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異世界で災害使って無双する(仮)

水無月 葵

#10 白銀の新メニューの考案と納豆作りとドッペルゲンガー①

 俺は不味すぎるオムライスを吐き出し水を大量摂取する。

「こ、こんなの食べ物じゃねぇ!」

 俺はスプーンでオムライスを潰す。

「これも失敗かぁ」

「失敗って何だよ!? 怖いわ! 毒とか入って無いだろうな!」

 俺は潰れたオムライスをスプーンで突つきながら聞くとリョウは、


入れてない」


 って何だよ!?

××××××××××

 シャルさんに聞くと、白銀の新メニューを考案中らしい。そしてジャパに伝わる《オムライス》を作ってみて、毒味を俺にさせて、出すかどうかを調べているらしい。

 おいっ!

「なるほど……新メニューか」

 俺は頭を掻きながら考え込む

 今俺達は大きめの机の端に座り、白銀の新メニュー会議を進める。

「じゃあマトマのスープはどうですか?」

 まず最初に提案する萌恵。

 それに対してのシャルさんの答えは

「マトマのスープねぇ……採用! 普通に美味しそう!」

 なんと一発採用!

 良かった良かった! 無事白銀の新メニューが決まってほんと良かった!

 俺は、感動しながら椅子から立ち上がりその場から逃げようとする……が

「ツバサ君! どこに行くんだい?」

 見事にシャルさんに止められる。

「はい……すいません……」

 俺は自分が座っていた椅子に座る。

「覚えてるでしょ? 一人最低一回は発言するって事を」

「はいしっかりと覚えてます」

 俺は頭を下げ、「どうぞ続けて下さい」と小声で言う。

「じゃあ続けるよ」

 白銀の新メニュー会議は、まだまだ続く……

××××××××××

 あれからあーでもないコーデもないと続けて約十分が経過……俺は新メニューをやっと閃く。

「……納豆」

 俺のほんの呟きにもシャルさんはしっかりと聞く。

「なっとう? それはなんだい?」

「俺の好きな食べ物です」

 納豆にシャルさんは釘づけだった。

 あれ? ジャパ料理で納豆ってない?

 俺は萌恵に聞いてみたが納豆はこの世界に存在しないらしい。

「ツバサ君! 是非なっとうの作り方を教えて!」

 シャルさんにお願いされる。俺は仕方なく納豆の作り方を久々に使うスマホで調べた。そして、検索結果で出てきたサイトをポチっと押して、レシピを見る。

「えっと……まず大豆百グラムから千グラムを用意してください」

 俺はレシピの用意するものを読み上げる

「大豆だね? ちょっと待ってて」

 シャルさんは厨房に行き、大豆を持ってきた。

「次に……納豆菌? 納豆菌ってあります?」

「なっとうきん? なんだいそれ? 残念ながらなっとうきんは、無いねぇ」

 あっ! 終わった……納豆菌!! ……あれ? 待てよ俺納豆買った気が……しないよなぁ……仕方ないしゃくだけど馬鹿女神に助けを求めるか……っとその前に

「えっとじゃあまず……大豆を寝かして下さい、一日ほど……」

 俺はとあるサイトの手順の最初の部分に書いてある手順を言う。

「一日寝かした大豆の方がいるの? ちょっと待ってて……」

 と、言いながらシャルさんはさっき持ってきた大豆を持ちながらまた厨房へと戻って行った。そして数分後、シャルさんはボウルのようなものを持って、俺たちの元へ帰って来た。

「よしっ! じゃあ次はその大豆を六時間位煮込んで下さ……六時間!?」

 俺は次の手順で驚く。何と六時間も煮込まないといけないからだ。

「おいっ納豆ォォ! どんだけ時間掛かるんだよ! ……いやっ待てよ……誰か時間を進める魔法とか知ってないか?」

 俺は時間進行魔法の存在を確かめる。と、

「あっ! 師匠! こんなこともあろうかと、魔導書を買っときました! 是非使って下さい!」

 リョウの持っていた鞄から紫色の分厚い辞典みたいな本を取り出した。

「おぉ! たまには役にたつんだな!」

「たまにってなんすか!?」

 リョウに本当の事を言い本を受け取った。

「ええっと……時間進行魔法はっと……」

 本をペラペラとめくりながら俺は目を通しながら時間進行魔法を探す。

「あっ! あったあった。って有るんだ!? ……ええっと……『時間進行魔法は物体の時間を進める事が出来る事が出来る魔法です。この魔法は基本的に誰でも習得出来る魔法なので手軽に使えます。人や動物など生きている物体には効果は無いのでご注意を! 時間進行魔法の呪文→アドバンスタイム』……なるほど使えるな! じゃあさっそく……」

 時間進行魔法の説明を読み終わり、アドバンスタイムと唱えようとすると萌恵にストップを掛けられた。

「つ、ツバサ君! 魔法はいきなり使える物ではありませんよ! それなりに練習しなければ……」

「《アドバンスタイム》!」

 俺は萌恵の言葉を無視して火の点いているカセットコンロと、その上に置かれている大豆が入った鍋に時間進行魔法を掛けた。すると鍋には水滴が付き始め湯気が出始めてき、良い臭いがしてくる。

「そろそろ良いかな……」

 俺はアドバンスタイムを解除し、カセットコンロの火を消す。

「……やけに静かだな?」

 俺は静かすぎるこの時間を不審に思い後ろに振り向く。するとそこには……

 腰を抜かしたリョウとシャルさんと、目をギンギラギンに輝かせている萌恵の姿があった。

「えっ? 皆どうしたの?」

 俺の掛け声に三人とも一気に反応する。

「「「えぇぇぇぇぇぇ!?」」」


 とても耳障りな声が聞こえてきた。

××××××××××

 あの後色々聞かれたが尺の問題で省かさせてもらう。良いよね? うん良いことにしよう!

