歩くだけでレベルアップ!~駄女神と一緒に異世界旅行~
第39歩目 はじめてのお揃い!雇用契約5日目
前回までのあらすじ
智慧の女神らしさ炸裂!
無事魔物部屋から脱出できた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ラズリさん。付き合ってもらえませんか?」
「はい!喜んで!お母さんに報告してきます!」
「なんで!?」
「.....え?お付き合いして頂けるんですよね?」
「なに勘違いしてんの!?買い物ですよ!」
「な~んだ~。あっ!でもデートですかね?///」
頬染めんな!どんだけポジティブシンキングなんだよ!
□□□□ ~歩さんのちっぽけな不安~ □□□□
ラズリさんとバカなやりとりをしているのは雇用契約5日目の昼だ。
俺達が魔物部屋に突入したのは3日目の午前だった。
そして無事脱出できたのは4日目の昼前。
つまり一日近くも魔物部屋にいたことになる。
途中腕の痺れを感じたのも、1日中戦っていたからこそ感じた疲れだったみたいだ。
でも、正直ホッとしている。
最近化け物じみた力を手にしたせいか、自分は人間からどんどん掛け離れていっているのではないか、と少し思うようになってきていた。
「大丈夫だよー!歩は変わらず私の歩だよー( ´∀` )」
それ、なんの慰めにもなってないよな?主旨違うし。
───ぽふっ。ぽんぽん
でも一応、心配?してくれたみたいだからなでてあげた。
「にへへー(*´∀`*)私に任せなさーい!」
なにを任せたらいいのか.....
でも、八重歯を覗かせたアテナのにぱー☆は相変わらずかわいい。
「強くなることのなにが不安なんですか?
いいことのように思えますが.....」
このへんの感覚は、いつも死と隣り合わせの異世界に住むラズリさんには難しいかもな。
俺は死んだ訳じゃないから、いつかは日本に戻ることになるだろう。
現代日本人からすれば、今の俺は化け物みたいなもんだ。
これで疲れも感じない超人にでもなっていたら.....
好んで疲れたくはないが、疲れを感じることが逆に、俺自身がまだまだ人間である証なんだと思えた。
「(じ──────。)」
「どうしました?」
「私にはぽんぽんしてくれないんですか?彼女なのに.....」
「・・・」
───ぽふっ。ぽんぽん
「えへへっ。アユムさん、ありがとうございます」
はぁ.....本当にこの人はブレないな。
でも、嬉しそうに可憐に微笑むラズリさんはとてもきれいだ。
欲望に忠実なラズリさんを見ていると、俺の悩みなんてちっぽけなように感じるから不思議なものだ。
とりあえず魔物部屋から脱出した俺とラズリさんは、その後死んだように眠り続けた。
1日中不眠不休だったのだから当然だ。
ちなみにアテナはスカイさんが相手をしてくれていた。
アテナは普通にダンジョン内でも寝ていたし。
でもいつものように食っちゃ寝をしていたらしい。
そして鋭気を養った俺達は、5日目の午前に残りのダンジョンに挑んだ訳だが.....
あっさりクリアできてしまった。
正直拍子抜けだった。
魔物部屋が強烈すぎたのか、全く苦労することもなく。
とりあえずダンジョンをクリアするという目的は果たせた。
あとはいつ旅に出てもいいように準備するだけだ。
そして冒頭に戻る。
□□□□ ~繰り返される喜劇~ □□□□
俺とラズリさんとアテナはある店の前にいる。
その店は如何にも、高級店です!、というのをアピールしている。
周りの店とはまるで違い、頑丈なレンガ造りに、そして.....
「お客様は当店のご利用は初めてでございますか?」
丁寧な言葉遣いには似つかわしくない、いかついおっさんの護衛?警備員?がいた。
高級店だから警備員がいるのはいいのだが.....まさか一見お断り?
「か、買い物って.....まさかここですか?」
「そうです」
「ええええ!?だってここは.....」
ラズリさんが驚くのも無理はない。
この魔道具店はこの町で一番の高級店らしいから。
「初めてでございましたら、
どなたからか身分を証明できる推薦状をご提示ください」
「推薦状!?」
「当店は貴族様もご利用になられます。
安全の為、身分を証明できない方はご利用になれません」
「・・・」
おっさんは不審者でも見るかのような視線を投げかけてきた。
マジかー。推薦状なんかあるわけない。詰んだか、これ。
「歩!歩!私に任せなさーい( ´∀` )」
俺が困っていると、アテナがズイッと前にでた。
先日の一件で、俺の心証がただのおっぱいから頼れるおっぱいに昇格したアテナだ。
この事態を解決できるなにかがあるのかもしれない。
「お話は済みましたか?でしたら推薦状を提示して下さい」
「ちょっと待っててねー.....」
アテナはそう言うと、懐から一枚の推薦状?を取り出した
「はーい!じゃーこれねー!これで文句ないでしょー?」
推薦状?を自信満々に提示しているアテナの表情たるや。
それはもうドヤ顔である。誰が見てもきれいなドヤ顔だった。
「・・・」
「・・・」
俺と警備員はアテナの姿をなんとも言えない気持ちで見つめていた。
警備員から憐れんだような目で見られたのは気のせいだろうか?
