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リア充VS非リア『ブサイク達の大逆転』 ――名前の壁は超えてやる!

雪見だいふく

顎クラッシュの強さに驚愕なう

 俺達五人は一気に近づき、相手との距離が10メートルくらいになった時。
 相手の一人が俺達に気づいた。

「おい! 気を付けろ!」
「今だ! やれぇ!!」

 アゴシャベルが顎で相手の肩を殴る。
 その威力は肩を脱臼に追い込む。相手の男一人はその場に崩れ落ちる。
 そいつのフラッグをすかさず俺は奪い取る。
 だが、相手も強かった。
 アゴシャベルにデブがのしかかり動けない状態からチビがすかさずフラッグを取っていった。

「おーっと! ここでアゴシャベルがダウン!! 結構期待してたんですけどねー」

 フラッグを取られたアゴシャベルはゲームの運営のような人に連れていかれてしまった。

「ちっ。俺らの力を見せつけてやろうぜ!」

 だが、チビデブチビデブチビデブで組まれた三組は中々スキを見せず、埒が明かない。

「……私の出番みたいね」

 コブスレイヤーはそう言うと一人、敵の方へ寄っていく。

「……キラリン! 魔法少女! ヒカリン登場ー! あなたの心を浄化しちゃうぞっ?」
「「「「うっ……」」」」

 相手がその場に倒れ、唸り始める。
 ちなみにこちらの豚人間も膝をついて倒れていた。

「お、おい! あれは何なんだよ」
「あの衣装とセリフは子供向けアニメのやつだ……。それをあんな風に汚しやがって……」

 つまり、この苦しんでるヤツらはアニオタってことか……!
 俺はその隙に背後から周りフラッグを回収する。
 危険と判断し、残った三人は慌てて逃げていった。

「よしっ! こっちの方が人数では二人有利だな!」
「とりあえず、陣に戻らないか?」
「そうだな」

 俺達四人はボロ校舎へ戻る。

「有利してるみたいだね」

 代表が俺たちを見た途端ニッコリと笑う。

「そうだな。そこで提案なんだが……いいか?」

 豚人間が意見を提案する。

「何だ?」

 すると、豚人間は鼻くそマシンガンをしっかりと指差す。

「牢屋にお前だけを残す。これは意表を突いた作戦だ。そして、特攻するのは最初に攻めた俺を含む四人。裏口からこっそり侵入するのがお前ら四人だ」

 つまり、俺ら四人が前へ特攻して気を取っている隙に裏口から四人が入るってことか。
 リーダーを守ってるやつは絶対いる。っていう、裏をかいた作戦だな。

「俺はそれいいと思う。人数の理もあるしな」
「なら、私も賛成かなー」
「よし。じゃあ、特攻するか!」

 俺達四人は再度一本道に横へ並ぶ。
 他の四人は木の影から裏口へと向かっている。

「また同じ作戦かよ。つまんねぇなぁ!」

 カチャ

 と、眼鏡を輝かせたのは痩せ型の出っ歯。
 そいつを筆頭に後ろはブスが四人並んでいた。
 つまり、相手の本陣には三人しか残ってねぇのか。

「そちらには出っ歯スレイヤーと呼ばれる人物がいると聞いて期待したのですが……簡単に倒される人間でしたか」
「……どうでもいいからさっさと倒し合おうぜ」

 俺は指の骨をゴキゴキと鳴らす。
 裏口に行ったあいつらは俺達が特攻してから攻める。
 だから、なるべく早くこいつらを撒いて本陣へ向かわねぇと。
 豚人間にこっそりと言葉を伝える。

「……なぁ、俺がこいつらを撒いて本陣へダッシュする。だから、お前らは絶対にここを抜かれないように頼むぞ」
「分かった」
「おらおら! こっちにかかってこいや!!」

 豚人間は敵を煽るように挑発する。
 すると、敵はそれにイラッとしたのか、

「なら、お前から倒してやるよ」
「行くわよ!」

 敵、四人は豚人間へ一斉にかかっていった。
 それを守るように女神様とコブスレイヤーが相手四人に飛びかかる。

「早く行け!」

 豚人間がもがきながらもそう叫ぶ。
 俺は後ろを振り返ることもなく全力で走った。
 全力で走り、本校前へたどり着いた時、作戦通り全力で叫ぶ。

「かかってこいや! ブスのEクラス共!!」

 Eクラスはそれに反応したのか窓から顔を出し、そこから降りて俺に近づいてくる。豚と目が細いブスの女コンビだった。
 ちなみに、これは残ったヤツらをおびき寄せるためでもあるが、俺がここに来たということを裏口の四人に伝えるための作戦でもある。

「ぶふっ。Fクラスがブスとか超ウケるんですけどー」
「それな! マジ気持ち悪い!」
「超ブーメラン刺さってますよ」
「ありえないから! ウケるー!」

 はぁ……。こういう奴がT〇itterで『プリクラなう』とか言って全世界にブスい誰得写真をばらまいているんだろうなぁ。
 はぁ……。気持ち悪い。

「ところでさー。君、一人で来てるけど勝てると思ってんの? 挟み撃ちしたら私達の勝ちだからー」
「それは凄いですね。なら、倒してみてくださいよー」
「だってさー。さっさと終わらせっかー!」

 すると、二人はぐるぐると同じようなところを回る俺を追いかけてきた。

 よし……。これで俺達の勝ちだな!
 俺は少し楽しみながら逃げていた。

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