「これで納豆プロトタイプが完成だな」

「ぷろとたいぷ?」

 物知りたがりの萌恵が馴れない単語に戸惑っている。そんな萌恵にプロトタイプの意味を教えてあげる。

「プロトタイプとは、完成間近の事を言う!」

 僕の得意の知ったかぶり発動! 異世界だから知ったかオーケーなのだ!

「なるほど! 参考になります!」

 ならんだろ。まぁ良い。そろそろを実行するか。

 俺は萌恵達に「トイレに行ってくる」と適当な事を言ってその場を一旦立ち去る。

 俺はトイレに入り、それから馬鹿女神に電話を掛けた。

「もしもしぃ? ツバサくぅん? どうしたのぉ?」

 良かった……は、忘れているようだ。

 俺は安心して、相談する。

「あの……すいません。納豆をくれませんか?」

「えっ?」

 そりゃそうなるわな!

「納豆をくれませんか?」

「納豆? 別に良いけどぉ何に使うのぉ?」

 馬鹿女神の癖に変に慎重だな。さらっとくれると思ったのに。

「納豆を作りたいんですよ」

 僕は本当の事を伝える。

「なるほど! わかったぁ良いよぉ。回りにだれもいなぃ?」

 やっぱ馬鹿だぁ!

 僕は回りを見渡し、誰もいないことを確認し、

「誰もいません」

 と、告げると、目の前にさっきまで無かった納豆が入っているビンが置かれてある。

「はい! じゃぁね! 実は寂しくなったぁんでしょ?」

 ありがた……覚えたやがった!

「なわけあるかー」

 僕は送話口そうわこうに向かって怒鳴る。

「ごめんごめん嘘だよぉ。そっち世界が楽しいのは分かってるからぁ、じゃあねぇ!」

 プツンと言う音が聞こえて来てプープープーと耳障りな音が聞こえて来る。

「何でこっちの世界が楽しいってわかんの!? 神かよ! あっ馬鹿女神だった」

 俺はわけわからない一人ツッコミをしながらながら目の前の納豆を取り、シャルさん達がいるキッチンへと戻った。

××××××××××

 シャルさん達がいるキッチンへと戻ると椅子に座って何かを考えて混んでいるシャルさんと机にもたれ掛かっている顔の色が悪い萌恵と、頬が赤いリョウがいた。

 何が起きたんだよ! 喧嘩? 戦争? war戦争

 俺はそんなこと気にせずにシャルさんに話しかける。

「待たせてしまってごめんなさい! さて、じゃあ納豆を作りますか!」

「あ、うん……」

 シャルさんは元気の無い返事をする。

 ほんとにこの数分間で何があったの!? いやっまぁ考えても無駄だな。今は納豆を作るのに集中しよう

 俺は納豆プロトタイプに納豆をまぶす。

「ツバサ君、それはなんだい?」

 ちょっと元気を取り戻したっぽいシャルさんが聞いてくる。

「これは納豆ですね。納豆を入れることでで納豆を作る事が出来るらしいですよ?」

 俺は納豆の作り方を説明を丁寧にするが訳がわからないらしくほったらかしにすることにした。

 瓶に入っていた納豆を全て納豆プロトタイプにいれる。

「よしっこれで後は発酵されたらいいはず」

 俺は納豆プロトタイプをジップロック的な袋に入れて、シャルさんに渡す。

「えっ!? 発酵? 大豆を!?」

 あっ納豆ぐらいだったな発酵する大豆料理は……

「はいっそうですが?」

 俺は呆然とシャルさんを見つめる。

「えっと……何時間位掛かるの?」

 あっ! それを見てなかったな……

 俺はスマホで「納豆の発酵期間」と調べると、

「二、三十分位で出来るらしい……時間進めるか!」

 俺は納豆プロトタイプにアドバンスタイムを掛けて発酵させる。発酵させていくと粘りけが出てきて僕はアドバンスタイムを解除する。そして袋から納豆プロトタイプを取り出す。

「うっ何この臭い……」

「確かに臭いです」

「師匠! まさかの失敗!?」

 次々に納豆プロトタイプの批判が飛び交う。

 まぁそうだろうな。この世界の人は納豆の臭いを嗅いだことに無いもんな。

 俺は納豆プロトタイプをお皿に移し、シャルさんに醤油を持ってきて貰った。その醤油を納豆プロトタイプに掛けて、皆に出す。

「ほいっ! 出来上がり!」

 皆は最所は抵抗していたが一分後位にやっと口に運んでくれた。

「どうかな?」

 俺は皆の顔を伺う。数十秒後皆の顔色が変化し、

「「「美味しい」」」

 三人は嬉しそうに褒めてくれた。

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