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走れエロス

ビッグバン

神罰執行

エロスは余裕の表情で瀬利の攻撃を躱すと瀬利に向かって矢を放ち神々しい口調でこう言った。

「瀬利よ。私を誰だと思うておる愛と性欲の神エロスだぞ。その私がそんな芸のない事をするわけがないであろう。それに、神たるもの約束は守らねばならぬだから、襲わせはしないさ。その身体に襲い掛かるのは瀬利お前自身だ。この前は失敗したが、今回はそうはいかぬぞ。気を失わぬ様に強力な強壮強精作用を持つ性欲の矢を放っている。その効果で気を失いたくても失えぬぞ。さらに、これも喰らえ。」

エロスは二人に今までのものより頑丈で固そうな明らかに殺しに来てるとしか思えない矢を二人に放とうした。

これには普段強気なせりも取り乱し、とっさにエロスにこう言った。

「やめろ。お前何考えてんだ。そんな明らかに殺しにきてるガチの矢で撃たれたらマジで死ねって。オイ。やめろ。それ今までやの先がハート型だったのにそれ普通に尖ってるじゃん。死ぬって。マジで死ぬって。やめろおお。」

瀬利の叫びも虚しく矢は避けられないスピードで放たれた。二人はなすすべなく矢に射抜かれた。これには流石の瀬利も死を覚悟し今までの事が走馬灯の様に頭の中を駆け巡ってた。

「思えば俺の人生ろくな事がなかったな。幽霊とか妖怪とか神とか変なものが見えるせいで生まれた時から親にも友達にも気味悪がられて。特にこの数日は酷かったな。片思いの子に告白しようとしたらいきなりオムツを履いた変質者が現れたと思ったらいきなり矢を打たれて大勢の前で裸にされたり、いきなり女の子にされて自分に襲われたり、本当に。本当に。大変だったな。どうせ生きててもろくな事が無いのは今までの人生で嫌と言うほど知ってるけど。でも まだ生きたかったな。」

瀬利の思いを無視して矢は二人に深々と突き刺さった。

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