.....あれ?デジャヴ?前にもこんなことがあったような.....
とりあえず駄女神には言ってやらないといけないことがある。
「アテナさん。アテナさんや?」
「んー?どうしたのー?歩~?」
「それはなにかな?見覚えがあるんですが?」
「なにって歩の保険証だよー?
だって身分を証明できるもの出せっていうからー」
.....やっぱりか。
そしてこの駄女神、またしてもやらかしやがった!
「この駄女神が!人の物を勝手に持ち出すんじゃねぇって何度も言ってんだろ!せっかく少しは見直してたのに、やっぱりただのバカなおっぱいでしかないな!てか、異世界でそんなもんが推薦状の代わりになる訳ねぇだろ!ねぇバカなの?大バカなの!?いい加減にしろよ!この駄女神が!」
俺は思いっきりアテナの頬をつねった。
「ふえ~~~ん(´;ω;`)痛いってば~!ごめんなさーい!」
そんな俺達のやり取りを見て、警備員はやはり憐れんだような目で見てきた。
ちなみにラズリさんは優しい眼差しだ。
いつものアテナで安心したのだろうか。
そして.....
「入店されても構いませんよ」
一瞬なにを言われたのか理解できなかった。
「なんで!?本当にいいんですか!?」
「はい。構いません。どうぞご利用ください」
今度はどんな理由だよ!?保険証だぞ!?
警備員の表情はとてもにこやかだ。
正直、いかついおっさんなだけに気持ち悪い。
「ど、どうして急に?」
「お客様は異世界人の方ですよね?」
「その通りですが.....」
「異世界人の方はみなお金持ちでございますから。
異世界人だと証明さえできれば問題ございません」
警備ザルすぎだろ!異世界人なら入店OKって.....
それに異世界人はほとんどが金持ちらしい。
以前アテナが、勇者が魔王を倒してくれない、と言っていたが関係あるのだろうか。
とりあえず.....
「ほらー!大丈夫だったじゃなーいヽ(`Д´#)ノ」
アテナの機転?で俺達は魔道具店に無事に入ることができた。
───ぽふっ。ぽんぽん
「にへへー(*´∀`*)困ったら頼りなさーい!」
ぽんぽんで機嫌が直るちょろいアテナのにぱー☆はかわいい。
ちゃんとしてくれれば可愛い子なんだけどな~。胸大きいし
□□□□ ~乙女なラズリさん~ □□□□
魔道具店の中はなんとも言えないがすごい。
自分の語彙力の無さが悔やまれるが、とりあえずすごい。
店内は日本で見覚えのあるような道具がずらりと並んでいる。
「なにを購入されるんですか?」
「腕時計を二つほどですね」
見覚えのある道具の中から、時計のショーケースを眺める。
腕時計も日本のそれとあまり代わり映えのしない形だ。
ちなみにギルドにあったのは鳩時計。
アテナのお気に入りだ。鳩が、だが。
腕時計一つ一つを眺めると値段はピンキリらしい。
異世界でもブランドとかがあるのだろうか?
ほとんどが20万ルクア前後で、その他は50万~100万とある。
「二つ.....アユムさんとアテナさんのですね」
「違いますよ。俺とラズリさんのです」
「.....え?」
「この前約束しましたよね?プレゼントするって」
え?忘れたの?
アテナのスマホの一件で俺に詰め寄ったよね?
「で、でも時計ですよ?こんな高価なもの.....」
「気にしないでください。お礼も兼ねてますから」
「お礼、ですか?」
「ラズリさんのおかげで無事にダンジョンもクリアできましたから」
「ですが、アユムさんのお力なら私が居なくても.....」
どうしたんだ?
遠慮するなんていつものラズリさんらしくないな?
「ラピスがいらないなら、私がもらうー( ´∀` )」
「お前は黙ってろ!」
「ふえええ(´;ω;`)」
「い、いい子にしてたらいいもの買ってやるから」
「ほんとー?」
「本当だ。ちなみにしつこく聞いてきたら買わないからな?」
「ほんとにほ.....はーい!約束だよー!」
これでアテナは大丈夫だろう。ちょろ神(笑)
「ラズリさんには本当に感謝しているんですよ?
