火炎幻術 焔時空
第一話 開幕宣言
その日、ASNの者全員、教徒の者が遠いところからもやってきた。
「この度は遠いところからもご足労頂き有難う御座います。今日はアババー教にとっても記念日になります。なぜならアババー教独立記念日になるからです。今、ミケネコ連合傘下から離脱し、独立し、一つの組織となるのです!!皆がこの日を待ち望んだことでしょう。トンケ様の殺害を依頼した憎きミズ。やつを今潰すとき‼我らが今、立ち上がます!!」
火煉が英雄のごとく腕を突き上げ言う。それに対して教徒たちが賛同の声を上げる。
それぞれ小銃、短機関銃、狙撃銃など銃を持ち始める。使われなくなったコンテナ内から大きな戦車が顔を出す。
「なかなかじゃないか。いいぞいいぞ~」
戦車を操縦するものが満足そうに口にする。
天から一筋の光が差す。教徒たちはなんだなんだと興味を示す。
その光の上の方から人が下りてくるのが見えた。
そのひとは
――トンケだった――
「トンケ様だ!」「開祖様だ!」教徒たちが我先にと触ろうとしにいく。
するとトンケが口を開いた。
「君たち、争いを起こすのか?その理由は何にしろ、勝つことが大切。勝ってね」
トンケはそういうと一人ひとりに指を指す。発光しだす。
「これは僕の加護。負けたら許さないからね‼」
トンケは冗談っぽく言った。
そう、アババー教はカルト宗教から、神が実在する本物の宗教へと化したのだ。
トンケによる加護は意味のないものでは無かった。
教徒はミケネコ連合の支社に先頭部隊を送る。
「はじめは君たちでやってくれ。それくらいでやられるほどやわな野郎ではないことを願うが全力を尽くして。」
火煉はそういってにやりと笑った。
先頭部隊は二手に分かれて攻めに行く。かつこは、その先頭部隊の援護役だった。
そのため、高い建物からPSG-1を構え、スコープを覗いていた。
全身の意識を指先へ送る。極限まで集中する。
支社の窓からミズの姿が見えた。よし、今仕留めよう。
かつこは息をとめ指先に全身の意識を向け、スコープ越しにミズを睨める。
―いまだ!
かつこは引き金を引いた。反動が来る。一直線に弾丸は飛んで行った。ミズの頭目がけて。
だが、何か撃った時の反動が少ないような気がした。
ミズの頭に直撃する—が、ミズは手で撃たれた部分を触っただけで何も変化はなかった。
嫌な予感がする。
かつこは壁に身をひそめる。急いでPSG-1の弾倉を見る。
予感的中、殺傷能力が微塵もないBB弾だった。
—練習用の弾のまんまじゃな~い!!!!
かつこは文字通り目を丸くした。
かつこの発砲が戦闘のゴングを鳴らした。ミケネコ連合支社からミケネコ連合の人間が2人出てくる。
先頭部隊がMP5やMK5を発砲する。ミケネコ連合の者は受けても一切動じない。
重いのがデメリットの超高性能防弾着だ。ミケネコ連合の者の一人がMK60重機関銃を構えていた。あれに撃たれれば一溜りもない。
重機関銃が発砲された。物凄い轟音とともに先頭部隊がものに身を潜める。
かつこは急いでM4A1に8xスコープを付け、重機関銃使用者目がけて撃つ。が、当たっても動じない。同じく超高性能防弾ヘルメットだ。ミケネコ連合特注品だ。
―じょ~うだーんじゃな~いわよぉ~~ん!!!!
