ラノベ独学の最強スキル3つを選んでみた。~チートって一体~

Kartian

久しぶりの美味しいクエスト

 さて、金がなくなってきたし、久しぶりにギルドに行くか。
 彼女の救出後、彼女は疲れのせいか寝てしまったのでおんぶして同じルートを辿ってやっと出口についた。
 すっかり夜になっていた。
 そしたら出口付近でジーナが顔面崩壊しそうなくらい泣いていて、何があったかと聞こうとしたが、俺にすごい勢いで抱きついてきてそのまま寝てしまった。
 多分まだ少女のジーナは帰ってこないのを心配したのだろう。
 そして女達をでボールを2つ持つかのように両脇に挟んで持って帰った。
 周りの人に不審者がられた。
 彼女の名前はエシア。
 笑顔が素敵な無口女子だ。

 あれから一週間経ってエシアはジーナと仲良しになった。
 だが、エシアは声は戻らなかった。
 多分まだ記憶に残っているのだろう。
 それが心残りか紙とペンをいっつも持っている。

 そして役割分担は俺は買い物や遠出、ジーナは俺の側近or俺の特訓、エシアは家の家事で固まった。
 ジーナ何もしてねぇ。

 それで最近3人も養ってるからすぐお金がなくなる。
 楽な仕事ないかな。

 ……お、これいいかも。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「皆集合〜」

 俺はジーナ、エシアを呼んだ。

「ええと、俺は久しぶりにクエストに出ようと思う。それでなこれを見てくれ」

 どれどれと2人がクエストの詳細を覗いた。
 ある程度読んだかなと思った瞬間、同時に顔を上げてこっちを向いてきたので、笑顔で返した。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「昔から乗り物は…ォェ…無理……」

「大輔大丈夫? 顔が真っ青っていうか、青になってるよ」

『大輔なら大丈夫。私を助けてくれたもの』

「そうよね」

「オェ……オロロロロロ……」キラキラ

「あ、大丈夫じゃないみたい」

『そうみたいだね(^^;』

 エシアは顔文字も書くようになったらしい。

「さ、着いたぞ!」

 運転手から聞こえてきた声を聞いた瞬間馬車から飛び出した。

「あー。死ぬかと思った!」

「すまねぇなこの辺の道は悪道が続くもんでな」

「いや、昔から苦手だったんだ。こういうの。ありがとう!おっちゃん」

 女性陣もお礼をした。

「ちゃんと養えよー。綺麗な妻をお持ちの紳士な旦那さん」

「まだ結婚もしてねぇ……ゥプ」

 また吐きそうになった。
 ん?女性陣はなんでそんなにのたうち回ってんだ?

「どうした?」

「『さぁ、行こう!』」

「?」

 妙に生きあってんなぁ。
 そしてエシアの書くスピードが半端ないぞ。

「あ、ちょっと待ってぇ〜!」

 女性陣に先を取られた。
 そう。このクエストはすごいお得だった。

 食事とホテルはクエストを受けてくれる人に対して無料になり、あるモンスターを狩ればかるほど報酬金が加算されていく、というなんて美味しいクエストなんだろうか。
 しかも場所は
 だから、女性陣を連れてきたのさ。
 そのクエストを受ける人の付き添いは2人まで無料らしい。
 ただし期間は一週間のみ、クエストは1回のみ。

「さて、海に行こ……」

 ジーナとエシアがこっちに来て、

「似合ってる?」

 って言ってきた。

「す、すごい似合ってます」

「顔が気持ち悪い」

『ですね』

 じゃあ、なんで聞いてきたんだァ!!

「行こ?大輔!」

「お、おう!」

 返事をした大輔は海に潜って行った。


 この海に来た4人は後に起こる事を予想も出来なかった。

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コメント

  • Kまる

    え?4人?

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