チート・ご都合主義いらないけどハーレムいります
第七十九話 マリーVS魔王軍幹部
~マリー視点~
とっととこいつを倒してレイの所に向かう。
私はそう決めてこいつの攻撃をいなして攻める。
「誰に教わったか知りませんが中々ですな」
「それならそいつも泣いて喜んでるかもね」
ただこいつ中々とか言っておきながら一回も攻撃が入ってない。
「あんた何で本気出さないの?」
「あなたに必要ないからですな」
多分さっき私があんたなんて一人で十分というのを根に持っているのだろう。
「このクソじじいが!」
「じじいは丁寧に扱ってくださらないと」
この爺さんは笑いながら私の剣を捌く。
どうしてこいつこんなに剣を捌くのが上手いのよ。
私はこの爺さんが何かしてこないか警戒しながら風の超級を上から放つ。
だがそれは爺さんも警戒していたのかそれすらも躱される。
どうしたらこの人に攻撃が当てられるのよ!
私はどうしたらいいか分からないが取り敢えず手は休めない。こうしてたらいつか弱点が分る筈だ。
「おや。それは駄目ですね」
「え?きゃああああああ!」
私は一瞬の隙をつかれ、腕を相当深く斬られた。だが利き腕とは違う腕だったのでまだよかったが利き腕だったらそこで終わってた。
「私の戦い方が分かりましたか?」
爺さんが笑顔で言ってくる。あの顔が腹立つけど今ので少しだけわかった気はする。
「めんどくさいから勝負が終わってから話すわ」
私はそう言って剣を構える。
「あなたはまだ戦うんですか?もう決着はついてると思いますが」
「まだまだ余裕よ」
私は治癒魔法の超級を腕にかける。相当深く斬られているようだ。だが戦わないわけにはいかない。
「私には戦わないといけない理由があるのよ」
そう言ってもう一度気を引き締める。
私はリリアとセシリアが来てから何処か劣等感があった。
リリアとセシリアはとても強かった。
リリアとセシリアが龍人の地龍達に勝ったという話を聞いて私は驚きもあり、敗北感があった。
私とシアは何処かで甘く見てたのだろう。私達は学校では優秀と褒められてきた。
だけどそれじゃあまだ私は納得出来なかった。だからアランに頼んで修行も付けてもらっていた。だけどそれで私は満足していたんだと思う。
レイに追いつけなくても大丈夫。私はこんだけ頑張ったのだからと。
だけど他の彼女であるリリアとセシリアは全然違った。ずっと自分に厳しくて、それでいてまだ自分の実力に自惚れていない人達だった。
そして思うようになった。私ではレイの彼女にふさわしくないんじゃないかって。だけどレイはそんな事を言う人じゃない。
だからこそ私はレイに甘えてきた。
だから今回の戦いで私は本当の意味でレイに認めてもらう為に勝つ。
それに家で寂しくジルドが待ってるだろうし。あの子は誰に対しても緊張気味だけど本当は優しくてレイの事を尊敬している子だ。
だからこそ、その母親である私は弱いですじゃ話にならない。
「私はあんたに勝ってみせる!」
この力はアランには本当のピンチにならないと使ったらいけないって言われた。
私もそれは分かっていた。この力は強い。だけど人を腐らせてしまう。
だけどそんな事を言ってる場合じゃない。
「行くよミレム」
「オッケー」
このミレムは元勇者オーウェルの精霊の加護を与えた『身体強化の精霊ミレム』。その力があるマリーと魔王軍幹部の本気の勝負が今始まる。
とっととこいつを倒してレイの所に向かう。
私はそう決めてこいつの攻撃をいなして攻める。
「誰に教わったか知りませんが中々ですな」
「それならそいつも泣いて喜んでるかもね」
ただこいつ中々とか言っておきながら一回も攻撃が入ってない。
「あんた何で本気出さないの?」
「あなたに必要ないからですな」
多分さっき私があんたなんて一人で十分というのを根に持っているのだろう。
「このクソじじいが!」
「じじいは丁寧に扱ってくださらないと」
この爺さんは笑いながら私の剣を捌く。
どうしてこいつこんなに剣を捌くのが上手いのよ。
私はこの爺さんが何かしてこないか警戒しながら風の超級を上から放つ。
だがそれは爺さんも警戒していたのかそれすらも躱される。
どうしたらこの人に攻撃が当てられるのよ!
私はどうしたらいいか分からないが取り敢えず手は休めない。こうしてたらいつか弱点が分る筈だ。
「おや。それは駄目ですね」
「え?きゃああああああ!」
私は一瞬の隙をつかれ、腕を相当深く斬られた。だが利き腕とは違う腕だったのでまだよかったが利き腕だったらそこで終わってた。
「私の戦い方が分かりましたか?」
爺さんが笑顔で言ってくる。あの顔が腹立つけど今ので少しだけわかった気はする。
「めんどくさいから勝負が終わってから話すわ」
私はそう言って剣を構える。
「あなたはまだ戦うんですか?もう決着はついてると思いますが」
「まだまだ余裕よ」
私は治癒魔法の超級を腕にかける。相当深く斬られているようだ。だが戦わないわけにはいかない。
「私には戦わないといけない理由があるのよ」
そう言ってもう一度気を引き締める。
私はリリアとセシリアが来てから何処か劣等感があった。
リリアとセシリアはとても強かった。
リリアとセシリアが龍人の地龍達に勝ったという話を聞いて私は驚きもあり、敗北感があった。
私とシアは何処かで甘く見てたのだろう。私達は学校では優秀と褒められてきた。
だけどそれじゃあまだ私は納得出来なかった。だからアランに頼んで修行も付けてもらっていた。だけどそれで私は満足していたんだと思う。
レイに追いつけなくても大丈夫。私はこんだけ頑張ったのだからと。
だけど他の彼女であるリリアとセシリアは全然違った。ずっと自分に厳しくて、それでいてまだ自分の実力に自惚れていない人達だった。
そして思うようになった。私ではレイの彼女にふさわしくないんじゃないかって。だけどレイはそんな事を言う人じゃない。
だからこそ私はレイに甘えてきた。
だから今回の戦いで私は本当の意味でレイに認めてもらう為に勝つ。
それに家で寂しくジルドが待ってるだろうし。あの子は誰に対しても緊張気味だけど本当は優しくてレイの事を尊敬している子だ。
だからこそ、その母親である私は弱いですじゃ話にならない。
「私はあんたに勝ってみせる!」
この力はアランには本当のピンチにならないと使ったらいけないって言われた。
私もそれは分かっていた。この力は強い。だけど人を腐らせてしまう。
だけどそんな事を言ってる場合じゃない。
「行くよミレム」
「オッケー」
このミレムは元勇者オーウェルの精霊の加護を与えた『身体強化の精霊ミレム』。その力があるマリーと魔王軍幹部の本気の勝負が今始まる。
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