ラズリさんがいなければダンジョンをクリアできませんでした
覚えてますか?ラズリさんと一緒に受けた試験のことを」
「試験?アユムさんが不合格になったやつですか?」
「それです。力だけではダンジョンはクリアできない。
だから俺は不合格になったんですよね?
ダンジョンをクリアできたのはラズリさんのおかげです」
「・・・」
「それになによりもアテナを守ってくれたじゃないですか。アテナはなんだかんだ言っても大切なやつなんで、邪険にしないだけでも感謝してもしきれないんです」
どのPTもアテナを邪魔者扱いしてたからな。
しかも、アテナもアテナでラズリさんには懐いているし。
「私は大切なのー?」
「そうだぞ。だから俺の側から離れるなよ?」
───ぽふっ。ぽんぽん
「にへへー(*´∀`*)しかたないなー!
ずっと私の側にいさせてあげるー!(にぱー☆)」
なんでお前視点なんだよ!
.....まぁ、にぱー☆がかわいいから許してやるか。
ラズリさんは俺とアテナのやりとりを優しい眼差しで見守っている。
本当に最高の雇用契約者なのは間違いない。
ちゃんとしていればきれいな人なんだよな~。ぺったんこだけど。
そして俺はラズリさんの両手を握って感謝を伝えた。
「本当にありがとうございます。だから受け取ってください。
俺がラズリさんにプレゼントしたいんです」
「は、はははい。よ、よろしくお願いします///」
ラズリさんは頭から煙りが出るんじゃないかってぐらい真っ赤になって俯いてしまった。
.....え?な、ななななんだよ!その反応は!?
ラズリさんの反応は正直予想外だった。
てっきり、プレゼントならアユムさんが欲しいです!、とかまたバカなことを言い出すんじゃないかと思っていた。
しかし蓋を開けてみれば潮らしい反応.....
そんな反応をされると、手を握っている俺も恥ずかしくなる。
思わず俺はラズリさんの手を離してしまった。
ここにきて年齢=彼女なしの弊害がでてくるとは.....
「あ.....」
ラズリさんから悲しそうな声が漏れる。
俺の手を切なそうに見つめるラズリさんはなんとも乙女らしい。
あぁ!もう!なんか調子狂うな!
かわいいけど!かわいいけど!
いつものラズリさんに戻ってくれ!
□□□□ ~恥ずかしいお揃い~ □□□□
「「///」」
結局、ラズリさんと手を繋ぎながら時計を選ぶことになった。
手を繋ぐのはアテナで慣れていたが、照れながら繋がられるとなんとも恥ずかしい。
「と、時計ってどうやって動いているんです?」
「し、種類によって違うみたいです」
「た、例えばどんなのがありますか?」
「す、すいません。詳しくは.....」
う、う~む。
なんともこっぱずかしい。
いろんな意味で助けて欲しかったので店員さんに尋ねてみた。
店員さん曰く、
安いのはネジ式。
良値のはネジ式&魔力補充式。
高級品はネジ式&魔力補充式&ソーラーパワー補充式。
ネジ式は、一度巻くと一日持つらしい。
魔力補充式は、光魔法を補充すると三日持つらしい。
ソーラーパワー補充式は、一時間の補充で一週間持つらしい。
地球式のと一部似通っている。
異世界人が作っているらしいので、似るのは当然といえば当然だろう。
今回は二つ購入予定なので良値のにするつもりだ。
俺は光魔法を使えるし、三日も持てば十分だろう。
「どんなのがいいですか?」
「アユムさんと同じものがいいです」
えー。それが一番困る。
なにがいい?なんでも。のパターンじゃん、それ。
俺も正直そこまでこだわりはない。
日本にいたときもブランドものとかに興味はなかった。
というか、そんな嗜好品には手が出せなかった。
そもそも腕時計なんて使えればなんでもいい。
ただこの場合はそうも行かないような気がする。
年齢=彼女なしの付き合った経験がない俺でもそれはわかる。
絶対期待されてるような気がする。
これで変なのを選べば、きっとご機嫌ななめになるはずだ。
テレビで見た番組でそんなことを言っていた。
女性とはそういう生き物らしい(テレビ談)
だから俺は秘策を出すことにした。
「オススメなお揃いの腕時計ってありますか?」
名付けて、店員さん任せ作戦!
自分で選ぶからカドがたつのだ。
だったら店員さんに任せればいいじゃない。
情けない男だと思われるよりも彼女の機嫌をとれ!(テレビ談)
「お揃いとなると、これなんてオススメですよ」
店員さんが出してきたのはデザインが一緒の二つの時計だった。
赤のベルトと黒のベルトのシンプルな腕時計。
これぐらいシンプルなほうが俺は好みだ。
「シンプルでいいですね。気に入りました」
「オススメするポイントはなんですか?」
うわっ!?ラズリさんはお気に召さなかったのか!?
