名も無き世界から

くぅく

名も無き世界から6

「エレス。ちょっと買い物頼めるか?買ってきて欲しいものがあるんだ」

「うん。いいよ」

この街の何を知ってるというんだ
でも、街のことも知らないといけない
買い物を頼まれ家から出る。
ここは住宅街らしき場所だった。様々な形をした家がずらりと並んでいた

たまにはこういうの見るのもいいかもしれない
いろんな形の家に興味をもった

(無駄に興味なんて持たないでさ早くかいもの)

心は短期だ。急かしてくる

もう少し見たいという気持ちを抑えて家から目をそらした。そして前へ前へと進む

何故か一歩一歩が軽く感じた。
開放されたみたいに…

こんな世界でも楽しいと思えることがあったんだ

(早く。感心しないでよ)

心は怒ったように訪ねてきた

少しぐらいの時間も与えてくれない
鬼畜野郎だ

でも、心には逆らえない
なぜなら、この体を動かすことが出来るのは心だから。


しばらく歩いていると
街の中心と言える場所まできた
さっき歩いてきたところも、生き物がいっぱいいた

流石だった。

「えっと…なにこれ…だ、ダンゴムシ!?」

虫を食べるのか…?!
気持ち悪くて吐き気がした

でも、頼まれたからには買わないと

辺りを見回したら、でかいダンゴムシのようなものがかごの中に置いて売られていた

まさか…あれ?

少しずス近づくと
ダンゴムシ。と確かに書かれていた

これ…触りたくない
でも………

「あ、あのぉ…こ、これひとつ。」

「あいよ!」

定員はそう言ってダンゴムシを渡してきた

触りたいくない…!!!!

なんとか、気持ちを抑えて手に…

「はい!お代は30ドルだよ!」

元気のいい定員だ…

「あ、えっと、これでいいですか?」

お金とか、全然わからないから、適当な数を渡した

「おん!丁度だ!」

良かった…

どうやら数の数え方はあってたみたい
それから、色々と買い物を済ませた

(ねぇねぇ、すっごいいいもの見せてあげるよ)

は?なに?いってるの…

(あそこの森行ってよ)

森…自然も悪くないかもしれない
何となく興味をもって心の言われたとおりに進んだ

森の中は緑…ひたすら!
葉と葉の間から日が差し込んでる
それがいいぐらいにこの森の雰囲気をだしている

(まだ進んでよ)

え、まだ行くの…

少し進むと小さな塔があった
キラキラとした銅で出来てる
中に入りたいなぁ

(入ってよ?)

まだ行くの?…

でも、入ってよ?と言われ少し嬉しかった
気持ちに答えてくれてるみたいで
絶対違うケド…

門は開いていてすぐに入れた

心の言う通りに進むとひとつの大きなドアがあった

恐る恐るはいると


そこには…

─────女の子がいた



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