チート・ご都合主義いらないけどハーレムいります
第六十六話 リリアVS地龍オウリュウ
~リリア視点~
私と地龍が外に行こうとした時、ある人が姿を現した。
「どうした!?」
地龍が入り口で倒れている龍人を見る。
そいつはボロボロだった。
「何なんだこれは?」
そいつを倒したのは、私の師匠のミレイヤだった。
「師匠こんな所で何してるの?」
「だから師匠は辞めろって何百回言わせるのよ馬鹿弟子。それがちょっと寝坊して急いで来たらドラゴンが包囲して邪魔してきたから倒したわ」
流石師匠だ。
これで皆が逃げれる。
「お前がこれをやったのか!」
「そうだが?」
ミレイヤは地龍を見ながら言う。
「殺す」
そう言って地龍は師匠に襲いかかろうとしたが、それはさせない。
「あなたの相手は私でしょ」
地龍と師匠の間に火魔法で壁を作る。
「そうだったな。お前を殺してこいつも殺す」
地龍は私を睨みつけそう言って、私と地龍は場所を移す。
私は去り際に師匠に言った。
「この会場に逃げれていない人がいるからどうにかしてあげて」
師匠は何かあったことを察したのだろう。
真剣な顔で頷いた。
私と地龍は荒野に来た。
「ここなら思う存分戦えるだろう」
そう言って地龍は剣を抜く。
私は何も持たない。
杖は逆に邪魔だ。
「すぐに終わらす」
そう言って、地龍は私に接近しようとする。
「魔導士は接近戦に弱いもんな」
魔導士は接近戦に弱い。
これは誰もが言うかもしれない。
だけど、私は師匠と模擬戦をしながら思いついた。
魔導士でありながら接近戦を上手く戦えたら、返り討ちに出来るんじゃないかと。
それで私は師匠から一本とった。
私は魔法を使い、対処しているように見せる。
「そんな!」
「こんなものか!」
地龍はそう言ってどんどん接近する。
私は昔から皆に好かれる性格を偽っていた為、演技だけは上手かった。
だからこそ、地龍は私に近づくにつれて、段々と余裕の表情をする。
「これで終わりだ!」
地龍が私の目の前まで来て、剣を振り下ろす。
その時地龍は勝ち誇った目をしていた。
だからこそ私はこの技を使った。
地龍の剣を躱し、服を掴み投げ飛ばす。
これは一本背負いと言われる技だと師匠は言っていた。
「な!」
地龍は自分に何が起きているか分かっていないような顔をしている。
私はそこで龍級魔法の火を使う。
龍級は、竜巻だ。
火の竜巻は龍さえもを焼き尽くすと言われている。
「早く終わらせるって?こっちのセリフよ。私がさっさと終わらせて先生に加勢するんだから」
龍級は完璧に決まった筈だ。
私が戦う時にずっと片手で戦ってない事すら気付いてない様子だった。
舐めていたのだろう。
まさか、戦闘前からずっと魔法を放つ威力を上げているなんて知らないようだったわね。
私はそこから立ち去ろうとした所で気付いた。
後ろからとてつもない殺気を放っている事に。
私は急いで後ろを振り返った。
「見事だ。まさか油断したとはいえ、ここまで傷をつけられるとはな。舐めていたことを詫びよう」
先程までと、全然違う。
すると、地龍の姿が変わっていく。
私はこれを師匠から聞いたことがある。
龍人はドラゴンに変わる事が出来、それは人の時の何倍もの力を発揮すると。
だから私はドラゴンになる前に倒したつもりだった。
だけど甘かった。
すると地龍はドラゴンに変化した。
「まさかこの姿にならないと勝てないとはな」
すると、ドラゴンになった地龍は勢いよく息を吸う。
.....やばい。
私はすぐにそこから逃げようとした。
「無駄だ」
地龍はブレスを放った。
そのブレスには岩の中級魔法のような岩のつぶてが何発ももの凄いスピードで迫ってきた。
私は水の上級で勢いを鎮めようと試みる。
だが、その勢いが収まる事は無かった。
何発もの岩が私を襲った。
「キャ!」
その岩を避けきれず直撃した。
私は立つことが出来ない。
多分、何本も骨が折れている。
「見事だ。この地龍のブレスを食らってまだ息があるとはな」
地龍は人間の姿に戻って私を見下ろしている。
駄目だ。やられる。
けど、まだ諦めるわけにはいかない。
私はとどめを刺そうとした剣を避ける為風魔法を自分の地面に放ち避ける。
「何故避ける?余計辛い時間が続くだけだぞ」
私はミレイヤとの特訓で治癒魔法は超級までは出来るようになった。
それを自分にかけ何とか立ち上がる。
だが、まだ傷は癒えている訳ではない。
「......何で立ち上がるかですって?あんたに勝つ為よ!」
絶対に負けられない。
  私はもう一度火魔法の龍級を放つ。
「効かん」
地龍はびくともしない。
身を屈ませ丸くなり鱗でガードする。
これじゃ駄目だ。
普通のドラゴンならこれで終わるが、地龍の鱗は岩石で出来ているのか、硬すぎて攻撃が通らない。
どうしたらこいつに勝てる?
