チート・ご都合主義いらないけどハーレムいります
第百四話 親子VSライオン
~魔王ラバーナ視点~
俺はあの後エリック博士とやらの召喚魔法によってここに連れてこられた。マリーを助けようと思ったらマリーの色が変化しているのを見て急いで止めさせた。
「どうして生きてるの?」
マリーは信じられないものを見ているような眼を向けてきて、地味にショックだが、そんな事を気にしてる場合じゃない。
「まあ、俺には心臓が五つあるんだが、その内の一個が邪神に持っていかれたんだ。もしあの本気の状態だったら俺は死んでただろうけど何とか一カ月かけて蘇った」
「お父さんって規格外よね」
「まあな。けど俺はこんな体だけど今はそれでもいいと思ってる」
俺はそう言って前にいるライオンを見据える。
勇者の言いなりになっているようだが、しょうがねえ。やるか。
俺は本気で行く。自分の体が熱くなり、濃い紫色になっていくのが自分でも分かる。
「マリー、お前は頑張った。後は父親の役目だ」
俺はそう言い、ライオンに突っ込んだ。
ライオンは傷だらけだ。この状態まで持ち込んでくれた奴に感謝だな。
そう思いながらライオンに斬りかかる。
「うおおおら!」
俺はライオンが前足で防いだが、そのまま俺はライオンを吹き飛ばした。
「何!?」
ライオンは自分が何が起きているのか理解が出来ていないようだ。それもそうだろう。あんな巨体がそう簡単に吹き飛ばされるなんてそうそう在り得ないと自分でも分かる。だが、今の俺なら出来る。
俺は驚いているライオンに更に追撃する。
ライオンは初めて自分が俺に吹き飛ばされていたのが分かったのか、こちらを睨む。
「お前は何者だ!」
「俺は今はただの父親だ!」
俺は更にライオンを吹き飛ばし、その後さらに突撃する。
「がは!」
ライオンから血が出るが知った事ではない。
俺は更に追撃しようと思ったが今度はライオンは吹き飛ばされるも普通に立っているがこちらに攻めてはこない。
何だ?俺に吹き飛ばされてビビってるのか?
「お父さん!危ない!」
俺はその言葉に避けようと思ったが、
「遅い!」
ライオンはその言葉と共にブレスを放ってきた。
そして俺の片腕は氷漬けにされた。
「はっはっはっは!これでお前は片腕使えなくなったぞ!」
何だ。その程度か。
一度本気の状態を解除する。そして即座に氷漬けにされた腕を剣で切り落とす。
だが超速再生によってすぐに傷が塞がり、新たな腕が生える。
これをすると腕はそのままとはいかず普通の鍛えていない一般男性と変わらない程の筋力になるがそれでもそこまで支障はない。
「何だそれは!」
「お前とは相性がいいな」
その言葉にライオンは若干怖気づきながら、
「お前も魔人なら分かるだろう!人族に手を貸してどうするんだ!」
「だから言ったろう。俺は今はただの父親だ。魔人は関係ない」
俺は命乞いをするこのライオンにもう興味はなかった。
「何故お前にそこまでの力があるんだ!」
ライオンは俺の攻撃をかろうじて避けながら吠える。
確かに俺は今までとは違う。普通なら弱っているとしてもこのライオンと同レベルぐらいだ。
そして俺は何が違うのか考えてすぐに今までと何が違うのか分かった。
俺はつい笑みがこぼれてしまう。
そして俺はもういいだろうと思いマリーの元に向かう。ライオンは怖気づいて俺に向かって攻めてくることはなかった。
「マリー、この勝負はお前が始めた事だ。後はお前がやれ」
初めは俺が全部やろうと思ったが止めだ。
「お父さんって強いと思ってたけどここまで強いのね」
娘が感心した目で俺に言う。
もう一回あいつと戦ってこよう。
そんな考えをすぐに打ち消し、
「まあな。それよりお前は俺と同じことをしようとした時どんな感じだった?」
俺が言ったのはあの魔人の覚醒のような状態の事だ。
娘は俺が何が言いたいのかすぐに分かったようで、
「あの時は頭痛もするし、吐き気もそれに人族がもの凄く憎くて嫌いになる感じがする」
やはりそんな感じか。俺は自分が今強く戦えた方法をマリーに伝えることにした。
「マリー。そんなときは守りたい存在を思い浮かべるんだ。今戦うのはこいつに勝ちたいからじゃない。何かを守る為に戦うつもりでやるんだ。頭が痛いとき、人族が嫌いになりそうなときも守りたい存在を思い浮かべてみろ。そしたら出来る筈だ」
「.......けど。暴走するかもしれないし」
「その時は俺が止めてやる」
「分かった」
マリーは頷き段々と体が紫色に変わっていき、頭に一本の角が生える。
「ううううう!」
