火炎幻術 焔時空

時宮時空

第三章 叛乱

「・・・ん?!」
そこにいたのは――出雲だった。

「大丈夫か?夢香。」

「うぅん!うんうん!」
夢香は大泣きしながら答えた。

「オマエラァァ!!!!」
出雲が殴りにかかる。
 しかし、雨雲がエアガンを連射する。だがなぜか出雲に当たらない。

「なんでだ!うぉおおおおおおお!」
雨雲がひたすらにうつ。

「無駄だ。俺はこっちだからな!」
出雲が消えた。―出雲はいつの間にか雨雲の後ろに立っていた。

「じゃあな。」
そう言ってスタンガンを撃った。
 雨雲がたまらず倒れる。

「雨雲!!」
龍牙がmp5を連射しようとするがそれは出来なかった。


 あたり一面を煙が白くする。風間の煙幕弾は効果あったのか。それは分からない。
 風間は走ってその場から立ち去る。
―なんとかいけたか....!!!

 その後風間は自宅に戻った。ASNの確認をする。そこには旧森村の酒場を改造して拠点にしようという話が持ち上がっていた。
―なるほど。なんだかすごい嫌な予感がするな....

―数日後―

「皆さん、この度は旧森村の酒屋にご足労頂、誠に有難う御座います。では、あらたな拠点を祝いましょう、乾杯!!」

部屋が歓喜に包まれる。旧森村の酒屋は市街地から離れたところにある。そのため人目にもつかない。

「さて、ミケネコ連合軍に今、傘下であるアババー教が叛旗を翻す時、いざ、勝負だ!!」




「行くぞ!デデコミズ、夢香!!」
出雲は夢香を背負い、デデコミズの肩を持つ。
ドアに突進し、突き破る。

「待て!!」
龍牙が追いかけてくる。

「忘れられたら困る。”火達磨”!!!」

「!?ぬぅおおぁ!!」
あたり一面が炎に包まれる。

「ありがとう、時空!!」
時空の幻術だった。

「デデコミズは俺が背負う。出雲は夢香を頼む。」
時空にデデコミズを渡した。

「焔....くん....」

「気にするな。」

 出雲と時空は家から出ていった。

「やられたか....幻術使いめ!!!」
雨雲が地面を殴る。

「出雲、走れるか?」
時空が問う。

「大丈夫だ。ここはアババー教の住宅街だ。さっさと逃げ出さないとほかの連中に目を付けられる」

「分かった。」
時空と出雲は無事、アババー教信仰者の住宅街を抜けた。



「いい度胸をしているな...風間・・ 。」
ミズは誰にとも無く呟くと煙が引くのを待ってから歩き始めた。

<最新鋭の武器の導入、接近戦での防具、攻具、を一斉に取り入れた。いつものコンテナにいる>
ASNの売買担当のものが新しく買ったものを紹介する。
 今回の入荷品は接近戦の際に利用される超高電圧ナックル、光学迷彩によって透明に見える防具等と、自走砲台、自走ロケット砲等の戦車系統のものが入荷された。

―なかなかのものを仕入れるじゃない...
 火煉は一人感心していた。アババー教徒が第二の拠点として貿易しやすいように海辺のコンテナがたくさんある今はもう使われない工場を乗っ取り、そこに大量の戦車、武器などを保管しておきながら未だバレないからだ。もはや戦争レベルのものが揃えられていた。

<ミケネコ連合軍に、不幸あれ>
ASNの誰かが書き込むと、それに対して賛同の声が多数上がった。

<明日の昼、ミケネコ連合と戦争を行う。戦場はミケネコ連合支社の近くの今は使われてない廃工場へ来い。ありったけの武器を揃えろ。こなければミケネコ連合を潰し世間にもあの情報を流す>
 火煉はミケネコ連合宛に送信した。身元は分からぬよう精一杯の小細工はしてある。解こうとすると逆にひっかかる罠まで設けた。

「やるしかないわ」
火煉はそう一言いうとASNに<明日の昼、ミケネコと戦争よ。準備してね>と書き込むと、パソコンを閉じ、明日に向けて準備し、就寝した。

――この戦争が後にあんなことになるなんて、この時は知る由も無かった――



あとがき
ん~。なんか小説書く力が衰えたように感じますね...少し書かないだけでここまでくると大変ですね。ちょっと説明が多すぎましたかね...
さて、いつもとはちょっと違うプロローグです!第三章に入りました!第三章ではどんな事が待っているのでしょうか。
お楽しみに~

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