私がそう思った時だ。
『力が欲しいか?』
おじいちゃんの声が聞聴こえたのだった。
私と地龍が外に行こうとした時、ある人が姿を現した。
「どうした!?」
地龍が入り口で倒れている龍人を見る。
そいつはボロボロだった。
「何なんだこれは?」
そいつを倒したのは、私の師匠のミレイヤだった。
「師匠こんな所で何してるの?」
「だから師匠は辞めろって何百回言わせるのよ馬鹿弟子。それがちょっと寝坊して急いで来たらドラゴンが包囲して邪魔してきたから倒したわ」
流石師匠だ。
これで皆が逃げれる。
「お前がこれをやったのか!」
「そうだが?」
ミレイヤは地龍を見ながら言う。
「殺す」
そう言って地龍は師匠に襲いかかろうとしたが、それはさせない。
「あなたの相手は私でしょ」
地龍と師匠の間に火魔法で壁を作る。
「そうだったな。お前を殺してこいつも殺す」
地龍は私を睨みつけそう言って、私と地龍は場所を移す。
私は去り際に師匠に言った。
「この会場に逃げれていない人がいるからどうにかしてあげて」
師匠は何かあったことを察したのだろう。
真剣な顔で頷いた。
私と地龍は荒野に来た。
「ここなら思う存分戦えるだろう」
そう言って地龍は剣を抜く。
私は何も持たない。
杖は逆に邪魔だ。
「すぐに終わらす」
そう言って、地龍は私に接近しようとする。
「魔導士は接近戦に弱いもんな」
魔導士は接近戦に弱い。
これは誰もが言うかもしれない。
だけど、私は師匠と模擬戦をしながら思いついた。
魔導士でありながら接近戦を上手く戦えたら、返り討ちに出来るんじゃないかと。
それで私は師匠から一本とった。
私は魔法を使い、対処しているように見せる。
「そんな!」
「こんなものか!」
地龍はそう言ってどんどん接近する。
私は昔から皆に好かれる性格を偽っていた為、演技だけは上手かった。
だからこそ、地龍は私に近づくにつれて、段々と余裕の表情をする。
「これで終わりだ!」
地龍が私の目の前まで来て、剣を振り下ろす。
その時地龍は勝ち誇った目をしていた。
だからこそ私はこの技を使った。
地龍の剣を躱し、服を掴み投げ飛ばす。
これは一本背負いと言われる技だと師匠は言っていた。
「な!」
地龍は自分に何が起きているか分かっていないような顔をしている。
私はそこで龍級魔法の火を使う。
龍級は、竜巻だ。
火の竜巻は龍さえもを焼き尽くすと言われている。
「早く終わらせるって?こっちのセリフよ。私がさっさと終わらせて先生に加勢するんだから」
龍級は完璧に決まった筈だ。
私が戦う時にずっと片手で戦ってない事すら気付いてない様子だった。
舐めていたのだろう。
まさか、戦闘前からずっと魔法を放つ威力を上げているなんて知らないようだったわね。
私はそこから立ち去ろうとした所で気付いた。
後ろからとてつもない殺気を放っている事に。
私は急いで後ろを振り返った。
「見事だ。まさか油断したとはいえ、ここまで傷をつけられるとはな。舐めていたことを詫びよう」
先程までと、全然違う。
すると、地龍の姿が変わっていく。
私はこれを師匠から聞いたことがある。
龍人はドラゴンに変わる事が出来、それは人の時の何倍もの力を発揮すると。
だから私はドラゴンになる前に倒したつもりだった。
だけど甘かった。
すると地龍はドラゴンに変化した。
「まさかこの姿にならないと勝てないとはな」
すると、ドラゴンになった地龍は勢いよく息を吸う。
.....やばい。
私はすぐにそこから逃げようとした。
「無駄だ」
地龍はブレスを放った。
そのブレスには岩の中級魔法のような岩のつぶてが何発ももの凄いスピードで迫ってきた。
私は水の上級で勢いを鎮めようと試みる。
だが、その勢いが収まる事は無かった。
何発もの岩が私を襲った。
「キャ!」
その岩を避けきれず直撃した。
私は立つことが出来ない。
多分、何本も骨が折れている。
「見事だ。この地龍のブレスを食らってまだ息があるとはな」
地龍は人間の姿に戻って私を見下ろしている。
駄目だ。やられる。
けど、まだ諦めるわけにはいかない。
私はとどめを刺そうとした剣を避ける為風魔法を自分の地面に放ち避ける。
「何故避ける?余計辛い時間が続くだけだぞ」
私はミレイヤとの特訓で治癒魔法は超級までは出来るようになった。
それを自分にかけ何とか立ち上がる。
だが、まだ傷は癒えている訳ではない。
「......何で立ち上がるかですって?あんたに勝つ為よ!」
絶対に負けられない。
  私はもう一度火魔法の龍級を放つ。
「効かん」
地龍はびくともしない。
身を屈ませ丸くなり鱗でガードする。
これじゃ駄目だ。
普通のドラゴンならこれで終わるが、地龍の鱗は岩石で出来ているのか、硬すぎて攻撃が通らない。
どうしたらこいつに勝てる?
私がそう思った時だ。
『力が欲しいか?』
おじいちゃんの声が聞聴こえたのだった。
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