my memories

第1話

いつもと変わらない日常。それは当たり前のようにこれから先ずっと来ると思っていた…

竜之介「七海ー俺の宿題手伝ってくれよー」

七海「えーまた?」

こいつは幼馴染の藤原 竜之介(ふじわら りゅうのすけ)家も隣同士で小さい頃からずっと一緒そして…私の好きな人。

竜之介「だって七海頭いいしさ!お願い!」

七海「はいはい」

竜之介「ありがとう!」

七海「だからねここはこの公式に当てはめて考えるとここの答えが出るの」

竜之介「あーそっか!」

七海「他のも同じだから解けるよ」

竜之介「七海ありがとう!」

七海「どういたしまして」

竜之介「じゃあ明日な!」

七海「えっ明日?明日なんかあったっけ?」

竜之介「えっ明日学校だぞ?」

七海「あ、そうだった…」

竜之介「忘れんなよー」

七海「ごめんごめん」

竜之介「じゃあ明日な!」

七海「うんバイバイ」

-翌日-

七海「おはよー」

母「あら、まだパジャマなの?早くしないと遅刻するわよ」

七海「えっ?遅刻?」

母「今日は学校でしょ?まだ寝ぼけてるの?」

七海「あー…そうだった…急いで着替えてくる!」

母「朝食できてるから支度できたら食べなさいよ」

七海「はーい」

そう言えば昨日も竜之介に明日学校だよって教えてもらったな…最近物忘れがひどいな…まさか…ろ、老化!?そ、そんなわけないよね!

七海「じゃあいってきまーす!」

母「いってらっしゃい!」

この日を境に私の物忘れはどんどんひどくなっていった。

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