異世界召喚の予定が転生になりました…?
プロローグ3
翌日
王都から少し離れた草原地帯
石畳で補整された道を馬車に揺られている集団があった。
勇者組は都の離れにあるE級向けのダンジョンに向かっていた。
俺は馬車馬の足音が死期を語っているかのように感じながら、興奮気味に話す。
「やっぱダンジョンとか聞くとゲーム感出るよなー。やっぱゲーム好きとしては期待するところがあるなー…」
「まぁでも実際死者も出てるらしいし、不謹慎かもしれないけどその気持ちわかる!」
こちらも興奮した郷夜が同意する。
本音としては、確かにダンジョンと言うものに期待はしている。
しかし、これからの事を考える限り決して楽しめるわけではない。
事実、朝この馬車に乗り込む際に足や腕の筋肉が硬直する感覚を既に体感している。
時が進むにつれて、死ぬと言う事象が近づいていることを痛感して、気を確かに保つだけで精一杯なのだ。
それに加え、昨日の夜に郷夜達に心配されていると聞き、彼らのモチベーションを下げ、パフォーマンスを下げるわけにも行かないので明るく振る舞わなければならないと言う状況。
正直、何もかもに嫌気がさしていたが、馬車に乗り此所まで来てしまったからには、王様達に頼まれた事を遂行する他無い。
それが、彼らのための最善の手段だと俺は思っているから。
自分で大口を叩いたのに情けないったらありゃしない…
とても深い切なさに襲われる。
切なくともアホらしかろうと、班員のパフォーマンスを下げないように顔に笑みを張り付け、興奮した雰囲気を纏うように努力した。
しかしながら、短い期間だけの関わりで人間性を見抜く秀逸な人間も少なからず居るもので、興奮しながらも冷静に見ている郷夜には、目を合わせることすら出来なかった。
そんな、明るくも重苦しさを含んだ空間で、馬車に揺られること一時間。
ようやくダンジョンの前にたどり着いた。
イフィートさんとシラルさんが一歩前に出て説明を始めた。
「これからお前達には実践経験を積んでもらうことになる!俺達指導者側の指導を受けている限り、大事は起こらないと思うが、人が死んでいるダンジョンであることも忘れずに慢心することなく攻略してほしい!」
「私達も後ろから監督はするけれども、私達は相当なイレギュラーの保険として居るだけだから、基本的には私達は居ないものとして行動してください。」
まぁ勇者サマを野垂れ死なせては王国の面子の問題なのだろう。
こう言う念を入れたときって予想を上回るイレギュラーが発生するのがオチなんだろうけど…そこで死ぬんだろうなぁ…
一番楽な死に方は飛び降りと聞いたことがある。
と言うのも、高いところから落ちてる途中に、意識が飛びそのままゴツンらしい。
まぁ意識が飛ぶほどの高さがなければ最も痛そうだけれど…
そんな事を考えていると、ついに出発の時間になった。
進むことを拒む足を引き摺り、悔いがないように郷夜の元へ向かう。
「なぁ、お前は何処まで予想してる?」
唐突な質問だが、郷夜も解っていたようで…
「ん?…んーお前が話さないから自分でケリつけるのかと思ってたけど、今このタイミングで来るってことは相当な案件だとは思っているが、流石に内容までは解ってないな。」
話す気は有るのか?と訪ねてくる郷夜。
「いや、内容が内容だしお前たちのパフォーマンス下げるわけには行かんから事後報告かな。」
「まぁ、事後報告出来るならちゃんと後で報告してくれよ?」
報告と言う単語を強調してくる。
「ダンジョン自体不確定要素だからな…報告に関して約束は出来ないな…まぁとりあえず今日は初ダンジョンだからその緊張もあるんだろう。お互い死なないように頑張ろう。」
「まぁ終わるまでのんびり待っとくわー」
