名も無き世界から

くぅく

名も無き世界から2

「はぁー…」

ため息ををつく
もう、嫌だなー…
なんでこんな世界に行きたいなんて思ったんだろ

そんなことを考えながら歩いてたら

「お!昼のやつ!」

この声には聞き覚えがあった
優しい  安心する声だ

振り向くと

そこには昼間の耳が長いヤツがいた
できるだけここの世界の奴らとはあんまり関わりたくないんだけどな…

近づいてくる

怖い…

後退りをする  
顔もだんだんと固くなる
吐き気がする  

(なら、そいつも殺しちゃえば楽になるかも)

心の微かな声  また聞こえた

突然身体がいうことを聞かなくなった

操られてるみたいだった

(そうだよ!殺しちゃえばいいよ!!)

「に…にげっ……」

息が詰まる

「ん?どうした?」

寄ってくる      (寄ってくるなよ)

ポケットからナイフを取り出した

その瞬間───

そいつは腕を掴んできた
寄るなよ 触るなよ 近ずくなよ

「って!あぶねぇな!」

そいつは突然ナイフを取ってきた

(……ちょっと、邪魔しないでよね)

心の声……聞こえる
身体が暑い でも冷たくて寒い

息が上がる

ダメダメダメ……
落ち着け…自分…

「おい?大丈夫か?」

心配してくるけどそんなのに答える余裕もない
瞼が重い 身体がダルい 暑い 寒い       



                                                           やめてよ



自分自身…倒れてしまった───

「おい!大丈夫か?!……おぃ…ぉ……」

やばい…

        ────…




起きるとそこは見たことない部屋だった
まぁ、だいたい想像はつく
あいつの家だろう

まだ、ダルい
頭もギンギンする
でも、身体は暑くも冷たくもなかった
あいつのおかげかも…

「お!起きたか!突然倒れるなよー!」

心配そうによってくる
いきなり、でこに手を当ててきた

ひんやりして気持ちかった

「熱はないみたいだな!」

安心したようにそいつは言った

ていうか、こいつの名前知らないな

「ねぇ…あんた、名前なんて言うの?」

…いきなり馴れ馴れしすぎたかも…
驚いた目で見てくる

「あ…ご、ごめ((ノエイだよ))

逆にびっくりした
名前…教えてくれたから

「あぁ、えっ…と…」

戸惑う
なになになに…そんな変なこと聞いてなくない?

「君はなんていうの?」

ノエイはニコって笑って言ってきた

「え?!え…えっと…」

─────────────────2終わりー



あけましておめでとうございます!!
今すっごい眠いですw
無理やり終わらしてしまってごめんなさい

話作るのは得意だけどそれを文にして言うのはやっぱり難しいですね…汗

こんな私でもこれから、よろしくお願いします!



おわり

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