やがて枯れる花たちへ

こむぎ子

脱走

「どこかに連れ出して」と呟いた。
ああ全く可愛いことに私は箱娘、君は籠の鳥。鳥は案内はできるが外には出れぬ、娘は外には出れるが道に迷う。彼此なら出来るのだ。

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