娘が辛そうな声をあげる。本当ならここで止めた方がいいのかもしれない。だけどこの戦いはお前たちの戦いなんだ。お前の手で決着を付けなきゃ駄目だ。
「マリー。思い浮かべろ。何でお前はこの戦争に参加したんだ。守りたい存在を」
「.......レイ。ジルド」
そんな声が聞こえた。
取り敢えずレイロードは後で殺そう。
そして声は聞こえなくなりマリーは俯いている。
「.......マリー、大丈夫か?」
流石に心配になって声をかけるとマリーは顔をあげ、
「大丈夫。前までこれになると最悪の気分になったけど今は何ともない。ありがとね、お父さん」
そう言って娘はライオンに駆けていった。
~マリー視点~
私はもう大丈夫だ。
「ミレム。もっと身体強化あげて。今なら耐えれる」
「オッケー!」
ミレム、そして魔人の姿になり、私は更に力をあげライオンに接近する。
「あの魔人に任せておけばいいものを!」
そう言ってブレスを放つ。
私は即座に足に風魔法を放ちそれを避ける。
「はああああ!」
私はそれに加え火魔法も纏った。
そして私の剣はおもいっきりライオンに傷をつけた。
「があああ!」
ライオンは絶叫をあげる。
そして逃げるようにライオンは後ずさりながら、
「お前には俺から主に殺さないように言ってやる。だから逃がしてくれんか?」
「在り得ない」
私達を氷漬けにしようとし、更に私の腹に攻撃をしてきたこいつを今更逃がすつもりはない。
そしてこいつが逃げても邪神は私を殺すだろう。
「これは私達を氷漬けにしようとした分!そして私の腹を痛めつけた分!そして何より私たちの幸せな日常を奪おうとした分!」
私は力を振り絞り三回斬った。
「ぎゃああああああ!」
ライオンは悲鳴をあげこの世から消えた。
そしてそれと同時に私も力を使い果たし、倒れた。
この戦いは守りたい存在があるか、ないかの違いが勝敗を決めたのだった。
~ルドノフ視点~
「流石に見過ごせませんよ」
私はアラン君に刺さりそうな剣を自分の剣で防ぐ。
「.......ルドノフさん。親父は俺がやる」
その傷でまだ戦おうという意思は凄いと思う。
「分かってますよ。ていうより早く自分に回復魔法をかけてください。私一人では剣聖は倒せませんから」
「......すまない。ありがとう」
アラン君はそう言って自分に回復魔法をかける。
さて私も時間稼ぎをしますか。
「裏切り者は俺がきちんと排除してやる」
あちらはやる気満々でした。
「人族を最初に裏切った人にだけは言われたくないですね」
今ここで三大最強の最強と言われる一角の剣聖との戦いが始まるのだった。
俺はあの後エリック博士とやらの召喚魔法によってここに連れてこられた。マリーを助けようと思ったらマリーの色が変化しているのを見て急いで止めさせた。
「どうして生きてるの?」
マリーは信じられないものを見ているような眼を向けてきて、地味にショックだが、そんな事を気にしてる場合じゃない。
「まあ、俺には心臓が五つあるんだが、その内の一個が邪神に持っていかれたんだ。もしあの本気の状態だったら俺は死んでただろうけど何とか一カ月かけて蘇った」
「お父さんって規格外よね」
「まあな。けど俺はこんな体だけど今はそれでもいいと思ってる」
俺はそう言って前にいるライオンを見据える。
勇者の言いなりになっているようだが、しょうがねえ。やるか。
俺は本気で行く。自分の体が熱くなり、濃い紫色になっていくのが自分でも分かる。
「マリー、お前は頑張った。後は父親の役目だ」
俺はそう言い、ライオンに突っ込んだ。
ライオンは傷だらけだ。この状態まで持ち込んでくれた奴に感謝だな。
そう思いながらライオンに斬りかかる。
「うおおおら!」
俺はライオンが前足で防いだが、そのまま俺はライオンを吹き飛ばした。
「何!?」
ライオンは自分が何が起きているのか理解が出来ていないようだ。それもそうだろう。あんな巨体がそう簡単に吹き飛ばされるなんてそうそう在り得ないと自分でも分かる。だが、今の俺なら出来る。
俺は驚いているライオンに更に追撃する。
ライオンは初めて自分が俺に吹き飛ばされていたのが分かったのか、こちらを睨む。
「お前は何者だ!」
「俺は今はただの父親だ!」
俺は更にライオンを吹き飛ばし、その後さらに突撃する。
「がは!」
ライオンから血が出るが知った事ではない。
俺は更に追撃しようと思ったが今度はライオンは吹き飛ばされるも普通に立っているがこちらに攻めてはこない。
何だ?俺に吹き飛ばされてビビってるのか?
