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あらすじ
思えば下らない人生だったな。
親からは相手にされず、勉強を頑張ってももちろん誉めてくれる相手もい、周りに気を使い、ストレスをため心をすり減らし、生きる気力がない。
そして今、手にしている縄で首を吊ろうとしている。
こんな自分を心底嫌いになる。
「はぁー・・・もう疲れた」
その言葉を最後に青年は首に縄をかけた
ドガ
椅子がそんな音をして倒れた。だがそんな音を聴く余裕は青年にはない。
「ぐ・・が」
呼吸が出来なくなり視界が黒く染まっていく。
親より先に死ぬなんて、きっと地獄行きだな。
そんなことを考えながらその青年の生涯は閉じた。
・・・はずだった
気がつくと市役所や病院の待合室のような場所いた。
ただし一面すべてが白く、自分のほかにも白い人魂のようなものがいた。
しかし思考妙にすっきりとしていて、自分が死んだことが感覚的にわかった。そして俺は他の人魂と同じように椅子に移動した。
そのうち人魂が消えていき、自分の番になると目の前にスーツ姿にビール腹という、あの世の感覚をぶち壊すような中年のおじさんがいた。
・・・しばらく無言が続いた後、おじさんが
「私担当になりました転生科案内所課長の田中と申します、本日は転生について説明するために来ました。」
え~どこ転生するんだろう?地球にはもう二度と転生したく無いのだけれど。
「構いませんよ、他の世界もありますから。そうですねあなたには、剣と魔法のファンタジーな世界なんかがおすすめですよ。」
心を読まれた?!いや、それよりもそんなせかいがあるのか?
「もちろんありますよ、なんなら自分で検索しますか?」
そう言って田中さんはパソコンのを差し出してきた。
画面はグ○グルの検索画面によく似ていた。
いや、でも腕がないんですが
「使おうと思えば使えますので」
そう田中さんに言われて、半信半疑で使ってみた。
すると透明な腕が現れ、頭のなかで思う通りに腕が動く。
その腕で【剣と魔法のファンタジー世界】と検索したところ167件ありますと出た。
さらに【スキル・ステータスあり】と検索すると37件に絞られた。
「さあ、新しく転生して人生を謳歌しましょう」
そう田中さんに笑顔で言われて、少しわくわくしながら転生の説明を受けていく。
そして青年の新しい人生が始まる。
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