脱走兵

安室 透

第1話 戦場

戦場とは勝負の場だ勝ちもあれば負けもある。

戦場に送り込まれたグリムらは訓練をさせられた。毎日50キロメートルを重さ40キロの銃器や防具を背負って走らされ仲間がリタイヤするとその人の分も持たされ1人につきプラス10キロメートル走らされる訓練や寒水の中を20キロメートル泳がされる訓練などそれも超能力者だけだった。

♢♢♢
「大変な訓練させとってご飯はコンだけかよ」「おいおいグリム言うなよ気持ちはわかるが…」超能力者に出されるご飯の量はほんのすこしだけだった。

 (ピンポンパンポン!!)「グリム少尉シンジ少尉シャルロット少尉ルーマニア少尉士官室に集合してください」(ピンポンパンポン)

 「いよいよか…」

「失礼します!」
「あなた達は訓練生卒業です。おめでとう」

,,,

 「失礼しました」
「嬉しくないね...」
グリムらは北アメリカ大陸の対ユーク軍戦闘の前線に配属された。
そこは、爆弾が雨のように降っていた周りを見渡すと死体がゴロゴロと転がっていた。タンパク質が腐る匂いが充満して嗅覚が麻痺するほどだった。
「おえ!!なんだここ!!」「シンジここが戦場だよ」予想してた以上に酷く10秒に1人殺される残酷さに息を飲んだグリムらは先を急いだ。

♢♢♢

 「グリム!!」
 「どうしたシャルロット!!」
 「あれじゃない?」目の前に小さな街が見えたオーシア軍の統治下だ。

 「お前ら!!こっちだ!」
   私たちの担当エイガー隊長が手を差し伸べていた。
 「よろしく、エイガーだ」
 「よろしくお願いします」
 エイガー隊長はとても熱血で頼りがいのある隊長だった。



♢♢♢

 「戦闘準備」
12月20日 13:20 

「よし行くぞ!」
「はい!!」

続く

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