かつこは建物から出て走っていく。
「うぉおおおおおおおお!!!!!」
かつこは叫びながら発砲する。当然ながら狙いが定まってないため弾道がブレブレで当たらない。
「無駄だ!」
重機関銃をかつこに向ける―が、撃つことは無かった。なぜなら、かつこはもう、後ろに周っていたからだ。
「油断したわねぇい」
かつこは耳元でいうと脇腹に手刀をいれる。骨が折れる音がしたが受けたミケネコ連合の者は怯んだ。
その隙をかつこは見逃さず追撃しようとするが相手が一手早くスタンガンを撃ってきた。
かつこはたまらず白目を剝いて倒れた。
「これより、第一次宗教対戦を開幕する!」
ミズが声を張り上げていった。
――この戦いは、後に起こる大事件の基であったとは、ある男を除いて知るものは居なかった――
あとがき
はい、今回はついに始まりましたね、戦い。時空のお話か‼?って思うかもですが多めに見てください。時空たちの話もしっかり描きます。
さて次回は時空、出雲、デデコミズ、夢香のお話を書く予定です。
最近忙しくなって更新率が減少しています。ご了承下さい。
死にあふれるも近々更新しますので両者お楽しみに。
「この度は遠いところからもご足労頂き有難う御座います。今日はアババー教にとっても記念日になります。なぜならアババー教独立記念日になるからです。今、ミケネコ連合傘下から離脱し、独立し、一つの組織となるのです!!皆がこの日を待ち望んだことでしょう。トンケ様の殺害を依頼した憎きミズ。やつを今潰すとき‼我らが今、立ち上がます!!」
火煉が英雄のごとく腕を突き上げ言う。それに対して教徒たちが賛同の声を上げる。
それぞれ小銃、短機関銃、狙撃銃など銃を持ち始める。使われなくなったコンテナ内から大きな戦車が顔を出す。
「なかなかじゃないか。いいぞいいぞ~」
戦車を操縦するものが満足そうに口にする。
天から一筋の光が差す。教徒たちはなんだなんだと興味を示す。
その光の上の方から人が下りてくるのが見えた。
そのひとは
――トンケだった――
「トンケ様だ!」「開祖様だ!」教徒たちが我先にと触ろうとしにいく。
するとトンケが口を開いた。
「君たち、争いを起こすのか?その理由は何にしろ、勝つことが大切。勝ってね」
トンケはそういうと一人ひとりに指を指す。発光しだす。
「これは僕の加護。負けたら許さないからね‼」
トンケは冗談っぽく言った。
そう、アババー教はカルト宗教から、神が実在する本物の宗教へと化したのだ。
トンケによる加護は意味のないものでは無かった。
教徒はミケネコ連合の支社に先頭部隊を送る。
「はじめは君たちでやってくれ。それくらいでやられるほどやわな野郎ではないことを願うが全力を尽くして。」
火煉はそういってにやりと笑った。
先頭部隊は二手に分かれて攻めに行く。かつこは、その先頭部隊の援護役だった。
そのため、高い建物からPSG-1を構え、スコープを覗いていた。
全身の意識を指先へ送る。極限まで集中する。
支社の窓からミズの姿が見えた。よし、今仕留めよう。
かつこは息をとめ指先に全身の意識を向け、スコープ越しにミズを睨める。
―いまだ!
かつこは引き金を引いた。反動が来る。一直線に弾丸は飛んで行った。ミズの頭目がけて。
だが、何か撃った時の反動が少ないような気がした。
ミズの頭に直撃する—が、ミズは手で撃たれた部分を触っただけで何も変化はなかった。
嫌な予感がする。
かつこは壁に身をひそめる。急いでPSG-1の弾倉を見る。
予感的中、殺傷能力が微塵もないBB弾だった。
—練習用の弾のまんまじゃな~い!!!!
かつこは文字通り目を丸くした。
かつこの発砲が戦闘のゴングを鳴らした。ミケネコ連合支社からミケネコ連合の人間が2人出てくる。
先頭部隊がMP5やMK5を発砲する。ミケネコ連合の者は受けても一切動じない。
重いのがデメリットの超高性能防弾着だ。ミケネコ連合の者の一人がMK60重機関銃を構えていた。あれに撃たれれば一溜りもない。
重機関銃が発砲された。物凄い轟音とともに先頭部隊がものに身を潜める。
かつこは急いでM4A1に8xスコープを付け、重機関銃使用者目がけて撃つ。が、当たっても動じない。同じく超高性能防弾ヘルメットだ。ミケネコ連合特注品だ。
―じょ~うだーんじゃな~いわよぉ~~ん!!!!
かつこは建物から出て走っていく。
「うぉおおおおおおおお!!!!!」
かつこは叫びながら発砲する。当然ながら狙いが定まってないため弾道がブレブレで当たらない。
「無駄だ!」
重機関銃をかつこに向ける―が、撃つことは無かった。なぜなら、かつこはもう、後ろに周っていたからだ。
「油断したわねぇい」
かつこは耳元でいうと脇腹に手刀をいれる。骨が折れる音がしたが受けたミケネコ連合の者は怯んだ。
その隙をかつこは見逃さず追撃しようとするが相手が一手早くスタンガンを撃ってきた。
かつこはたまらず白目を剝いて倒れた。
「これより、第一次宗教対戦を開幕する!」
ミズが声を張り上げていった。
――この戦いは、後に起こる大事件の基であったとは、ある男を除いて知るものは居なかった――
あとがき
はい、今回はついに始まりましたね、戦い。時空のお話か‼?って思うかもですが多めに見てください。時空たちの話もしっかり描きます。
さて次回は時空、出雲、デデコミズ、夢香のお話を書く予定です。
最近忙しくなって更新率が減少しています。ご了承下さい。
死にあふれるも近々更新しますので両者お楽しみに。
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