なんか転移したのでチート能力で頑張ります。
第9話 Sランクモンスター襲来
朝から街は大騒ぎだった。
冒険者達は武器や道具を求めて各店を巡り、街の人々は大急ぎで街を出る準備をしている。
商人も商人達で売れるものだけ売ってこの街から出ようと急いで物を売りさばいている。
そんな朝を迎えた。
俺もいつも通りとは行かず、そのような人々の焦りが肌に感じられてしまい起きたくなかったが、起きてしまった。
時間はまだ夜が開けたばかり、俺のいた世界でいうと多分5時前だろう。
「うるさいなぁ…」
いつもなら大半の人々がまだ眠りについている時間帯だ。
そんな時間にこんな忙しくされたらうるさく思ってしまうのは仕方がないことだと思う。
「仕方ない、俺も街に情報でも集めに行くか…」
そう言って俺はベッドから立ち上がり、ギルドへと向かっていった。
やはりと言うか外は人々が大騒ぎしていた。
俺はそんな中一人何時もの様な足取りでギルドへと向かって行った。
途中、朝ご飯として美味しそうなパンが置いてあったのでそれを買って食べて、ギルドへと向かった。
「さて、着いたな。早速情報でも集めて俺も準備しなくちゃな。」
まぁ、準備するものなんてないんだが。
「うーん、流石にめぼしい情報はないか。」
しかし、それは仕方ないことだ。何故なら今までには存在を確認されていないモンスターがこちらに向かって来ているからだ。
そんなモンスターの情報なんて、調べてみてもそう解るものでもない。
「うーん、しかし、何体来ているんだろうな?」
昨日の時点では大群としか情報が来ておらず、詳しく何体という情報は来ていない。
モンスターのランクによって大群とされている数は違うが、今回のモンスターの場合はSランクだ。
10匹以上で大群とみなされる。
だから、早く何体来ているのかという情報が欲しいのだが…
そう思っていると、拡声器での放送が聞こえてきた。
「速報!速報!只今、正体不明のモンスターがこちらに向かって来ておりますが、その情報をお伝えしたいと思います。現在確認されているモンスターの数は約100体!更に計算では、あと1時間後に到着するということです!直ちに討伐部隊は集合し、襲来に備えて下さい!」
とのことだ。
しかし、Sランクモンスターが100体と来たものだ。
これは頭がおかしい。狂っていやがる。
普通1体でも、ほとんどの冒険者は死ぬ。それが100体と来たものだ。
しかし、ああだこうだは言っていられない。
俺はすぐに指定された場所へと向かった。
街は更に大騒ぎだった。
当たり前だ。何しろSランクモンスターが100体だ、大騒ぎにならないはずがない。普通の街ならこんな大群の襲撃は一瞬で終わりだ。
…まぁ俺がそんなことをさせる訳にはいかないがな。
周囲では、悲鳴やら、なんやらなんやらが聞こえてくる。
「俺は死にたくないから逃げるわ。お前達はどうするんだ?」
「どうせ死ぬんだ、派手に死ぬさ。」
「そっか頑張れよ。生きてたら何かやってやるからよ!」
「そっちも達者でな!」
「おう!」
やら
「俺、この戦いが終わったら改めて君に…」
「もう…そんなことなら行かないでよ…」
「ごめんな。…でも大丈夫だ。俺は絶対に帰ってくるから。」
「信じてるから。…絶対にだよ!」
「わかった。…もういかなきゃな。」
「もうなの?…気をつけて…」
「あぁ。」
とか、とにかく色んな声が聞こえてくる。
別にこんな声は聞きたくて聞いたわけでないし、俺にこの街を守る義理はない。
しかし、仕方がない。俺がこの街を守ってやんよ。感謝しやがれ。
これらの出来事を見て、俺は決意を固めて急ぎ足で指定された場所へと向かっていった。
指定された場所着くと、大量の冒険者達が集合しており、志望者を募る声も聞こえてくる。
「あと、他に志望者はいないか!!!今現在!ここには約1万の精鋭達が集まっている!中には、Aランクパーティー「獅子王」や、Aランクパーティー「遠雷の怒号」などと言ったパーティーが集まってきている!皆!この街を救う為に力を!」
こういう声や、他にも「武器や防具、ポーション等の道具は足りているか!」等の声も聞こえてきている。
俺は志望者を募るところにいき、1万人の仲間入りを果たしてしまった。
