将来の嫁 side玲於

俺は佐野玲於。
俺はちょっと前までは普通に歩くだけで女が寄ってきてサインを強請られたり、好きでもないやつに体を触ってきやがる！こんな事ばかりしてたらプライベートもクソもねぇ！

ってことで俺は転職をした。でも、前の仕事のギャラが高いからそんなペーペーの仕事なんざ出来ない。だからこそ俺のパーフェクトさが役に立つ仕事は「執事」かなと思ったら知らぬ間に…

あの有名な芸能プロダクションの社長の執事となることになったが、実はそれはこの俺の美貌で雇われ、有名人の娘と婚約させるための罠だった。

だが、俺にとってこれが罠でも構わなかった。いいおもちゃが欲しかったからだ。最近は退屈していたからだ。前の仕事のせいでチヤホヤされるのがないのはまぁ…不愉快というものだったのだ。

だからこそ、俺はその将来の嫁に会いに行くことにした。

もちろん…執事として…

「お初にお目にかかります。本日より真波お嬢様の執事となります、佐野と申します。」

顔を上げて将来の嫁のツラをみて俺は思った。

顔…Ｓ
スタイル…A
センス…B
ってとこだなぁ…まぁ…顔は良しとしても…何だこの服は…母子家庭とは聞いたが…

まぁ…嫁になったあかつきには俺様に見合ったセンスの服をしてもらわないとなぁ…

そのあと…俺はあくまでこの女の執事として連れて帰ることにした。だが、この女バカだ。絶対に…

まぁ…バカなら調教しがいがあるってもんだ。

楽しませてくれそうだ。

「福島真波…ふん。俺をどう楽しませてくれるのかなぁ…。」

この俺様がこの女を虜にして俺無しで生きていけないほど溺れさせてやる(ニヤ)

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