異世界で災害使って無双する(仮)

水無月 葵

#4 遅すぎたヒロインとお買い物

 気絶して約何分がたったころか……俺は、食堂の椅子で目を覚ました。まだ頭と頬に痛みを感じる。

 てか病院に位連れてけ馬鹿野郎!

「だっ大丈夫ですか?」

 いきなり声を掛けてくれたのは俺をぶった張本人の女の子だ。

「あっ大丈夫です」

 俺は理屈抜きで返事をする。

「ひぃぃ!」

 どうして!? 男慣れしてないのこの子!? 男慣れってなに!?

 俺は落ち着いて女の子の姿を見る。赤色の髪色かみしょくでロングヘアー。瞳の色は黒、フード付きの白いパーカーらしき物を着用していて、俺好みな美少j……女の子だ。

 俺がじろじろ女の子を見ていると、空気を読んでるのか読んでないのか分からないシャルさんが厨房から出てきた。

「もう10分も寝てたよ。それでご飯が冷めたから暖め直してくるね」

 シャルさんが昼御飯を持って食堂の奥へ消えていった。僕はそんなシャルさんを見送りもう一度女の子の方を見る。

「……」

「……君、名前は?」

「わわわわっ、私のでしゅか?」

 あっかんだ。

「そうですけど?」

 俺は冷静に対応する。

「わっ私は……霧島きりしま 萌恵もえ……」

「あっジャパの人?」

 昼御飯を暖め直してきたらしきシャルさんが聞き耳を立てる。その質問に萌恵さんは

「あっはい……ジャパ出身です……宜しくです……」

 とだけ、答える。

 ん? ジャパ? どっかで聞いたことがある地名の名前だな……あっジャパン日本だ! マジでこの世界単純だな!?

「あっあのぅ……あなたは……」

「あっ俺? 俺は、板宮 翼」

「君もジャパの人?」

 シャルさんが昼御飯を持ちながら聞いてくる。

 そもそもジャパって何処!? てか速くご飯食べさせてよ……

「いやっまぁそんな感じですね……」

「そんな感じって何なの!? まぁいいか……お昼御飯遅くなったね。どうぞ召し上がれ!」

 なにその給食のおばちゃんみたいな『どうぞ』は!?

「「頂きます」」

 そんなこと気にせず俺はお昼御飯に食いついた。

××××××××××

 俺は、昼食を済ませ、トータスの町をもう一度探索することになった。

 トータスの町は広いんだな……あっそう言えばこの前地図で見たけどここは闘技場が有ったよな! 行こうかな。

 俺は、トータスの町の闘技場へ向かうことにした。
 そこには人人人人! 人のオンパレードだ。

 やめた。

 俺は、闘技場を見るのをやめにした。何故なら人が大勢居るところが苦手だからだ。

「他に行くところないかな?」

 俺がトータスの町を放浪としていると宿屋で見たことのある人物が、ベンチに座っていた。

「あれ? 萌恵さん?」

 萌恵さんは何かに集中しているのか返事をしなかった。
 俺は、もう一度声を掛けた。

「萌恵さん?」

「うはぁはぁぁ! はい!?」

 あっやっと気付いた。てかテンパりすぎなこの子。

「何してるんですか?こんなとこで」

 俺は、そんなことを聞きながらベンチに腰を掛ける。

「えと……この町の見学……ですかね……」

 緊張してるのかな?

「あっ! そうなんだ。俺も今、町の見学してたよ」

「あっそうなんですね……町の見学楽しいですよね!」

「そうだよね!」

 すごく共感出来る。

「知らない町とか見学するのは、とても楽しい。色々な風景が有ったり、知らない店が有ったり、知ってるチェーン店が『ここにもあったのかぁ』とか考えるのも楽しいよね!」

 あっ! やべついむきになってぺちゃくちゃ喋ってしまった…


「ちぇーんてん? 何ですか? それは?」

 チェーン店を説明するには……

「コンビニとか、スーパーとかかな?」

 そう! コンビニが一番の例だ! シックステンやソーソンなどが代表的な例だ。

「こんびに? すーぱー? 何ですか、それは?」

 あっここが異世界って忘れてた……

「えっと……店かな」

 俺が適当に流すと萌恵さんは

「へぇー」

 納得。

 納得しちゃうの!?

「ツバサく……んって不思議だね……」

 いきなり萌恵さんが根も葉も無いことを言い出す

「えっえっえっ!? なななななな何が!?」

 動揺しすきだぁ! 怪しまれんだろ!

「変な格好……だし……」

 俺はベンチから落ちそうになる。

 そっち!? 何で服!? 確かに元の世界の服を来っぱなしだけど! 変なんだったら後でこの世界の服買いに行こうかな……

「あのあの、自分のか……買い物に付き合って頂けませんか?」

 ん? 今なんて?

 俺はもう一度聞き直す。

「え? 何て?」

「あっいえあのそのあの忘れてください。自分は、これで……」

 萌恵さんさんがベンチから立ち上がりその場を去ろうとしていた。

 買い物? この主人公に二話位に殺されそうな顔してる俺と?

「えっと……何の買い物?」

 俺は、萌恵さんを腕を掴み、引き止めて聞いていた。

 うわぁぁぁぁ~なにしてんの俺!? バカなの死ぬの!?

「うへぇ!? なっ! ……服を買おうと思って…いたたたた!! 腕、腕を離してください!!」

 なにしてんの!? 馬鹿なの!?

「ちょっ! 痛いです! 腕! 痛いです!!」

 俺は、5分位萌恵さんの声が聞こえないでいた。

××××××××××

「ごめんね……」

「あっいえ大丈夫です……自分回復魔法得意ですから」

 俺と萌恵さんは、服屋さんに入り服を見ていた。

「えと……ここは、男の子用の服や女の子の服、男女兼用の服が、有るからツバサく……んも服を買えますよ」

 へぇーなるほど。じゃあここで適当に服を買おうかな……
 俺は、防具エリアに入った。
 変な人に絡まれるとは、まだこのときは知るよしもなかった……

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