人は5対5の割合で作られている(持論)
学園

連載中:3話

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人は5対5の割合で作られている(持論)

  • あらすじ

      人は誰しも表裏があり、完璧な人間などいない。そんなひねくれた持論を持つ高校2年生、生徒会長の町直都(まちすぐと)は悩んでいた、その悩みとは、生徒会本部役員の何人かが進級すると同時に学校を去ったり生徒会を辞めるだのと言い出し本来5人で構成される本部が生徒会長と男子副会長の2人っきりになってしまったということだ。
      そんなある日、生徒会顧問の春山諒子(はるやまりょうこ)から空いた生徒会本部の3席を埋めるように命じられる。
      そんなことを命じられ人探し中の直都は学校一の人気者で毎年ミスコンで優勝しているほどの顔面偏差値を誇る夏川涼香(なつかわすずか)の性格の悪さと学校での態度は演技だったということを知ってしまう。直都は、どんな人間にも表裏があるのだと再確認すると同時に夏川と自分の本来の性格を重ねてしまう。
     
      屋上を使っていいという条件から夏川を生徒会本部に誘おうと決めた。
      人が嫌い。腹黒い生徒会長の送る日々に少しずつ変化が訪れるのだった。
     

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