深淵の罪人と守り人の指輪
7話 契約
俺は今、クロナに腕を抱きつかれている状態である。
「クロナさん、マスターの腕から離れてください。その胸にある余計な脂肪を、マスターにくっつけないで下さい。」
「シルヴィーさん、自分にないからって私に当たらなくても」
さっきから二人が、言い合いしている。
なんでこんなことになったんだろ。と思いさっきの話を思い出していた。
----------
「大陸を守ってくださいって、なんで俺なんだ?そもそも魔具ってなんだ?」
混乱していた俺にシルヴィーが、声をかけてきた。
「マスター、魔具というの神器みたいなものです。」
「じゃあ、シルヴィーと一緒のようなものなのか?」
「そうですね。ですが神器は人の手で作られるのに対して、魔具はこの大陸が作られたと言われてます。」
「魔具のことについては、大体わかったけどどうして契約する相手なんだ?」
「そうです。なぜマスターと契約するのですか? 魔具との契約は、ごくわずかな人間としかできないはずです。こんな平凡で無力なマスターとでは、できないと思われるんですが?」
シルヴィー、最後の方そこまで言わなくても...
俺が少し俯き、聞いていると
「それでは、契約してみますか?」
とクロナに「えっ?」とシルヴィーは顔を赤くして、驚いていたのでクロナの方を向くと俺は固まった。
クロナと俺の口が重なっていたからだ。
すると、俺たちの周りに魔法陣みたいなものがでて左手に熱さのようなものを感じた。
「ク、クロナ何してんだよ。」
「何って契約ですが? シルヴィーさんともしたんじゃあないんですか?」
シルヴィーと俺が口づけしていた? そんなの記憶にないんだが。
「マスターは...訳があって契約したのを覚えてないんですよ。」
と顔を、赤くして答えたシルヴィー
日本に送られる前にシルヴィーと契約していたのか。
そう思っているとクロナが俺の左腕に抱きついてきた。
「ご主人様、契約も成功したのでこれから私と一緒にこの大陸を守ってください。」
と笑顔で返してきた。
「契約は成功したのか?」
いつ成功したんだっと思っていると
「どこか熱さを感じませんでしたか?」
「あぁ、左手に」
「今は見えないですが、私の能力を使うとき刻印みたいなものが出ますよ。」
能力?頭の上に?マークを出していると
「ご主人様、少し走ってみてもらってもいいですか?」
「なんで?」
いいからいいからと勧めてきた。
俺は腕をほどいてから言われたようにすると、すごい速さで移動した。
驚いていると、クロナが口を開き
「私の能力は、契約者の速さを一時的に早める能力です。」
「ちょっといいですか?」
シルヴィーが横から話しかけてきた。
「あなたは、その力だけでどうやって大陸を守れというんですか?」
確かに速くなって動き回れるかもしれないが、攻撃できなきゃ意味がないと思っていると
「そ、それは...」
クロナ俯きつつ話を続けた。
「今は教えれないです。この能力だけではないですがこの大陸を守れるだけの力があります。ただ、今言ってしまうと...」
クロナはそこで止めた。
「クロナ、気になるけど言いたくないなら言わなくていいよ。」
「マスター!!」と横からシルヴィーが言ってくるがそのまましゃべり続けた。
「守れるかどうかはわからないけど、一応よろしく」
「はい、ありがとうございます。ご主人様」
と言って腕に抱き着いてきたのであった。
「クロナさん、マスターの腕から離れてください。その胸にある余計な脂肪を、マスターにくっつけないで下さい。」
「シルヴィーさん、自分にないからって私に当たらなくても」
さっきから二人が、言い合いしている。
なんでこんなことになったんだろ。と思いさっきの話を思い出していた。
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「大陸を守ってくださいって、なんで俺なんだ?そもそも魔具ってなんだ?」
混乱していた俺にシルヴィーが、声をかけてきた。
「マスター、魔具というの神器みたいなものです。」
「じゃあ、シルヴィーと一緒のようなものなのか?」
「そうですね。ですが神器は人の手で作られるのに対して、魔具はこの大陸が作られたと言われてます。」
「魔具のことについては、大体わかったけどどうして契約する相手なんだ?」
「そうです。なぜマスターと契約するのですか? 魔具との契約は、ごくわずかな人間としかできないはずです。こんな平凡で無力なマスターとでは、できないと思われるんですが?」
シルヴィー、最後の方そこまで言わなくても...
俺が少し俯き、聞いていると
「それでは、契約してみますか?」
とクロナに「えっ?」とシルヴィーは顔を赤くして、驚いていたのでクロナの方を向くと俺は固まった。
クロナと俺の口が重なっていたからだ。
すると、俺たちの周りに魔法陣みたいなものがでて左手に熱さのようなものを感じた。
「ク、クロナ何してんだよ。」
「何って契約ですが? シルヴィーさんともしたんじゃあないんですか?」
シルヴィーと俺が口づけしていた? そんなの記憶にないんだが。
「マスターは...訳があって契約したのを覚えてないんですよ。」
と顔を、赤くして答えたシルヴィー
日本に送られる前にシルヴィーと契約していたのか。
そう思っているとクロナが俺の左腕に抱きついてきた。
「ご主人様、契約も成功したのでこれから私と一緒にこの大陸を守ってください。」
と笑顔で返してきた。
「契約は成功したのか?」
いつ成功したんだっと思っていると
「どこか熱さを感じませんでしたか?」
「あぁ、左手に」
「今は見えないですが、私の能力を使うとき刻印みたいなものが出ますよ。」
能力?頭の上に?マークを出していると
「ご主人様、少し走ってみてもらってもいいですか?」
「なんで?」
いいからいいからと勧めてきた。
俺は腕をほどいてから言われたようにすると、すごい速さで移動した。
驚いていると、クロナが口を開き
「私の能力は、契約者の速さを一時的に早める能力です。」
「ちょっといいですか?」
シルヴィーが横から話しかけてきた。
「あなたは、その力だけでどうやって大陸を守れというんですか?」
確かに速くなって動き回れるかもしれないが、攻撃できなきゃ意味がないと思っていると
「そ、それは...」
クロナ俯きつつ話を続けた。
「今は教えれないです。この能力だけではないですがこの大陸を守れるだけの力があります。ただ、今言ってしまうと...」
クロナはそこで止めた。
「クロナ、気になるけど言いたくないなら言わなくていいよ。」
「マスター!!」と横からシルヴィーが言ってくるがそのまましゃべり続けた。
「守れるかどうかはわからないけど、一応よろしく」
「はい、ありがとうございます。ご主人様」
と言って腕に抱き着いてきたのであった。
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