ラズリさんは店員さんに食い入るように尋ねている。
「これは光るんです」
「は?光る?」
「どういうことですか?」
夜間になると点灯するみたいな?
「この二つの時計はペア時計となっておりまして、
この二つの時計のためだけに特別な細工がしてあります」
「ペア時計ですか!?素晴らしいです!」
え?お揃いとは言ったが、なにもペア時計でなくても.....
ラズリさんの反応がよかった為か、店員さんが勝負をかけてきた。
特別な細工とやらを実際に見せてくれるみたいだ。
「光ってますが、なにか意味あるんですか?」
「光るだけでございます」
「はぁ?光るだけ?」
「と言いますのも、このペア時計をした相手が3m圏内に入ると時計が光る仕組みでございます。相手が側にくるとわかるなんて、まさに恋人同士にふさわしい時計ではないでしょうか?」
「・・・」
.....く、くだらなさすぎる。
光るメリットがわからないし、光りすぎて画面見えないし。
それに町中で時計が光ってたら目立つし、恥ずかしいだろ。
機能面に重大な問題がありすぎ!
こんなくだらない時計を作ったのは絶対女性だろ?
この世界の女性は基本的におかしいらしいし。
俺はもう既に冷めていた。冷めていたのだが.....
「素晴らしいですね!私は気に入りました!
私は気に入りましたが、アユムさんは.....(ちらちら)」
マジかー。やはり女性同士なにか通じるものがあるのか?
てか、ちらちら見ないでくれます?わざとらしいんで。
「私もいいと思うよー!ぴかぴかー!
これで迷子になった歩をすぐ見つけられるねー( ´∀` )」
迷子になるのはお前だろ!
てか、そもそも迷子になるなよ!
結局ラズリさんが大層気にいったみたいなので、それを購入することになった。
所持金:2134000【↓1200000】
店員さんが最後に余計な一言。
「サービスでベルトも光るようにしましょうか?」
そんなサービスいらねえよ!恥さらしにするつもりか!
・・・。
結局ベルトも光るようにしてもらったのは言うまでもないだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『アテナ』 レベル:3 危険度:極小
種族:女神
年齢:ーーー
性別:♀
職業:女神
称号:智慧の女神
体力:50
魔力:50
筋力:50
耐久:50
敏捷:50
女神ポイント:3400【↑2000】
【一言】私にはなにを買ってくれるのー?楽しみー!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アユムの所持金:634000ルクア【↓3700000】
冒険者のランク:A(クリア回数:3回)
このお話の歩数:約42000歩
ここまでの歩数:約1097900歩
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『アユム・マイニチ』 レベル:1481【↑29】
種族:人間
年齢:26
性別:♂
職業:凡人
称号:女神の付き人
体力:1491(+1481)【↑29】
魔力:1491(+1481)【↑29】
筋力:1486(+1481)【↑29】
耐久:1486(+1481)【↑29】
敏捷:1541(+1481)【↑29】
技能:言語理解/ステータス/詠唱省略
Lv.1:初級水魔法/初級風魔法/初級土魔法
初級光魔法/初級闇魔法
Lv.2:隠密/偽造/捜索/吸収/浄化魔法
治癒魔法/共有
Lv.3:鑑定/剣術/体術/索敵/感知
物理耐性/魔法耐性/状態異常耐性
初級火魔法
共有:アイテムボックスLv.3
パーティー編成Lv.1
固有:ウォーキングLv.1481 474/1482
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後書き
次回、夜の密談!
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今日のひとこま
「えへへっ.....(ちらっ)えへへっ.....(ちらっ)えへへっ」
「ちらちら見てますが、そんなに腕時計気に入りました?」
「もちろんです!家宝にします!」
「家宝にしなくていいんで使ってください」
ラズリさんは大袈裟すぎ。たかが腕時計だろ。
「そう言えば、アテナさんにはなにを買ってあげたんですか?」
「あれ?見てましたよね?」
「いえ。ずっと腕時計にみとれてまして.....」
「気に入りすぎでしょ!?嬉しいですが」
あの時からずっとこの調子なの!?
「アユムさんからの初めてのプレゼントですし」
「そ、そうですか」
「は、はい///」
「・・・」
な、なんか調子狂うな.....
「そ、それでなにを?」
「あれです。今、アテナが使ってます」
「あれ?あれって.....」
「知ってます?割と俺の世界では当たり前にありました」
「町の中では禁止なので気をつけてくださいね」
「でしょうね。ちゃんと俺が管理します」
「歩~(´;ω;`)いたーい。なおしてー」
「なんであれでケガしてんの!?」
アテナ天才かよ!?普通ではありえないぞ!?
