やがて枯れる花たちへ

こむぎ子

かたおもい

「実は僕…ずっと君のことが気になっていて…そ、それで、今日勇気を出してラブレターを渡そうって…思って….........まさか一生受け取ってもらえなくなるとは思えなくて…。」
彼の眼前には首吊り女学生。
それでも、それだから彼は安心した。
断られることがないから。答えに恐れることがないから。
ひとつ「自己満足をください。」と呟き、彼女ポケットに手紙を入れた。

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