歩くだけでレベルアップ!~駄女神と一緒に異世界旅行~

なつきいろ

第18歩目 はじめてのLv.3!Aランク昇格試験④


アテナのせいで女神ポイントをまた無駄にしてしまったしかし、女神Lv.3にはできた。これは大収穫だ

剣術と体術、鑑定をLv.3にしてみる
ちなみに、女神ポイントの消費はこんな感じだ

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剣術Lv.3(消費300) 体術Lv.3(消費300)
鑑定Lv.3(消費300) 

女神ポイント:850【↓900】
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Lv.2が消費100だったから3倍になっている

Lv.1は消費50からLv.2で消費100の2倍だった
もしかして、前回の消費からLv.数倍になるのだろうか
つまり、Lv.4取得時は消費1200になる可能性がある

早速、剣をふってみる

───ヒュンッ!

「おわっ!?」

剣速が尋常じゃない速さになっている
さらに、体の動きがLv.2の時と比べると段違いだ
むしろ、軽すぎて、早すぎて、体に違和感すら感じる

とその時、

───ビリッ

「えっ!?」

なにかが切れる音がした
見ると、アテナのワンピースの裾が切れたみたいだ
剣圧というやつだろうか。どうやらアテナは気付いていないようだ

ごめん、アテナ。後で服を買ってあげるからな......


剣を鞘に納め、アテナがいる方向に敢えて本当に手加減して軽く拳を突き出してみる

───ボッ!

「いやいや!」

拳速もまるでアニメかよ!とツッコミたくなるぐらい速い
当然こちらもLv.2の時とは段違いで、体に違和感が残った

「げべっ!?」

駄女神は、女の子が出しちゃいけない声で哭いて倒れた
やはりこちらも拳圧みたいなものが出ているようだ

「ちょっとー!今の絶対、歩でしょー!」
「悪いな。ちょっと実験してたんだ」
「なんで実験対象が私なのよー!」
「ラズリさんにやる訳にはいかないだろ」

アテナはヽ(`Д´#)ノ←こんな表情で怒りながら、俺の胸をポカポカ叩いてきた

「悪かったって。ここ出たら、アイスクリーム買ってやるから」
「......ゴクッ。だ、ダメー!それじゃ許してあげなーい!」
「いらないのか~。ダブルでいいんだけどな~?」
「ほ、本当ー!?約束だよー!わーい!ありがとー!」

先程までとは違って、今度は(≧∇≦)←こんな表情で喜んでいる

ちゃんとしてれば、かわいい子なんだよな。胸大きいし


しとしきり実験も終わったので、その場で座り、考察に入る
俺が座れば当然アテナが膝の上に座ってくる訳で、

「ダブル♪ダブル♪」

膝の上で足をぷらぷらしつつ、にぱー☆とはにかんで見上げてきた
かわいい

ちなみにアイスクリームは、シャーベットに近いもので転移者が作り出したものらしい

アイスクリームに限らず、時計や紙なんかもそうだ
トイレットペーパーを作らないのは浄化魔法があるからだろうか
とにかく転移者は地球の文化を色々と普及させているみたいだ


さて、考察に戻ろう
Lv.3スキルは思った以上に凄すぎる

Lv.1~2はただ使えるだけの素人クラス
Lv.3~4はその道を極めた達人クラス
Lv.5は人外クラス

一般市民のほとんどが通常Lv.1クラスで、良くてLv.2
Lv.3は本当に達人クラスで、Lv.4~5なんて滅多にいないらしい

実際、スキルLv.が1上がるだけでもかなり強くなるのはLv.2の時に感じていた

「なぁ、アテナ。俺って実際どのぐらいの強さなんだ?」

「んー?剣術なら剣豪。体術なら武王あたりかなー?
 Lv.1が見習いクラスで、Lv.2が師範クラス、
 Lv.3が超一流クラスで、Lv.4が世界の頂点クラス、
 Lv.5が神クラスだねー!」

剣豪に武王!?
思った以上に強くなっているみたいだ

「でも体になんか違和感を感じるんだよな......」
「違和感ー?んー?庶民がいきなり達人になったからかなー?
 体が急激な変化に追いついていないのかもねー!」

庶民......また言いやがった

「いや、でも俺はLv.2取得してた訳じゃん?
 体は師範クラスにはなってたんだろ?」

「歩はもとが弱いからねー( ´∀` )
 変化に対する適応力もきっと低いんだよー!
 いずれ慣れるってー!それにしても......
 やっぱり歩は軟弱なんだねー!軟弱ー!軟弱ー!」

「・・・」

アテナは楽しそうにきゃっきゃっとはしゃいでいる

小バカにはしているが、悪気がないのはわかる
でも、だからこそ余計タチが悪い

「軟弱で悪かったな!
 第一、軟弱なまま連れてきたのはお前が原因だろ!」

「ふえーーーーーーーーん!ごめんなさーい(´;ω;`)」

駄女神は、俺につねられたことで喘いだ

謝るなら小バカにするなよ......
少しは学習しろ!本当、バカの相手は疲れる


こうして俺は、剣豪で武王になった


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『アテナ』 レベル:3 危険度:極小

種族:女神
年齢:ーーー
性別:♀

職業:女神
称号:智慧の女神

体力:50【↑20】
魔力:50【↑20】
筋力:50【↑20】
耐久:50【↑20】
敏捷:50【↑20】

女神ポイント:850【↓950】

【一言】あれー?私のワンピースがなんか切れてるー?
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アユムの所持金:420000ルクア
冒険者のランク:B(クリア回数:5回)

このお話の歩数:約80歩
ここまでの歩数:約338330歩
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『アユム・マイニチ』 レベル:822【↑0】

種族:人間
年齢:26
性別:♂

職業:凡人
称号:女神の付き人

体力:832(+822)【↑0】
魔力:822(+822)【↑0】
筋力:827(+822)【↑0】
耐久:827(+822)【↑0】
敏捷:882(+822)【↑0】

技能:言語理解/ステータス

Lv.1:初級火魔法/初級水魔法/初級風魔法
   初級土魔法/初級光魔法/初級闇魔法

Lv.2:索敵/感知/隠密/偽造/捜索/吸収
   浄化魔法/治癒魔法/状態異常耐性
   物理耐性/魔法耐性

Lv.3:鑑定/剣術/体術

固有:ウォーキングLv.822 182/823
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