「お父さん!危ない!」
俺はその言葉に避けようと思ったが、
「遅い!」
ライオンはその言葉と共にブレスを放ってきた。
そして俺の片腕は氷漬けにされた。
「はっはっはっは!これでお前は片腕使えなくなったぞ!」
何だ。その程度か。
一度本気の状態を解除する。そして即座に氷漬けにされた腕を剣で切り落とす。
だが超速再生によってすぐに傷が塞がり、新たな腕が生える。
これをすると腕はそのままとはいかず普通の鍛えていない一般男性と変わらない程の筋力になるがそれでもそこまで支障はない。
「何だそれは!」
「お前とは相性がいいな」
その言葉にライオンは若干怖気づきながら、
「お前も魔人なら分かるだろう!人族に手を貸してどうするんだ!」
「だから言ったろう。俺は今はただの父親だ。魔人は関係ない」
俺は命乞いをするこのライオンにもう興味はなかった。
「何故お前にそこまでの力があるんだ!」
ライオンは俺の攻撃をかろうじて避けながら吠える。
確かに俺は今までとは違う。普通なら弱っているとしてもこのライオンと同レベルぐらいだ。
そして俺は何が違うのか考えてすぐに今までと何が違うのか分かった。
俺はつい笑みがこぼれてしまう。
そして俺はもういいだろうと思いマリーの元に向かう。ライオンは怖気づいて俺に向かって攻めてくることはなかった。
「マリー、この勝負はお前が始めた事だ。後はお前がやれ」
初めは俺が全部やろうと思ったが止めだ。
「お父さんって強いと思ってたけどここまで強いのね」
娘が感心した目で俺に言う。
もう一回あいつと戦ってこよう。
そんな考えをすぐに打ち消し、
「まあな。それよりお前は俺と同じことをしようとした時どんな感じだった?」
俺が言ったのはあの魔人の覚醒のような状態の事だ。
娘は俺が何が言いたいのかすぐに分かったようで、
「あの時は頭痛もするし、吐き気もそれに人族がもの凄く憎くて嫌いになる感じがする」
やはりそんな感じか。俺は自分が今強く戦えた方法をマリーに伝えることにした。
「マリー。そんなときは守りたい存在を思い浮かべるんだ。今戦うのはこいつに勝ちたいからじゃない。何かを守る為に戦うつもりでやるんだ。頭が痛いとき、人族が嫌いになりそうなときも守りたい存在を思い浮かべてみろ。そしたら出来る筈だ」
「.......けど。暴走するかもしれないし」
「その時は俺が止めてやる」
「分かった」
マリーは頷き段々と体が紫色に変わっていき、頭に一本の角が生える。
「ううううう!」
娘が辛そうな声をあげる。本当ならここで止めた方がいいのかもしれない。だけどこの戦いはお前たちの戦いなんだ。お前の手で決着を付けなきゃ駄目だ。
「マリー。思い浮かべろ。何でお前はこの戦争に参加したんだ。守りたい存在を」
「.......レイ。ジルド」
そんな声が聞こえた。
取り敢えずレイロードは後で殺そう。
そして声は聞こえなくなりマリーは俯いている。
「.......マリー、大丈夫か?」
流石に心配になって声をかけるとマリーは顔をあげ、
「大丈夫。前までこれになると最悪の気分になったけど今は何ともない。ありがとね、お父さん」
そう言って娘はライオンに駆けていった。
~マリー視点~
私はもう大丈夫だ。
「ミレム。もっと身体強化あげて。今なら耐えれる」
「オッケー!」
ミレム、そして魔人の姿になり、私は更に力をあげライオンに接近する。
「あの魔人に任せておけばいいものを!」
そう言ってブレスを放つ。
私は即座に足に風魔法を放ちそれを避ける。
「はああああ!」
私はそれに加え火魔法も纏った。
そして私の剣はおもいっきりライオンに傷をつけた。
「があああ!」
ライオンは絶叫をあげる。
そして逃げるようにライオンは後ずさりながら、
「お前には俺から主に殺さないように言ってやる。だから逃がしてくれんか?」
「在り得ない」
私達を氷漬けにしようとし、更に私の腹に攻撃をしてきたこいつを今更逃がすつもりはない。
そしてこいつが逃げても邪神は私を殺すだろう。
「これは私達を氷漬けにしようとした分!そして私の腹を痛めつけた分!そして何より私たちの幸せな日常を奪おうとした分!」
私は力を振り絞り三回斬った。
「ぎゃああああああ!」
ライオンは悲鳴をあげこの世から消えた。
そしてそれと同時に私も力を使い果たし、倒れた。
この戦いは守りたい存在があるか、ないかの違いが勝敗を決めたのだった。
~ルドノフ視点~
「流石に見過ごせませんよ」
私はアラン君に刺さりそうな剣を自分の剣で防ぐ。
「.......ルドノフさん。親父は俺がやる」
その傷でまだ戦おうという意思は凄いと思う。
「分かってますよ。ていうより早く自分に回復魔法をかけてください。私一人では剣聖は倒せませんから」
「......すまない。ありがとう」
アラン君はそう言って自分に回復魔法をかける。
さて私も時間稼ぎをしますか。
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