が次々と多機能ゴーグルのモードを温度感知サーモグラフィー機能に変えていった。

「そこか!!」「やるぞおお!!!」
護衛隊たちはヘルガンの場所を見つけ一斉に襲い掛かった。

「くそっ、アレを使うしかねえか...」
ヘルガンはそう呟くと後退し、火煉らのいる基地コンテナから抜けた。

「逃げるのか?情けないぞヘルガン」
火煉の幹部が言った。

「見れば分かるさ!!」
ヘルガンは大声でそういうとまた、光学迷彩を使った。

「おまえら、いけ!!!」
火煉の幹部の一声で護衛隊は武器のレベルを上げてヘルガンを襲い掛かった。

「しかし、だいぶ広いコンテナなんだな...」
ヘルガンはコンテナ内を外から見て言った。「さて、やるしかないんだな」
ヘルガンはシューズについているボタンを操作し空中を歩き始めた。

「少し不安定だが大丈夫か」
ヘルガンは超高熱刀身ヒートソードの電源を切り、鞘に収めた。
 ヘルガンが胸ポケットから手榴弾をとりだす。あまった片手で多機能ガスマスクを付け、手榴弾の栓を抜いた。そして手榴弾をコンテナへ向け投げた。
ヘルガンは上空へ歩いていく。
 手榴弾から黒紫色の猛毒ガスが放たれた。
護衛隊はそんなことも知らず外へ出たため、猛毒ガスにより視覚、聴覚、嗅覚、感覚を失い、次々と倒れていった。

「第一ラウンド、俺の勝ちだ」

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