やがて枯れる花たちへ

こむぎ子

「どうしてお兄ちゃんは右腕が無いの?」
少年は聞く。
「元々はあったんだ。でも生まれる前に、腕が無い子がいたから腕を1本譲ってあげたんだ。」
青年が答える。
「そうなんだ。だからぼくは腕があるんだね。」
少年が笑う。

「やがて枯れる花たちへ」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「その他」の人気作品

コメント

コメントを書く