剣と魔法の異世界スローライフ

バグ

少女【ノア】

夜になるのを待った俺はコハクがねているのを確認してそっと部屋を出た。



私の名前はノア。物心ついたころからスラム街で住んでいて親なんていなかった。
それでも私は生きようと努力した。必ず救いが来ると信じて。


と言ってもここはスラム街。仕事なんて汚れ仕事か肉体労働くらい。
どうしようと迷っていたら後から声を掛けられた。
その人は言葉巧みに私を借金返済の肩代わりに使ってきた。



それからは私はその人を恨みながら必死に働いた。
凄く辛かったけどなんとか肉体労働で稼いだり冒険者さんの荷物持ちをしたり。
でも手に入っても借金返済でお金は消えて行く。


特に冒険者さんの荷物持ちはたいへんだった。殴られて蹴られてそれでもがんばって。
やっとおわってもお金は銅貨3枚だけ。
こんなのじゃ返せるわけがない。
私は日に日に返せるお金が少なくなってきた。


「おいっ!1週間後にまた来る!返せなかったらただじゃおかねぇ!」
「うぐッわ、わかりましたぁ。」
大変だ。返せるわけがない。だって返すお金は【金貨30枚】なんだから。



でも返さなければ殺されるかもしれない。
何とかしなくちゃっ!
それからはもうあまりに必死で覚えてないけどやっと見つけた冒険者さんは黒髪に茶眼。
それに肩に白いドラゴンを乗せた人だった。



優しい人だといいなぁ



俺は外に出たあとまず初めに第4位魔法「サーチ」をつかう。
この魔法はその、人のことを認識していればどこにいても探せるという超便利魔法である。

「んーあっあそこか」
あの子がいたのはスラム街。
どうやらスラムの子らしい。まっ関係ないけどそんなこと。

場所がわかればもう大丈夫。
俺は急いでスラム街に入っていった。


スラム街につくとそこは予想どうりのばしょだった。
あちらこちらに人が寝転がっていてハエがたかってるのもある。
こんなところにいたのかあの子は。

でももうつくな、あっいた。
「おーい」
デカいリュックを枕替わりに置いていたあの子はこちらに気付くと警戒していた。

「ど、どうしたんですか?ススムさま」
「いや、なにか困っていることがあるんじゃないかってね、よかったら話してみてよ力になれるかも知れない」
「、、、、、、分かりました。言うだけならタダですもんね!」
少し辛そうにそう言った彼女は事の経緯を話して言った。



「と、言うわけなんです。すいません、私何やってもダメで!、、、失望しましたよね。どうぞ行ってください、わ、私は大丈夫ですので」

そう涙目でいうノアという子は不謹慎だけどすごく綺麗だった。
「ノア、、、サポーターの件、正式にサポーターになってくれないか?」
「え?でも、わたしは借金がありますし迷惑をかけてしまうかも知れません」


「大丈夫だよ、その件は解決できる」
「え?」
「まあ、ノアがサポーターになってくれたらだけどね」
「え?もしかして借金返済してくれるん、、、、ですか?」
「うん」


「そ、そんな!ダメです!!借金は金貨30枚もあるんですよ!?それについ最近しりあったばかりなのに!」
「だからこそのサポーターさ、正式なサポーターはいわゆる枷だよ、とんづらされないためのね、それに借金の返済は気にしなくていい。これでもお金は持ってるんだ」


「で、でも!! 」
ポンポンッ
ノアの頭を撫でながら俺は言った。

「俺はお前が欲しい。俺と一緒にこないか?ノア」
「っ!、、、はい!!」





それから俺たちは宿に戻り(ノアの部屋は俺と同室なのでお金はかからない)ノアにベットを譲り俺は床でねているコハクのお腹を枕にして寝た。



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