※アテナに何を買ったかは本編に出す予定です。
乞うご期待!
智慧の女神らしさ炸裂!
無事魔物部屋から脱出できた
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「ラズリさん。付き合ってもらえませんか?」
「はい!喜んで!お母さんに報告してきます!」
「なんで!?」
「.....え?お付き合いして頂けるんですよね?」
「なに勘違いしてんの!?買い物ですよ!」
「な~んだ~。あっ!でもデートですかね?///」
頬染めんな!どんだけポジティブシンキングなんだよ!
□□□□ ~歩さんのちっぽけな不安~ □□□□
ラズリさんとバカなやりとりをしているのは雇用契約5日目の昼だ。
俺達が魔物部屋に突入したのは3日目の午前だった。
そして無事脱出できたのは4日目の昼前。
つまり一日近くも魔物部屋にいたことになる。
途中腕の痺れを感じたのも、1日中戦っていたからこそ感じた疲れだったみたいだ。
でも、正直ホッとしている。
最近化け物じみた力を手にしたせいか、自分は人間からどんどん掛け離れていっているのではないか、と少し思うようになってきていた。
「大丈夫だよー!歩は変わらず私の歩だよー( ´∀` )」
それ、なんの慰めにもなってないよな?主旨違うし。
───ぽふっ。ぽんぽん
でも一応、心配?してくれたみたいだからなでてあげた。
「にへへー(*´∀`*)私に任せなさーい!」
なにを任せたらいいのか.....
でも、八重歯を覗かせたアテナのにぱー☆は相変わらずかわいい。
「強くなることのなにが不安なんですか?
いいことのように思えますが.....」
このへんの感覚は、いつも死と隣り合わせの異世界に住むラズリさんには難しいかもな。
俺は死んだ訳じゃないから、いつかは日本に戻ることになるだろう。
現代日本人からすれば、今の俺は化け物みたいなもんだ。
これで疲れも感じない超人にでもなっていたら.....
好んで疲れたくはないが、疲れを感じることが逆に、俺自身がまだまだ人間である証なんだと思えた。
「(じ──────。)」
「どうしました?」
「私にはぽんぽんしてくれないんですか?彼女なのに.....」
「・・・」
───ぽふっ。ぽんぽん
「えへへっ。アユムさん、ありがとうございます」
はぁ.....本当にこの人はブレないな。
でも、嬉しそうに可憐に微笑むラズリさんはとてもきれいだ。
欲望に忠実なラズリさんを見ていると、俺の悩みなんてちっぽけなように感じるから不思議なものだ。
とりあえず魔物部屋から脱出した俺とラズリさんは、その後死んだように眠り続けた。
1日中不眠不休だったのだから当然だ。
ちなみにアテナはスカイさんが相手をしてくれていた。
アテナは普通にダンジョン内でも寝ていたし。
でもいつものように食っちゃ寝をしていたらしい。
そして鋭気を養った俺達は、5日目の午前に残りのダンジョンに挑んだ訳だが.....
あっさりクリアできてしまった。
正直拍子抜けだった。
魔物部屋が強烈すぎたのか、全く苦労することもなく。
とりあえずダンジョンをクリアするという目的は果たせた。
あとはいつ旅に出てもいいように準備するだけだ。
そして冒頭に戻る。
□□□□ ~繰り返される喜劇~ □□□□
俺とラズリさんとアテナはある店の前にいる。
その店は如何にも、高級店です!、というのをアピールしている。
周りの店とはまるで違い、頑丈なレンガ造りに、そして.....
「お客様は当店のご利用は初めてでございますか?」
丁寧な言葉遣いには似つかわしくない、いかついおっさんの護衛?警備員?がいた。
高級店だから警備員がいるのはいいのだが.....まさか一見お断り?
「か、買い物って.....まさかここですか?」
「そうです」
「ええええ!?だってここは.....」
ラズリさんが驚くのも無理はない。
この魔道具店はこの町で一番の高級店らしいから。
「初めてでございましたら、
どなたからか身分を証明できる推薦状をご提示ください」
「推薦状!?」
「当店は貴族様もご利用になられます。
安全の為、身分を証明できない方はご利用になれません」
「・・・」
おっさんは不審者でも見るかのような視線を投げかけてきた。
マジかー。推薦状なんかあるわけない。詰んだか、これ。
「歩!歩!私に任せなさーい( ´∀` )」
俺が困っていると、アテナがズイッと前にでた。
先日の一件で、俺の心証がただのおっぱいから頼れるおっぱいに昇格したアテナだ。
この事態を解決できるなにかがあるのかもしれない。
「お話は済みましたか?でしたら推薦状を提示して下さい」
「ちょっと待っててねー.....」
アテナはそう言うと、懐から一枚の推薦状?を取り出した
「はーい!じゃーこれねー!これで文句ないでしょー?」
推薦状?を自信満々に提示しているアテナの表情たるや。
それはもうドヤ顔である。誰が見てもきれいなドヤ顔だった。
「・・・」
「・・・」
俺と警備員はアテナの姿をなんとも言えない気持ちで見つめていた。
警備員から憐れんだような目で見られたのは気のせいだろうか?