これで郷夜に関して何処まで見ているのか解ったわけだし思い残すことは無さそうだな。後は本当に神のみぞ知るって所だな。
「それぞれ作戦や配置の確認は終わったか?それでは今から出発とする!」とイフィートが号令をかけると皆が気合いを入れて動き出すーーー
暫くして…
初めの下り坂か階段かわからない微妙な道を下り、如何にもゴブリンと言うような序盤のお約束モンスターが出てきた。
勇者井沢チームの活躍により俺らは出番がないようで、殆ど勇者サマが倒してくれていた。
ゴブリンのようなモンスターが五体の群れになってようやく他のチームが出撃することになった。
国の人達も一番ステータス、モチベーション共に突出している勇者サマチームに期待しているようで、進む上で出てくるモンスター相手の実践経験は、勇者サマチームに偏りながら進んでいった。
「この先から第二層になっている!ここは攻略済みで50層まで有ることが解っているが、ここの二層の途中に吊り橋があり、その吊り橋を渡らないと三層に行けないようになっている!」
と、これからのルートついてイフィートが助言をしてくれる。
「まぁ土魔法で強化して渡るのが一般的ですね。」
一般論と言う名の回答を提示してくれているシラル。
「まぁ流石勇者御一行ってことで過保護になるわなぁ…俺からすると攻略って気がしなくて拍子抜けだわ…」
あからさまに落胆した様子の郷夜。
解らなくもないが、ゴブリンを倒したときに出た血飛沫で戦意喪失しているチームもあるので仕方ないだろう。
と郷夜を宥めながら、後方でダウン直前の三村を見る。
神崎の肩を借りスローペースでなんとか着いてきている
「例え魔物だとしても動物っていう潜在意識があるから日本人にはキツいものがあるよ…」
「私もここまでグロテスクなのは知らないけどペットが死んでいくのはよく見てたし、死語硬直でペットの腕が変な方向に曲がってたりするところも見たから少し慣れてるかな…」
「私も慣れないと…せめて班員を守れるくらいには戦えるようにならないと…回復の魔法を持ってるのに戦えないのは悔しいよ。」
「血飛沫を見ると私もキツいけど魔法で倒せば飛沫上がらないし頑張っていこう?」
「そうだね…優ちゃんごめんね…迷惑かけちゃって」
「大丈夫大丈夫!他の班とか本当にグロッキーになって肩掴んでも無理な人居るし、全然大丈夫だよー」
向こうはなんとか大丈夫そうだが…
おおよそ吊り橋解説があるってことは、其処が俺の最終地点なんだろうな。
足の震えと戦いながら前に進みだした。
二層到達から体感一時間ほどで例の吊り橋を発見した。
「今から吊り橋を渡る!土魔法で補強するが、自分の班の六条と木村に補強してもらうことにするので、班が機能しなくなる可能性がある!そこで六条と木村を守るために別の班に先陣を任せたい!」
そう言われても、班員がダウンしてる班が多いので手を上げる人は居なかった。
フラグだわ…完全にここで俺死ぬやつだ…
「俺らの班で良いんじゃないか?」と郷夜が申し出る。
「私達の班は他の班よりメンバーがダウンしてないし安全性は高いと思うよ」復帰した三村が提案に乗っかる。
「そうだな、前衛が郷夜と静寝なのは不安だが今現在の最善手は君達だろうな。」
軽く俺の事ディスってるよな…?まぁ光のみだと不安になるか。
そう言うわけで吊り橋を先陣切って渡ることになった。
「今から補強する!長くは持たないから出来るだけ迅速にお願いしたい!」
後方でシラルが補強を手伝ってくれているのが目に写ったので郷夜達三人は安心して橋を渡り出した。
すると…
GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!
