ただ、藍色

あそばれなみだ

1 -日常の中で-

強くも無く、弱くも無く、ただ温かい何かで、何かを温められる、それでいて、いつも中心にいる。
部屋にある、あのシーリングライト(天井直付照明)みたいになりたかったのかななんて思っている午前3時。
冬休みに入り、生活リズムが崩れ、随分と夜行性になってしまった。
高校生活が残り少ない中、後どのくらい友達や、先生や、後輩達に会えるだろうか。正直、どのくらい会えるかなんて、大凡検討がついているのに、考えることで僅かな可能性に賭けてみたかった。

数日前に、ずっと好きだった先輩、いや、どちらかというと、好きなのか好きじゃないのかはっきりしなかった先輩に彼氏ができたらしい。特別、報告されたわけでもないが、彼女のLINEのプロフィール写真が男と一緒に、やたらくっついている写真に変わっていたからだ。
顔の部分が2人とも丁度写ってないが、その男がどんな顔をしていて、そんな男に対して、彼女はどんな表情をしているのか少し気になった。

そんなことを考えているうちに眠くなってきた。あー、やっと眠れる。

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