日本はリセットされたので、作り直します。

皆鈴

#36ゴムと綿花

神武天皇即位紀元27年(紀元前633年)
富士市、富士宮市、田原市、豊橋市を領有化。
ついに愛知県にまで進出できた。
田原市と豊橋市の領有化は簡単だったが、
静岡県の富士の樹海は一度入ったら出られないと
言われるように、現在地が掴みづらく、
いつまのまにか元の場所に戻っているという
こともあったそうだ。
もちろん樹海内に村なんてなかったが。

富士山麓を手に入れたのでこれを利用し、
茶の栽培を開始。同時に川根本町でも
栽培を開始した。
緑茶などの製造方法を教え、開発できた。
緑茶は健康にいいので積極的に国民に飲ませる。
ちなみに現在の国の人口は2312人だ。

ついに愛知県まで来れたが、今欲しいのは
新潟県だ。新潟には石油も埋まっているし、
地理的に米どころとしても魅力的だ。
一応御前崎市に油田はあるが、生産量が少ない。
しかも佐渡島まで行けば金山もある。
日本海に面しているため、朝鮮や中国への
渡航もここよりは楽だろう。

しかし新潟にまで行くのは大変だ。何せ道なんて
ものはないし、途中で何かに襲われるかも
しれない。一番手っ取り早いのは新潟までに
いくつもの拠点をつくり、物資をピストン輸送
するのが最善だろう。
しかし現在の日本皇国にそんな余裕はない。
とりあえず今は内政に集中するしかないな。

綿花(木綿)の栽培を開始。綿花は日本にないので
もちろん取り寄せだ。これにより綿織物が作れる
ようになった。

靴下を開発。今まで裸足に草履だったが、愛知県
では静岡県と気候が違う。
静岡の方では雪は降らないが愛知では
雪が降るし、一年を通して寒い。
足は末端部分だし、足が寒くて歩けない
なんて困るからな。

手袋を開発。こちらも同じような理由で、
手も末端部分だし、手が悴んで作業できない
のは困る。

ゴムの栽培を開始。ゴムの木が日本の気候に
合うかどうか分からないが、なんとかなるだろう。
木だって気候に適用しようとするし。
これでゴム製品が作れるようになった。
一番作りたいのは荷車の車輪に使うゴムタイヤ。
車輪を保護することで耐久性も上がり、多少
でこぼこした道でも難なく通ることができる。


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