やがて枯れる花たちへ

こむぎ子

殺人論

どうして人を殺してはいけないのか。主にふたつあると思っている。ひとつは見た目だ。同じ形をしているから殺しづらい。しかし言語や容姿が異なればそこには自分たちとは異なるというエラーが生じる。エラーのままに手を伸ばす。ふたつは生産性だ。屠殺が許されるのは生きる為だ。戦争はある意味生産だが、食い延びる為に殺すのとは訳が違う。だから批判されやすい。この世は理論と差別に道徳というペンキを塗っただけだ。

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