mob少年は異世界で無双する⁉︎(仮)

46猫

学園編〜冒険者登録





学園からの帰り道一人ソージはとある場所に向かっていた。
その場所とは冒険者ギルドというところだ。最近、入学試験などがあったのであまり力を使うことができなかったソージは心の奥底から湧き上がってくるストレスを魔物にぶつけてやりたかった。
そのために今までやって来なかった冒険者登録をすることになった。

というのは建前でソージは転生した身であり冒険者に憧れていた。
テンプレなどの突っ掛かりでカリンやセレスを傷付けなくなかったソージは冒険者ギルドに入る前にすぐそばの路地裏に周り、《隠蔽》のスキルを使い髪を黒から銀色に変え《アイテムボックス》から習得した《創成クリエイト》で作った狼の面を着けた。

変装が出来たソージは、期待を胸にギルドの扉を開けた。

中にはギルド職員の人と昼間から飲んだくれている冒険者がいた。
そのまま登録をするために職員の方へと向かっていく。

「すみません冒険者登録をお願いします」

「はい、登録ですね。この台紙に名前 自分のレベル 得意な攻撃方法を書いてください。
もし書けなければ代筆もできますが。」

「大丈夫です。自分で書きますから」

そう言って職員からペンを借りる。
今のソージのステータスはこんな感じだ。

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ソージ・シルフィード

 LV  53

 HP 57000
 MP  ∞
 攻撃 86000
 防御 86000
 魔攻 115000
 魔防 115000


スキル        アイテムボックス  創成魔法クリエイト戦神の剱ゴッドヴァルキュリー  暴食の鬼ベルゼバブ  魔力の泉マナプール
                 言語翻訳  気配察知  
                  隠蔽  魔法耐性[全属性] 変装
     

称号          創造神の加護・神の代行人

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幾つかのスキルが合成して違うスキルになっていた。


記入し終わった俺は台紙を職員の人に渡す。

「はい、しっかりかけていますね。ではこれからランクを決めるための試験を行います」

そう言われ案内されるままにギルドの裏にある訓練所にやってきた。そこには大柄の男が訓練をしていた。

「ギルドマスター、ランク決めお願いします」

なるほどなあの人がここのギルマスか。男は汗をぬぐい俺の方を向く。

「君が新人か、私はグレースという。ここのギルマスをしているものだ。とりあえず全力でかかってきなさい」

そう言われたら行かないわけにはいけない。

雷魔法の〈磁力マグネティックフォース〉で懐に入り〈痺銃スタン〉をグレースさんの胸にめがけて打つ。
初見だったこともあり、防がれず数秒の間グレースさんは動けなくなっていた。
その隙に氷魔法〈氷ノ散弾アイシクルレイ〉で終わらせた。
これにはグレースさんも職員の人も驚いていた。
魔法に当たったグレースさんは皮膚が一部焼け焦げてはいたがそんなに大きな怪我ではなかった。

「なるほどな、君がヒューズの言っていたあの少年か。よし合格だ。ルナ君、彼のランクはAランクにしておいてくれ」

ヒューズさんとグレースさんは知り合いだったのか。ていうかランクをいきなり飛ばしすぎてルナっていう職員さんも驚いているよ。

「いいんですかギルマス。いきなりAランクなんて」

「君も見ていただろ、今の攻撃は私ではなかったら死んでいたぞ。」

えっ⁉︎死んでたの。危うく人殺しになるところだった。
その言葉にルナさんも納得し引き下がった。

その後はギルドに入りAランク冒険者の証である金のプレートを貰った。

「次回からのプレート発行は有料になりますので気をつけてください」

そう言われて屋敷へと帰るのであった。



  ◇



ソージがギルドを出るのと同時期に王都から数十キロ離れた森で魔物達の異常発生が始まった………




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