.....あれ?デジャヴ?前にもこんなことがあったような.....
とりあえず駄女神には言ってやらないといけないことがある。
「アテナさん。アテナさんや?」
「んー?どうしたのー?歩~?」
「それはなにかな?見覚えがあるんですが?」
「なにって歩の保険証だよー?
だって身分を証明できるもの出せっていうからー」
.....やっぱりか。
そしてこの駄女神、またしてもやらかしやがった!
「この駄女神が!人の物を勝手に持ち出すんじゃねぇって何度も言ってんだろ!せっかく少しは見直してたのに、やっぱりただのバカなおっぱいでしかないな!てか、異世界でそんなもんが推薦状の代わりになる訳ねぇだろ!ねぇバカなの?大バカなの!?いい加減にしろよ!この駄女神が!」
俺は思いっきりアテナの頬をつねった。
「ふえ~~~ん(´;ω;`)痛いってば~!ごめんなさーい!」
そんな俺達のやり取りを見て、警備員はやはり憐れんだような目で見てきた。
ちなみにラズリさんは優しい眼差しだ。
いつものアテナで安心したのだろうか。
そして.....
「入店されても構いませんよ」
一瞬なにを言われたのか理解できなかった。
「なんで!?本当にいいんですか!?」
「はい。構いません。どうぞご利用ください」
今度はどんな理由だよ!?保険証だぞ!?
警備員の表情はとてもにこやかだ。
正直、いかついおっさんなだけに気持ち悪い。
「ど、どうして急に?」
「お客様は異世界人の方ですよね?」
「その通りですが.....」
「異世界人の方はみなお金持ちでございますから。
異世界人だと証明さえできれば問題ございません」
警備ザルすぎだろ!異世界人なら入店OKって.....
それに異世界人はほとんどが金持ちらしい。
以前アテナが、勇者が魔王を倒してくれない、と言っていたが関係あるのだろうか。
とりあえず.....
「ほらー!大丈夫だったじゃなーいヽ(`Д´#)ノ」
アテナの機転?で俺達は魔道具店に無事に入ることができた。
───ぽふっ。ぽんぽん
「にへへー(*´∀`*)困ったら頼りなさーい!」
ぽんぽんで機嫌が直るちょろいアテナのにぱー☆はかわいい。
ちゃんとしてくれれば可愛い子なんだけどな~。胸大きいし
□□□□ ~乙女なラズリさん~ □□□□
魔道具店の中はなんとも言えないがすごい。
自分の語彙力の無さが悔やまれるが、とりあえずすごい。
店内は日本で見覚えのあるような道具がずらりと並んでいる。
「なにを購入されるんですか?」
「腕時計を二つほどですね」
見覚えのある道具の中から、時計のショーケースを眺める。
腕時計も日本のそれとあまり代わり映えのしない形だ。
ちなみにギルドにあったのは鳩時計。
アテナのお気に入りだ。鳩が、だが。
腕時計一つ一つを眺めると値段はピンキリらしい。
異世界でもブランドとかがあるのだろうか?
ほとんどが20万ルクア前後で、その他は50万~100万とある。
「二つ.....アユムさんとアテナさんのですね」
「違いますよ。俺とラズリさんのです」
「.....え?」
「この前約束しましたよね?プレゼントするって」
え?忘れたの?
アテナのスマホの一件で俺に詰め寄ったよね?
「で、でも時計ですよ?こんな高価なもの.....」
「気にしないでください。お礼も兼ねてますから」
「お礼、ですか?」
「ラズリさんのおかげで無事にダンジョンもクリアできましたから」
「ですが、アユムさんのお力なら私が居なくても.....」
どうしたんだ?
遠慮するなんていつものラズリさんらしくないな?
「ラピスがいらないなら、私がもらうー( ´∀` )」
「お前は黙ってろ!」
「ふえええ(´;ω;`)」
「い、いい子にしてたらいいもの買ってやるから」
「ほんとー?」
「本当だ。ちなみにしつこく聞いてきたら買わないからな?」
「ほんとにほ.....はーい!約束だよー!」
これでアテナは大丈夫だろう。ちょろ神(笑)
「ラズリさんには本当に感謝しているんですよ?
