やがて枯れる花たちへ
ここは夢
ちょっと薄い黄緑じみた空に塗ったような雲を見上げて、無意味なガラクタばかりの塔の最上階の不動のメリィゴォランドの馬に体重を乗せて、あなたが空から迎えに来るのを待っているの。手を差し伸べて、私を連れ去って。それとも共に落ちてもいいわ。空いた心は綿を詰めて、虚を知るまではこのままで。
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