ラノベ独学の最強スキル3つを選んでみた。~チートって一体~
泣き虫騎士のサタ
「うわぁぁぁん」
地下に戻ると騎士がまだ泣いていた。
「おいおい。サタ、もうそろそろ泣きやめよー。何でそんな泣いてんだよ」
「だって…だって……うわぁぁぁぁん」
どういう事かよく分からんが、王も恥ずかしがっている。
「すまんな。こんな取り乱してしまって、もう少し待ってくれるか」
「お、おう。大丈夫だ」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「本当にすまなかった!」
「いやいや、何も困ったことしてないから大丈夫だぞ?」
今は騎士が我に返って今さっきから詫びを〜とか言って縋ってくる。
「何でもしますから、今さっきの見なかった事にしてください!」
「じゃあ、適当にそこら辺で飲み物買ってきて」
「分かりました!!」
そう言うと凄い勢いで部屋から出ていった。
「なんかすまんな」
「いや、どうってことないよ」
「大輔が狼狽えるとこ初めて見たかも」
「うっせぇ!」
エシアが要らないことを言い出した。
クソっ。
こういう時に『帰ったらお仕置き』を使いたいのに、かえって俺がボコボコにされる。
「申し遅れた、俺はトレイルの国の王メイルだ。あなたがたは恩人だ。気安くどうとでも呼ぶといい」
「おし、ゴリラでいこう」
分かるだろ。体格がゴリラなんだ。
王様なくせに何をしたらそうなんだよ。
「ゴリラが何かは分からんが、それでいいぞ」
優男かよ!
「俺は玉田大輔、こっちがエシア、キース、それでアーサー、クリスだ」
「何をしにここに来たんだ?」
「実は……」
これまであったことを全部話した。
「ほー。それで魔王を探しに世界を回ってるという訳か」
「そうだが、心当たりはないか?」
「それがな、ワシらも探したのだがこの周辺には無かったぞ」
「そうか。わざわざすまんな」
「いやいや、助けてくれただけでも嬉しいぞ。褒美と言ったら何だがお主、超硬質なブレードが欲しくないか?」
あれ?どこかで聞いた気が……。
声に出したらまずそうだからやめておこう。
「興味があったらここから真北の洞窟の中に錬金術師らしい奴がおる。」
錬金術師か。
漫画でよく見たな。
あれはかっこよかった。
スキルはそれでも良かったかもしれないな。
「そいつに頼んだらいい武器を作ってくれるぞ。行ってみるといい」
「ありがとう。行ってみるよ」
俺たちの新しい行き先が決まった。
行こう。
「ちょっと待て。今さっきの紹介した人と人数が合ってないぞ?」
あ、忘れてた。
地下に戻ると騎士がまだ泣いていた。
「おいおい。サタ、もうそろそろ泣きやめよー。何でそんな泣いてんだよ」
「だって…だって……うわぁぁぁぁん」
どういう事かよく分からんが、王も恥ずかしがっている。
「すまんな。こんな取り乱してしまって、もう少し待ってくれるか」
「お、おう。大丈夫だ」
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「本当にすまなかった!」
「いやいや、何も困ったことしてないから大丈夫だぞ?」
今は騎士が我に返って今さっきから詫びを〜とか言って縋ってくる。
「何でもしますから、今さっきの見なかった事にしてください!」
「じゃあ、適当にそこら辺で飲み物買ってきて」
「分かりました!!」
そう言うと凄い勢いで部屋から出ていった。
「なんかすまんな」
「いや、どうってことないよ」
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クソっ。
こういう時に『帰ったらお仕置き』を使いたいのに、かえって俺がボコボコにされる。
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「おし、ゴリラでいこう」
分かるだろ。体格がゴリラなんだ。
王様なくせに何をしたらそうなんだよ。
「ゴリラが何かは分からんが、それでいいぞ」
優男かよ!
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「そうか。わざわざすまんな」
「いやいや、助けてくれただけでも嬉しいぞ。褒美と言ったら何だがお主、超硬質なブレードが欲しくないか?」
あれ?どこかで聞いた気が……。
声に出したらまずそうだからやめておこう。
「興味があったらここから真北の洞窟の中に錬金術師らしい奴がおる。」
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「そいつに頼んだらいい武器を作ってくれるぞ。行ってみるといい」
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