ラズリさんがいなければダンジョンをクリアできませんでした
覚えてますか?ラズリさんと一緒に受けた試験のことを」
「試験?アユムさんが不合格になったやつですか?」
「それです。力だけではダンジョンはクリアできない。
だから俺は不合格になったんですよね?
ダンジョンをクリアできたのはラズリさんのおかげです」
「・・・」
「それになによりもアテナを守ってくれたじゃないですか。アテナはなんだかんだ言っても大切なやつなんで、邪険にしないだけでも感謝してもしきれないんです」
どのPTもアテナを邪魔者扱いしてたからな。
しかも、アテナもアテナでラズリさんには懐いているし。
「私は大切なのー?」
「そうだぞ。だから俺の側から離れるなよ?」
───ぽふっ。ぽんぽん
「にへへー(*´∀`*)しかたないなー!
ずっと私の側にいさせてあげるー!(にぱー☆)」
なんでお前視点なんだよ!
.....まぁ、にぱー☆がかわいいから許してやるか。
ラズリさんは俺とアテナのやりとりを優しい眼差しで見守っている。
本当に最高の雇用契約者なのは間違いない。
ちゃんとしていればきれいな人なんだよな~。ぺったんこだけど。
そして俺はラズリさんの両手を握って感謝を伝えた。
「本当にありがとうございます。だから受け取ってください。
俺がラズリさんにプレゼントしたいんです」
「は、はははい。よ、よろしくお願いします///」
ラズリさんは頭から煙りが出るんじゃないかってぐらい真っ赤になって俯いてしまった。
.....え?な、ななななんだよ!その反応は!?
ラズリさんの反応は正直予想外だった。
てっきり、プレゼントならアユムさんが欲しいです!、とかまたバカなことを言い出すんじゃないかと思っていた。
しかし蓋を開けてみれば潮らしい反応.....
そんな反応をされると、手を握っている俺も恥ずかしくなる。
思わず俺はラズリさんの手を離してしまった。
ここにきて年齢=彼女なしの弊害がでてくるとは.....
「あ.....」
ラズリさんから悲しそうな声が漏れる。
俺の手を切なそうに見つめるラズリさんはなんとも乙女らしい。
あぁ!もう!なんか調子狂うな!
かわいいけど!かわいいけど!
いつものラズリさんに戻ってくれ!
□□□□ ~恥ずかしいお揃い~ □□□□
「「///」」
結局、ラズリさんと手を繋ぎながら時計を選ぶことになった。
手を繋ぐのはアテナで慣れていたが、照れながら繋がられるとなんとも恥ずかしい。
「と、時計ってどうやって動いているんです?」
「し、種類によって違うみたいです」
「た、例えばどんなのがありますか?」
「す、すいません。詳しくは.....」
う、う~む。
なんともこっぱずかしい。
いろんな意味で助けて欲しかったので店員さんに尋ねてみた。
店員さん曰く、
安いのはネジ式。
良値のはネジ式&魔力補充式。
高級品はネジ式&魔力補充式&ソーラーパワー補充式。
ネジ式は、一度巻くと一日持つらしい。
魔力補充式は、光魔法を補充すると三日持つらしい。
ソーラーパワー補充式は、一時間の補充で一週間持つらしい。
地球式のと一部似通っている。
異世界人が作っているらしいので、似るのは当然といえば当然だろう。
今回は二つ購入予定なので良値のにするつもりだ。
俺は光魔法を使えるし、三日も持てば十分だろう。
「どんなのがいいですか?」
「アユムさんと同じものがいいです」
えー。それが一番困る。
なにがいい?なんでも。のパターンじゃん、それ。
俺も正直そこまでこだわりはない。
日本にいたときもブランドものとかに興味はなかった。
というか、そんな嗜好品には手が出せなかった。
そもそも腕時計なんて使えればなんでもいい。
ただこの場合はそうも行かないような気がする。
年齢=彼女なしの付き合った経験がない俺でもそれはわかる。
絶対期待されてるような気がする。
これで変なのを選べば、きっとご機嫌ななめになるはずだ。
テレビで見た番組でそんなことを言っていた。
女性とはそういう生き物らしい(テレビ談)
だから俺は秘策を出すことにした。
「オススメなお揃いの腕時計ってありますか?」
名付けて、店員さん任せ作戦!
自分で選ぶからカドがたつのだ。
だったら店員さんに任せればいいじゃない。
情けない男だと思われるよりも彼女の機嫌をとれ!(テレビ談)
「お揃いとなると、これなんてオススメですよ」
店員さんが出してきたのはデザインが一緒の二つの時計だった。
赤のベルトと黒のベルトのシンプルな腕時計。
これぐらいシンプルなほうが俺は好みだ。
「シンプルでいいですね。気に入りました」
「オススメするポイントはなんですか?」
うわっ!?ラズリさんはお気に召さなかったのか!?
