武装探偵社最強の異能力者

紫吹華谷

莉奈の過去〔別れ〕

 芥川との戦いで傷を負った谷崎兄妹と敦は回復した。
 これから、莉奈の過去を話す時…莉奈に何があったのか。武装探偵社に入ったわけは?

莉:じゃあ、これから話すね。私の過去

私は、小さな町で生まれた。家は極々普通の家庭。私とパパとママと3人で暮らしていた。パパの名は竜人、ママの名は凪沙。二人で一つといえる異能力…そんな二人の子どもの私は、二人の異能力を受け継いだ。ずっとこのまま幸せに過ごせると思った…あの時までは

 パパは商人の手伝いをしていた。其処の商人は私達家族をまるで自分の家族の様に接してくれた。異能力の事も受け入れてくれていた。給料も私達家族が暮らしていくには十分過ぎるくらいだった。

凪:莉奈。パパがそろそろ帰ってくるわよ
莉:ホント ︎お出迎えする ︎
竜:ただいま〜凪沙、莉奈
莉:パパ、お帰りなさい ︎
凪:お帰りなさい。竜人さん。お疲れ様です
竜:うん。ただいま。お前らの為ならどうって事ないさ
莉:パパ!パパの異能と遊びたい ︎
竜:いいぞ!異能力『黒蓮』出でよ ︎黒獣
莉:わぁ〜(*'▽'*)黒獣、あそぼ〜
黒獣:ん。了解した
莉:ワァ〜イ!
凪:フフッ(^ ^)

私はまだ知らなかった。幸せなこの時が一瞬で崩れる事になるなんて…

数日後…

莉:パパ!ママ!見て異能操れるようになったよ(^∇^)
竜:すごいな。莉奈
凪:まぁ、ママとパパの異能と似てるわね^ ^
異黒白:我らは『白紙の書』我らが主莉奈様の異能なり
莉:わぁ〜 喋った〜
竜:異能に自我があるとはなぁ。やっぱり、俺らの子だな凪沙
凪:そうですね。竜人さん、莉奈の将来が楽しみですわ
莉:パパ〜ママ〜この子達の名前決めたよ〜黒い龍が〔黒〕、白い龍が〔白〕 ︎
凪:フフッいい名前ね。よろしくね、黒・白
竜:よろしく^ ^

異能が操れるようになった…沢山、パパとママの異能とも遊んだ…    ある事件が起きるまでは…

コンコン))

竜:はい。どちら様ですか?
黒服1:自我がある異能を持つ家族がいると聞いてきました。我々ギルドの仲間になって下さい
竜:目的は何ですか。事と次第によっては、俺の異能が黙ってないですよ
黒服2:ッチもう少し分かり合えると思ったのに…一緒に来てもらおうか
竜:俺の家族には指一本触れさせない((コソッ凪沙、莉奈を頼む
凪:…はい。莉奈、こっちにおいで
莉:ママ、パパどうしたの?怒ってるの?あの人達誰?
凪:…莉奈(泣)
莉:ママ?
凪:此処に居てね。ママ少しパパの所に行ってくるから。すぐ、戻るね^ ^
莉:…うん(何だろ?なんか、モヤモヤする。嫌な感じがする)

数分後…

莉:パパとママ遅いなぁ。見に行こ((トコトコトコトコトコトコ))
莉:パパ、ママどうしt…っ ︎えっ…パ…パパ?ママ?なんで寝てるの?なんで血が出てるの?起きてよ…
竜:莉…奈。ごめ…んね
凪:莉…奈(泣)逃…げて
莉:や…だ。やだやだやだやだやだやだ ︎一緒にいる!パパ!ママ!何があったの?
?:もう一人いたのですね
莉:っ!誰!
?:名乗る程の者ではありませんよ。我々ギルドと一緒に来て下さい
莉:パパとママにこんな事した人達なんかと一緒に行かない
?:…そうですか。なら、貴方も両親と同じようにするまでですね
竜:さ…せる…か
凪:異能…力『白蓮』白獣、莉奈を…守っ…て
?:大人しく眠っていれば良いものを
竜:ッガハ…
凪:竜…人さん。ッゲホ
莉:っ ︎やめてー ︎パパとママに酷い事しないで
?:あっもう死にましたね。
莉:えっ…

莉奈は何度も両親の体を揺らした。しかし、もう目覚める事はなかった…

?:次は貴方の番ですね
莉:!(こっ殺される)

次の瞬間、莉奈の体が宙に浮いた。

莉:!黒獣、白獣
黒白獣:逃げるぞ

まるで、風の速さで黒獣と白獣は莉奈とどこまでも遠くに飛んで行った。

?:…肉体が死んでも動く異能。そして、自我がある…か。面白い


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