RISING
刀狩の新たな標的
一方、革命軍アジト外では反乱軍アジトへと寄っていた2人が戦場へと到着していた。
「はあ…貴方が支度に手間取るからだいぶ遅れてしまったじゃない…」
「なにそう言うな。まだ祭りは始まったばかり。やはり、今日の俺は最高にツイてる…」
ギルドとアドリー、2人が戦場へと到着した事で三つ巴の戦いにどう影響を与えるのか。
二人は別れると、入り口を目指す。
どうやら、ウィルフィンはその他の入り口の場所を突き止めた様だ。
それを無線で二人に送り、二人は迷う事なく地点を目指す足取りからその事が伺える。
その時と同じくして、長刀を携えた男が、ギルドの目指した入り口付近でぶつかる。
「貴公は、反乱軍七武衆…ギルド・ラーケイド。革命軍討伐の任か?」
「少将ドーマン…やっぱりツイテる…。今日の俺のツキは怖いほどになあ…」
ニヤリと笑ったギルドを不思議そうに睨み付けるドーマン。
ドーマンの視線の先にはドーマンの腰に携えた長刀に目をやる
「大業物二十一工の一振り、長刀…“刺徹波統”名刀に良く会う日だ」
「刀マニアの暴刃ギルド。任を忘れ趣味に走るか…だが拙者のこの愛刀は、拙者の元にあって輝くのだ。諦めてもらおう」
二人は、吹き抜ける風と共に二人は刀の柄に手を掛ける。
そして、風が吹き止むと同時に二人は刀を抜刀し鍔迫り合いに持ち込む。
「ハァ…お前ェの太刀筋、やはり中々だな。義剣ドーマン、お前ェの異名は異国の剣だが、使ってるのはこの国の刀…意外と認めてんだぜ?俺ァ…」
「それは至極光栄。しかし異名なぞに興味すらない。拙者は拙者の正義を貫くのみッ!」
二人は、ほぼ同時にギフトを解放し刀に纏わせる。
ギルドは大地のギフトで、刀の重さをコーティングするのに対し、ドーマンは、鉄鏡のギフトで刀を硬化し、張り合う。
ギフトの解放はあれど、二人の互角の鍔迫り合いは崩れる事なく刀のぶつかり合う音だけが響く。
「お堅いねェ…随分。疲れねェかい?」
「義を語るなら重さは当然。この方に重くのしかかって居る。しかし、拙者にはこれが一番合っている…」
ドーマンは鍔迫り合いを抜ける様に刀を滑らせ、抜けると右手をギフトで硬化し、ギルドの胸元に裏拳を叩き込む。
「貰った…!」
ドーマンは、よろけたギルドに追撃とばかりに刀を上段に構える。
「はあ…貴方が支度に手間取るからだいぶ遅れてしまったじゃない…」
「なにそう言うな。まだ祭りは始まったばかり。やはり、今日の俺は最高にツイてる…」
ギルドとアドリー、2人が戦場へと到着した事で三つ巴の戦いにどう影響を与えるのか。
二人は別れると、入り口を目指す。
どうやら、ウィルフィンはその他の入り口の場所を突き止めた様だ。
それを無線で二人に送り、二人は迷う事なく地点を目指す足取りからその事が伺える。
その時と同じくして、長刀を携えた男が、ギルドの目指した入り口付近でぶつかる。
「貴公は、反乱軍七武衆…ギルド・ラーケイド。革命軍討伐の任か?」
「少将ドーマン…やっぱりツイテる…。今日の俺のツキは怖いほどになあ…」
ニヤリと笑ったギルドを不思議そうに睨み付けるドーマン。
ドーマンの視線の先にはドーマンの腰に携えた長刀に目をやる
「大業物二十一工の一振り、長刀…“刺徹波統”名刀に良く会う日だ」
「刀マニアの暴刃ギルド。任を忘れ趣味に走るか…だが拙者のこの愛刀は、拙者の元にあって輝くのだ。諦めてもらおう」
二人は、吹き抜ける風と共に二人は刀の柄に手を掛ける。
そして、風が吹き止むと同時に二人は刀を抜刀し鍔迫り合いに持ち込む。
「ハァ…お前ェの太刀筋、やはり中々だな。義剣ドーマン、お前ェの異名は異国の剣だが、使ってるのはこの国の刀…意外と認めてんだぜ?俺ァ…」
「それは至極光栄。しかし異名なぞに興味すらない。拙者は拙者の正義を貫くのみッ!」
二人は、ほぼ同時にギフトを解放し刀に纏わせる。
ギルドは大地のギフトで、刀の重さをコーティングするのに対し、ドーマンは、鉄鏡のギフトで刀を硬化し、張り合う。
ギフトの解放はあれど、二人の互角の鍔迫り合いは崩れる事なく刀のぶつかり合う音だけが響く。
「お堅いねェ…随分。疲れねェかい?」
「義を語るなら重さは当然。この方に重くのしかかって居る。しかし、拙者にはこれが一番合っている…」
ドーマンは鍔迫り合いを抜ける様に刀を滑らせ、抜けると右手をギフトで硬化し、ギルドの胸元に裏拳を叩き込む。
「貰った…!」
ドーマンは、よろけたギルドに追撃とばかりに刀を上段に構える。
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