ラズリさんは店員さんに食い入るように尋ねている。
「これは光るんです」
「は?光る?」
「どういうことですか?」
夜間になると点灯するみたいな?
「この二つの時計はペア時計となっておりまして、
この二つの時計のためだけに特別な細工がしてあります」
「ペア時計ですか!?素晴らしいです!」
え?お揃いとは言ったが、なにもペア時計でなくても.....
ラズリさんの反応がよかった為か、店員さんが勝負をかけてきた。
特別な細工とやらを実際に見せてくれるみたいだ。
「光ってますが、なにか意味あるんですか?」
「光るだけでございます」
「はぁ?光るだけ?」
「と言いますのも、このペア時計をした相手が3m圏内に入ると時計が光る仕組みでございます。相手が側にくるとわかるなんて、まさに恋人同士にふさわしい時計ではないでしょうか?」
「・・・」
.....く、くだらなさすぎる。
光るメリットがわからないし、光りすぎて画面見えないし。
それに町中で時計が光ってたら目立つし、恥ずかしいだろ。
機能面に重大な問題がありすぎ!
こんなくだらない時計を作ったのは絶対女性だろ?
この世界の女性は基本的におかしいらしいし。
俺はもう既に冷めていた。冷めていたのだが.....
「素晴らしいですね!私は気に入りました!
私は気に入りましたが、アユムさんは.....(ちらちら)」
マジかー。やはり女性同士なにか通じるものがあるのか?
てか、ちらちら見ないでくれます?わざとらしいんで。
「私もいいと思うよー!ぴかぴかー!
これで迷子になった歩をすぐ見つけられるねー( ´∀` )」
迷子になるのはお前だろ!
てか、そもそも迷子になるなよ!
結局ラズリさんが大層気にいったみたいなので、それを購入することになった。
所持金:2134000【↓1200000】
店員さんが最後に余計な一言。
「サービスでベルトも光るようにしましょうか?」
そんなサービスいらねえよ!恥さらしにするつもりか!
・・・。
結局ベルトも光るようにしてもらったのは言うまでもないだろう。
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『アテナ』 レベル:3 危険度:極小
種族:女神
年齢:ーーー
性別:♀
職業:女神
称号:智慧の女神
体力:50
魔力:50
筋力:50
耐久:50
敏捷:50
女神ポイント:3400【↑2000】
【一言】私にはなにを買ってくれるのー?楽しみー!
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アユムの所持金:634000ルクア【↓3700000】
冒険者のランク:A(クリア回数:3回)
このお話の歩数:約42000歩
ここまでの歩数:約1097900歩
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『アユム・マイニチ』 レベル:1481【↑29】
種族:人間
年齢:26
性別:♂
職業:凡人
称号:女神の付き人
体力:1491(+1481)【↑29】
魔力:1491(+1481)【↑29】
筋力:1486(+1481)【↑29】
耐久:1486(+1481)【↑29】
敏捷:1541(+1481)【↑29】
技能:言語理解/ステータス/詠唱省略
Lv.1:初級水魔法/初級風魔法/初級土魔法
初級光魔法/初級闇魔法
Lv.2:隠密/偽造/捜索/吸収/浄化魔法
治癒魔法/共有
Lv.3:鑑定/剣術/体術/索敵/感知
物理耐性/魔法耐性/状態異常耐性
初級火魔法
共有:アイテムボックスLv.3
パーティー編成Lv.1
固有:ウォーキングLv.1481 474/1482
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後書き
次回、夜の密談!
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今日のひとこま
「えへへっ.....(ちらっ)えへへっ.....(ちらっ)えへへっ」
「ちらちら見てますが、そんなに腕時計気に入りました?」
「もちろんです!家宝にします!」
「家宝にしなくていいんで使ってください」
ラズリさんは大袈裟すぎ。たかが腕時計だろ。
「そう言えば、アテナさんにはなにを買ってあげたんですか?」
「あれ?見てましたよね?」
「いえ。ずっと腕時計にみとれてまして.....」
「気に入りすぎでしょ!?嬉しいですが」
あの時からずっとこの調子なの!?
「アユムさんからの初めてのプレゼントですし」
「そ、そうですか」
「は、はい///」
「・・・」
な、なんか調子狂うな.....
「そ、それでなにを?」
「あれです。今、アテナが使ってます」
「あれ?あれって.....」
「知ってます?割と俺の世界では当たり前にありました」
「町の中では禁止なので気をつけてくださいね」
「でしょうね。ちゃんと俺が管理します」
「歩~(´;ω;`)いたーい。なおしてー」
「なんであれでケガしてんの!?」
アテナ天才かよ!?普通ではありえないぞ!?
※アテナに何を買ったかは本編に出す予定です。
乞うご期待!
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