一つ目の巨人が現れた。
「今すぐ橋から戻れ!橋の終わりで待ち構えているモンスターは危険だ!三村!六条!強化を解いても良いから早く下がれ!」
「嶋村班のメンバーは兎に角後ろに逃げてください!」
イフィートとシラルが鬼の形相で忠告する。
それにより嶋村はバックステップで下がったが、三村が腰を抜かしたようで、神崎が抱えながら後退している
が
一つ目巨人は優しくないようで橋が補強されていることを確認すると、ズンズンと橋を渡り此方に向かってきた。
「静寝!奴の目元にフラッシュを炊いてくれ!それで時間が稼げる!その間に後退するんだ!」
言われた通り、咄嗟に相手の目元目掛けて光魔法のフラッシュを発動する。
相手は急な光で混乱しよろけていて、その間に三村達は後退できたようだ。
しかしここでもう一つ大きな問題が発生した。
「局音!早く下がるんだ!」と、井沢が叫んでいる。
そう、腰を抜かしたのは三村だけではなく局音も地面に尻餅をつき固まっていたのだった。
そうこうしているうちに一つ目巨人は目が治ったようで、どんどん距離が近づいてきている。
「此処しかないよな…」と覚悟を決めて
巨人と局音の間に立つ
「なにしてんだ!下がれ!フラッシュの効果は切れてるぞ!」郷夜が叫ぶ。
そんな郷夜に笑いかけて…
じゃあな…
局音を橋の外まで投げ
今まで密かに練習していた雷魔法の全力を橋目掛けて叩き込む
ドォンと轟音が響き渡る
きゃあああああ!!
あのバカ!
静寝君!?
誰のか解らない悲鳴や郷夜であろう罵声、三村の驚愕した声を聞きながら
「巨人さんや、一緒に紐無しバンジージャンプ楽しもうぜ?」
と呟いて奈落の底へ落ちていき、途中で気を失っていた。
どうも、あとがきの人です。
今月は二回になりそうです。前回宣言した通りですね…
書いてて死ぬときのバトルシーンのリアリティーを醸し出すのに四苦八苦しておりました。
結局予定通りだけど、読者様方は想像できてるのかな?
一応ここからプロローグが終わり、本編に入る感じなんですが…
勇者サイドと主人公サイドが有るので、主人公サイドが一区切り着いたら勇者サイドを書くのか
章の区切りで最後に
その頃の勇者は~
って感じで書くのどちらにしましょうか?
お気に入り、評価ありがとうございます。
尚、誤字脱字に関してはいつでも受け付けておりますので、どんどん報告お願いします。
暑い日が続きますが、体を壊さないように…
と、風邪引いてる人が申しております
では、また次回!
王都から少し離れた草原地帯
石畳で補整された道を馬車に揺られている集団があった。
勇者組は都の離れにあるE級向けのダンジョンに向かっていた。
俺は馬車馬の足音が死期を語っているかのように感じながら、興奮気味に話す。
「やっぱダンジョンとか聞くとゲーム感出るよなー。やっぱゲーム好きとしては期待するところがあるなー…」
「まぁでも実際死者も出てるらしいし、不謹慎かもしれないけどその気持ちわかる!」
こちらも興奮した郷夜が同意する。
本音としては、確かにダンジョンと言うものに期待はしている。
しかし、これからの事を考える限り決して楽しめるわけではない。
事実、朝この馬車に乗り込む際に足や腕の筋肉が硬直する感覚を既に体感している。
時が進むにつれて、死ぬと言う事象が近づいていることを痛感して、気を確かに保つだけで精一杯なのだ。
それに加え、昨日の夜に郷夜達に心配されていると聞き、彼らのモチベーションを下げ、パフォーマンスを下げるわけにも行かないので明るく振る舞わなければならないと言う状況。
正直、何もかもに嫌気がさしていたが、馬車に乗り此所まで来てしまったからには、王様達に頼まれた事を遂行する他無い。
それが、彼らのための最善の手段だと俺は思っているから。
自分で大口を叩いたのに情けないったらありゃしない…
とても深い切なさに襲われる。
切なくともアホらしかろうと、班員のパフォーマンスを下げないように顔に笑みを張り付け、興奮した雰囲気を纏うように努力した。
しかしながら、短い期間だけの関わりで人間性を見抜く秀逸な人間も少なからず居るもので、興奮しながらも冷静に見ている郷夜には、目を合わせることすら出来なかった。