というか、ここにいるやつら全員本当に命知らずだよな。
…まぁ俺もなんだかな。
と思っていると、声が聞こえてきた。
「皆、聞いてくれ!今回のモンスター襲来のリーダーを勤める「獅子王」の団長、ガング・モルデアス団長からありがたいお言葉があるそうだ。心して聞いてくれ。」
頼みます。と言いその団長らしき人に拡声器を渡す。
そうして出てきたのは、体長2メートルのある巨漢の男だった。
「オーラが違うな。」
俺は冷静に分析をした。
並みの冒険者にはたどり着くことの出来ないそんなオーラで、そのにじみ出るオーラから強さが伺える。
そんな男は拡声器でこう告げる。
「諸君!よく集まった!俺は「獅子王」団長のガング・モルデアスだ!宜しくたのむ!…さて諸君、君たちはとんでもない死地へ赴く、相手は正体不明のSランクモンスター100匹、対して我々は1万だが、人それぞれ強さはバラバラで戦力的には負けている。………だが!しかし!我等にも守るべき街がある!愛する愛人、家族、そして友情!君たちはそれらを守る為にここにいる!それらの為に死力を尽くせ!私達が有る限りこの街にモンスターどもを一匹たりともいれるんじゃねぇ!そして、俺を信じろ!諸君達には私がいる!…この戦い、なんとしても勝つぞ!」
「「うおおおーーー!!!」」「やってやるぞー!!!」
「俺達は守るんだ!この街を!」
素晴らしい、演説力だ。
流石、Aランクの超大型パーティーの団長だ。話は聞いていた。
曰く、500人の団員をまとめあげ数々の偉業を達成し、この街最大の勢力である。
曰く、本人の実力はSランク冒険者にも引けをとらない。
などの情報が俺の耳にも入ってきている。
この人がいるなら大丈夫だろう。そう思わせるような人物だ。
そう思っていると、その時はきた。
「では諸君、各場所に散らばりモンスターの対応に応じてくれ。」
そうして、俺は右翼の守備へと着いた。
「来たぞーーー!!!モンスターだぁーーー!!!」
全員が守備に着き、数分後遂にその時がきた。
そうして、きた。モンスターは!
「あれが、Sランクモンスターっ!!!」
と、誰かが叫んだ。
そうして、現れたモンスターは体長10メートルある、大型モンスターだった。
冒険者達は武器や道具を求めて各店を巡り、街の人々は大急ぎで街を出る準備をしている。
商人も商人達で売れるものだけ売ってこの街から出ようと急いで物を売りさばいている。
そんな朝を迎えた。
俺もいつも通りとは行かず、そのような人々の焦りが肌に感じられてしまい起きたくなかったが、起きてしまった。
時間はまだ夜が開けたばかり、俺のいた世界でいうと多分5時前だろう。
「うるさいなぁ…」
いつもなら大半の人々がまだ眠りについている時間帯だ。
そんな時間にこんな忙しくされたらうるさく思ってしまうのは仕方がないことだと思う。
「仕方ない、俺も街に情報でも集めに行くか…」
そう言って俺はベッドから立ち上がり、ギルドへと向かっていった。
やはりと言うか外は人々が大騒ぎしていた。
俺はそんな中一人何時もの様な足取りでギルドへと向かって行った。
途中、朝ご飯として美味しそうなパンが置いてあったのでそれを買って食べて、ギルドへと向かった。
「さて、着いたな。早速情報でも集めて俺も準備しなくちゃな。」
まぁ、準備するものなんてないんだが。
「うーん、流石にめぼしい情報はないか。」
しかし、それは仕方ないことだ。何故なら今までには存在を確認されていないモンスターがこちらに向かって来ているからだ。
そんなモンスターの情報なんて、調べてみてもそう解るものでもない。
「うーん、しかし、何体来ているんだろうな?」
昨日の時点では大群としか情報が来ておらず、詳しく何体という情報は来ていない。
モンスターのランクによって大群とされている数は違うが、今回のモンスターの場合はSランクだ。
10匹以上で大群とみなされる。
だから、早く何体来ているのかという情報が欲しいのだが…
そう思っていると、拡声器での放送が聞こえてきた。
「速報!速報!只今、正体不明のモンスターがこちらに向かって来ておりますが、その情報をお伝えしたいと思います。現在確認されているモンスターの数は約100体!更に計算では、あと1時間後に到着するということです!直ちに討伐部隊は集合し、襲来に備えて下さい!」
