チート・ご都合主義いらないけどハーレムいります
第八十一話 シアVSアンリーヌ
~シア視点~
私はこの人を倒して魔王に聞かなければなりません。どうして戦争をしてまで私を連れ去ろうとしたのかを。
ここで躓いている場合じゃないんです。
フレイムランスを空中に出し降り注ぐ。
「ウォーターウォ―ル」
アンリさんは水の上級で防ぐ。
私はそれからすぐに風の超級、土の超級を同時に放つ。
だけど、
「ファイアウォール」
無詠唱ではないが詠唱を短縮して、行動も早ければ判断も早い。
二つの攻撃にも惑わされず完璧に対処してくる。
「こんなもんかしら。じゃあ次はこっちから攻めるわ。私だけの秘密の魔法で」
そう言って何が来るのかと思ったら分身魔法だった。
「どう?これは私だけが使えるオリジナル魔法よ」
アンリさんはドヤ顔で言ってくるのだが、
「.....それレイやルドノフさんも使えますよ」
「え?」
アンリさんは呆気にとられ固まった。何だか申し訳ないですね。
「そ、そうなの。だけどあいつらとは私の魔法は絶対に違うはず」
若干戸惑っていたがアンリさんは気を取り直して構えた。
「分身魔法は攻撃出来ないから本体だけを見てればいいと思ってるでしょ?」
私はそれに驚いてしまう。確かに私はそう思っていたから。
「図星みたいね。やっぱりそこは違うみたい。私はこの分身魔法でも攻撃できるの」
そう言って攻撃態勢に入った。
......やばい。私はすぐに防御しようと思うがどの魔法が来るのか分からない。
「では全員お願いします」
その合図と共に四人の分身が全部違う魔法を同時に放ってきた。
私はまず一番危険な火魔法を水魔法で打ち消す。瞬時に周りに土魔法の上級を展開して防ぐ。
よし。何とか出来る。
「油断は最悪よ」
私はそこで気付いた。
真正面にいたはずの本体であるアンリさんがいない。そして分身もいなかった。
瞬時に声をした上を向いたが遅かった。
上には既に風魔法の超級を構えているアンリさんが放つ瞬間だった。
私はすぐに壁を作ろうとしたが.......。
「遅いわ」
そう言って風の刃が私の体を傷つける。
「キャ!」
私は多少避けたがそれでも殆の風魔法は食らってしまった。
私は急いで治癒魔法を自分にかける。
だが所々に傷が付けられて治すのに手間がかかる。
「あなたが言えば助かったんじゃないの?」
アンリさんはセシリアの方を向いて言う。
「これはシアが自分で戦いたいと言ったのだ。だから私は今回シアが敗北を認めるまで助けには入らない」
「そう。私からしたら助かるんだけどね」
アンリさんのセシリアの話が終わりアンリさんがこちらを向いた。
「あんたまだギブアップしないの?」
「.......まだ戦えますよ」
私はそう言ってフラフラしながらも立ち上がった。
負けるわけにはいかない。マリーだって頑張ってる筈だ。私だけが弱音を吐いて負けを認めるわけにはいかない。
もう命を奪う行為に躊躇わない。
それが私の好きなレイの為ならば。
「私に力を貸してください」
そう言うと私の周りが白く輝く。
「.......あんたその姿」
アンリさんは私の姿に驚いているようだ。セシリアも目を見開いている。それもそうかもしれない。
私は今巫女の姿なのだから。
私はこの人を倒して魔王に聞かなければなりません。どうして戦争をしてまで私を連れ去ろうとしたのかを。
ここで躓いている場合じゃないんです。
フレイムランスを空中に出し降り注ぐ。
「ウォーターウォ―ル」
アンリさんは水の上級で防ぐ。
私はそれからすぐに風の超級、土の超級を同時に放つ。
だけど、
「ファイアウォール」
無詠唱ではないが詠唱を短縮して、行動も早ければ判断も早い。
二つの攻撃にも惑わされず完璧に対処してくる。
「こんなもんかしら。じゃあ次はこっちから攻めるわ。私だけの秘密の魔法で」
そう言って何が来るのかと思ったら分身魔法だった。
「どう?これは私だけが使えるオリジナル魔法よ」
アンリさんはドヤ顔で言ってくるのだが、
「.....それレイやルドノフさんも使えますよ」
「え?」
アンリさんは呆気にとられ固まった。何だか申し訳ないですね。
「そ、そうなの。だけどあいつらとは私の魔法は絶対に違うはず」
若干戸惑っていたがアンリさんは気を取り直して構えた。
「分身魔法は攻撃出来ないから本体だけを見てればいいと思ってるでしょ?」
私はそれに驚いてしまう。確かに私はそう思っていたから。
「図星みたいね。やっぱりそこは違うみたい。私はこの分身魔法でも攻撃できるの」
そう言って攻撃態勢に入った。
......やばい。私はすぐに防御しようと思うがどの魔法が来るのか分からない。
「では全員お願いします」
その合図と共に四人の分身が全部違う魔法を同時に放ってきた。
私はまず一番危険な火魔法を水魔法で打ち消す。瞬時に周りに土魔法の上級を展開して防ぐ。
よし。何とか出来る。
「油断は最悪よ」
私はそこで気付いた。
真正面にいたはずの本体であるアンリさんがいない。そして分身もいなかった。
瞬時に声をした上を向いたが遅かった。
上には既に風魔法の超級を構えているアンリさんが放つ瞬間だった。
私はすぐに壁を作ろうとしたが.......。
「遅いわ」
そう言って風の刃が私の体を傷つける。
「キャ!」
私は多少避けたがそれでも殆の風魔法は食らってしまった。
私は急いで治癒魔法を自分にかける。
だが所々に傷が付けられて治すのに手間がかかる。
「あなたが言えば助かったんじゃないの?」
アンリさんはセシリアの方を向いて言う。
「これはシアが自分で戦いたいと言ったのだ。だから私は今回シアが敗北を認めるまで助けには入らない」
「そう。私からしたら助かるんだけどね」
アンリさんのセシリアの話が終わりアンリさんがこちらを向いた。
「あんたまだギブアップしないの?」
「.......まだ戦えますよ」
私はそう言ってフラフラしながらも立ち上がった。
負けるわけにはいかない。マリーだって頑張ってる筈だ。私だけが弱音を吐いて負けを認めるわけにはいかない。
もう命を奪う行為に躊躇わない。
それが私の好きなレイの為ならば。
「私に力を貸してください」
そう言うと私の周りが白く輝く。
「.......あんたその姿」
アンリさんは私の姿に驚いているようだ。セシリアも目を見開いている。それもそうかもしれない。
私は今巫女の姿なのだから。
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