やがて枯れる花たちへ

こむぎ子

葡萄と本能

なんの変哲もない普段使用されている皿にただ置かれたような、なんの飾り気のない光のない一房の葡萄に、私は見た途端惹かれてしまったのだ。そして私はそこから一粒だけを摘み取りキスをした。

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