とのことだ。
しかし、Sランクモンスターが100体と来たものだ。
これは頭がおかしい。狂っていやがる。
普通1体でも、ほとんどの冒険者は死ぬ。それが100体と来たものだ。
しかし、ああだこうだは言っていられない。
俺はすぐに指定された場所へと向かった。
街は更に大騒ぎだった。
当たり前だ。何しろSランクモンスターが100体だ、大騒ぎにならないはずがない。普通の街ならこんな大群の襲撃は一瞬で終わりだ。
…まぁ俺がそんなことをさせる訳にはいかないがな。
周囲では、悲鳴やら、なんやらなんやらが聞こえてくる。
「俺は死にたくないから逃げるわ。お前達はどうするんだ?」
「どうせ死ぬんだ、派手に死ぬさ。」
「そっか頑張れよ。生きてたら何かやってやるからよ!」
「そっちも達者でな!」
「おう!」
やら
「俺、この戦いが終わったら改めて君に…」
「もう…そんなことなら行かないでよ…」
「ごめんな。…でも大丈夫だ。俺は絶対に帰ってくるから。」
「信じてるから。…絶対にだよ!」
「わかった。…もういかなきゃな。」
「もうなの?…気をつけて…」
「あぁ。」
とか、とにかく色んな声が聞こえてくる。
別にこんな声は聞きたくて聞いたわけでないし、俺にこの街を守る義理はない。
しかし、仕方がない。俺がこの街を守ってやんよ。感謝しやがれ。
これらの出来事を見て、俺は決意を固めて急ぎ足で指定された場所へと向かっていった。
指定された場所着くと、大量の冒険者達が集合しており、志望者を募る声も聞こえてくる。
「あと、他に志望者はいないか!!!今現在!ここには約1万の精鋭達が集まっている!中には、Aランクパーティー「獅子王」や、Aランクパーティー「遠雷の怒号」などと言ったパーティーが集まってきている!皆!この街を救う為に力を!」
こういう声や、他にも「武器や防具、ポーション等の道具は足りているか!」等の声も聞こえてきている。
俺は志望者を募るところにいき、1万人の仲間入りを果たしてしまった。
というか、ここにいるやつら全員本当に命知らずだよな。
…まぁ俺もなんだかな。
と思っていると、声が聞こえてきた。
「皆、聞いてくれ!今回のモンスター襲来のリーダーを勤める「獅子王」の団長、ガング・モルデアス団長からありがたいお言葉があるそうだ。心して聞いてくれ。」
頼みます。と言いその団長らしき人に拡声器を渡す。
そうして出てきたのは、体長2メートルのある巨漢の男だった。
「オーラが違うな。」
俺は冷静に分析をした。
並みの冒険者にはたどり着くことの出来ないそんなオーラで、そのにじみ出るオーラから強さが伺える。
そんな男は拡声器でこう告げる。
「諸君!よく集まった!俺は「獅子王」団長のガング・モルデアスだ!宜しくたのむ!…さて諸君、君たちはとんでもない死地へ赴く、相手は正体不明のSランクモンスター100匹、対して我々は1万だが、人それぞれ強さはバラバラで戦力的には負けている。………だが!しかし!我等にも守るべき街がある!愛する愛人、家族、そして友情!君たちはそれらを守る為にここにいる!それらの為に死力を尽くせ!私達が有る限りこの街にモンスターどもを一匹たりともいれるんじゃねぇ!そして、俺を信じろ!諸君達には私がいる!…この戦い、なんとしても勝つぞ!」
「「うおおおーーー!!!」」「やってやるぞー!!!」
「俺達は守るんだ!この街を!」
素晴らしい、演説力だ。
流石、Aランクの超大型パーティーの団長だ。話は聞いていた。
曰く、500人の団員をまとめあげ数々の偉業を達成し、この街最大の勢力である。
曰く、本人の実力はSランク冒険者にも引けをとらない。
などの情報が俺の耳にも入ってきている。
この人がいるなら大丈夫だろう。そう思わせるような人物だ。
そう思っていると、その時はきた。
「では諸君、各場所に散らばりモンスターの対応に応じてくれ。」
そうして、俺は右翼の守備へと着いた。
「来たぞーーー!!!モンスターだぁーーー!!!」
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