そんな、明るくも重苦しさを含んだ空間で、馬車に揺られること一時間。
ようやくダンジョンの前にたどり着いた。
イフィートさんとシラルさんが一歩前に出て説明を始めた。
「これからお前達には実践経験を積んでもらうことになる!俺達指導者側の指導を受けている限り、大事は起こらないと思うが、人が死んでいるダンジョンであることも忘れずに慢心することなく攻略してほしい!」
「私達も後ろから監督はするけれども、私達は相当なイレギュラーの保険として居るだけだから、基本的には私達は居ないものとして行動してください。」
まぁ勇者サマを野垂れ死なせては王国の面子の問題なのだろう。
こう言う念を入れたときって予想を上回るイレギュラーが発生するのがオチなんだろうけど…そこで死ぬんだろうなぁ…
一番楽な死に方は飛び降りと聞いたことがある。
と言うのも、高いところから落ちてる途中に、意識が飛びそのままゴツンらしい。
まぁ意識が飛ぶほどの高さがなければ最も痛そうだけれど…
そんな事を考えていると、ついに出発の時間になった。
進むことを拒む足を引き摺り、悔いがないように郷夜の元へ向かう。
「なぁ、お前は何処まで予想してる?」
唐突な質問だが、郷夜も解っていたようで…
「ん?…んーお前が話さないから自分でケリつけるのかと思ってたけど、今このタイミングで来るってことは相当な案件だとは思っているが、流石に内容までは解ってないな。」
話す気は有るのか?と訪ねてくる郷夜。
「いや、内容が内容だしお前たちのパフォーマンス下げるわけには行かんから事後報告かな。」
「まぁ、事後報告出来るならちゃんと後で報告してくれよ?」
報告と言う単語を強調してくる。
「ダンジョン自体不確定要素だからな…報告に関して約束は出来ないな…まぁとりあえず今日は初ダンジョンだからその緊張もあるんだろう。お互い死なないように頑張ろう。」
「まぁ終わるまでのんびり待っとくわー」
これで郷夜に関して何処まで見ているのか解ったわけだし思い残すことは無さそうだな。後は本当に神のみぞ知るって所だな。
「それぞれ作戦や配置の確認は終わったか?それでは今から出発とする!」とイフィートが号令をかけると皆が気合いを入れて動き出すーーー
暫くして…
初めの下り坂か階段かわからない微妙な道を下り、如何にもゴブリンと言うような序盤のお約束モンスターが出てきた。
勇者井沢チームの活躍により俺らは出番がないようで、殆ど勇者サマが倒してくれていた。
ゴブリンのようなモンスターが五体の群れになってようやく他のチームが出撃することになった。
国の人達も一番ステータス、モチベーション共に突出している勇者サマチームに期待しているようで、進む上で出てくるモンスター相手の実践経験は、勇者サマチームに偏りながら進んでいった。
「この先から第二層になっている!ここは攻略済みで50層まで有ることが解っているが、ここの二層の途中に吊り橋があり、その吊り橋を渡らないと三層に行けないようになっている!」
と、これからのルートついてイフィートが助言をしてくれる。
「まぁ土魔法で強化して渡るのが一般的ですね。」
一般論と言う名の回答を提示してくれているシラル。
「まぁ流石勇者御一行ってことで過保護になるわなぁ…俺からすると攻略って気がしなくて拍子抜けだわ…」
あからさまに落胆した様子の郷夜。
解らなくもないが、ゴブリンを倒したときに出た血飛沫で戦意喪失しているチームもあるので仕方ないだろう。
と郷夜を宥めながら、後方でダウン直前の三村を見る。
神崎の肩を借りスローペースでなんとか着いてきている
「例え魔物だとしても動物っていう潜在意識があるから日本人にはキツいものがあるよ…」
「私もここまでグロテスクなのは知らないけどペットが死んでいくのはよく見てたし、死語硬直でペットの腕が変な方向に曲がってたりするところも見たから少し慣れてるかな…」
「私も慣れないと…せめて班員を守れるくらいには戦えるようにならないと…回復の魔法を持ってるのに戦えないのは悔しいよ。」
「血飛沫を見ると私もキツいけど魔法で倒せば飛沫上がらないし頑張っていこう?」
「そうだね…優ちゃんごめんね…迷惑かけちゃって」
「大丈夫大丈夫!他の班とか本当にグロッキーになって肩掴んでも無理な人居るし、全然大丈夫だよー」
向こうはなんとか大丈夫そうだが…
おおよそ吊り橋解説があるってことは、其処が俺の最終地点なんだろうな。
足の震えと戦いながら前に進みだした。
二層到達から体感一時間ほどで例の吊り橋を発見した。
「今から吊り橋を渡る!土魔法で補強するが、自分の班の六条と木村に補強してもらうことにするので、班が機能しなくなる可能性がある!そこで六条と木村を守るために別の班に先陣を任せたい!」
そう言われても、班員がダウンしてる班が多いので手を上げる人は居なかった。
フラグだわ…完全にここで俺死ぬやつだ…
「俺らの班で良いんじゃないか?」と郷夜が申し出る。
「私達の班は他の班よりメンバーがダウンしてないし安全性は高いと思うよ」復帰した三村が提案に乗っかる。
「そうだな、前衛が郷夜と静寝なのは不安だが今現在の最善手は君達だろうな。」
軽く俺の事ディスってるよな…?まぁ光のみだと不安になるか。
そう言うわけで吊り橋を先陣切って渡ることになった。
「今から補強する!長くは持たないから出来るだけ迅速にお願いしたい!」
後方でシラルが補強を手伝ってくれているのが目に写ったので郷夜達三人は安心して橋を渡り出した。
すると…
GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!
一つ目の巨人が現れた。
「今すぐ橋から戻れ!橋の終わりで待ち構えているモンスターは危険だ!三村!六条!強化を解いても良いから早く下がれ!」
「嶋村班のメンバーは兎に角後ろに逃げてください!」
イフィートとシラルが鬼の形相で忠告する。
それにより嶋村はバックステップで下がったが、三村が腰を抜かしたようで、神崎が抱えながら後退している
が
一つ目巨人は優しくないようで橋が補強されていることを確認すると、ズンズンと橋を渡り此方に向かってきた。
「静寝!奴の目元にフラッシュを炊いてくれ!それで時間が稼げる!その間に後退するんだ!」
言われた通り、咄嗟に相手の目元目掛けて光魔法のフラッシュを発動する。
相手は急な光で混乱しよろけていて、その間に三村達は後退できたようだ。
しかしここでもう一つ大きな問題が発生した。
「局音!早く下がるんだ!」と、井沢が叫んでいる。
そう、腰を抜かしたのは三村だけではなく局音も地面に尻餅をつき固まっていたのだった。
そうこうしているうちに一つ目巨人は目が治ったようで、どんどん距離が近づいてきている。
「此処しかないよな…」と覚悟を決めて
巨人と局音の間に立つ
「なにしてんだ!下がれ!フラッシュの効果は切れてるぞ!」郷夜が叫ぶ。
そんな郷夜に笑いかけて…
じゃあな…
局音を橋の外まで投げ
今まで密かに練習していた雷魔法の全力を橋目掛けて叩き込む
ドォンと轟音が響き渡る
きゃあああああ!!
あのバカ!
静寝君!?
誰のか解らない悲鳴や郷夜であろう罵声、三村の驚愕した声を聞きながら
「巨人さんや、一緒に紐無しバンジージャンプ楽しもうぜ?」
と呟いて奈落の底へ落ちていき、途中で気を失っていた。
どうも、あとがきの人です。
今月は二回になりそうです。前回宣言した通りですね…
書いてて死ぬときのバトルシーンのリアリティーを醸し出すのに四苦八苦しておりました。
結局予定通りだけど、読者様方は想像できてるのかな?
一応ここからプロローグが終わり、本編に入る感じなんですが…
勇者サイドと主人公サイドが有るので、主人公サイドが一区切り着いたら勇者サイドを書くのか
章の区切りで最後に
その頃の勇者は~
って感じで書くのどちらにしましょうか?
お気に入り、評価ありがとうございます。
尚、誤字脱字に関してはいつでも受け付けておりますので、どんどん報告お願いします。
暑い日が続きますが、体を壊さないように…
と、風邪引いてる人が申しております
では、また次回!
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